日本人ニューヨーカーのサイトで見つけた記事をもとに、フラッシングにランチを食べに行った。メインストリートから外れた小道にあるその中華料理店には車で行ったのだが、近辺が工事の嵐で駐車スペースが皆無。結局店からは地下鉄の駅より遠い巨大有料駐車場に止めて、雪が降る中、徒歩で向かった。
「大江南北」(日本語の読み方不明)というそのお店、
Yamaさんのコラムにある通り、テーブル・ブースが各5卓のこぢんまりした装い。入り口脇のガラス越しでは割烹着を着たおばちゃんが餃子などを作り(僕が帰る時には茶碗に入った何かを掻き込んでいた)、白い壁には直筆の漢詩と滝のある森の絵が描かれていた。ウェイトレスのおばちゃんは皆チャイナドレスが腰の辺りで切れたトレーナー(?)に黒ズボンをはいていた。どうやら制服らしい。
大食い二人で行ったので、まず外せない蟹と豚の小龍包「蟹粉湯包」。蟹味噌のコクの強さという点では、西海岸からはるばる来た友人を魅了したJoe's Shanghaiこと鹿鳴春の方がすごい。何せ食べた翌日、僕の顔には吹き出物が出来た。ここの小龍包は蟹味噌、豚挽き、そしてスープの味をバランス良く味わえる。どちらも、凄く美味しい。