plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

プリン1丁、いや1斤か?

2008年11月25日 | 食生活
久しぶりに大ポーションの食べ物に遭遇した。

所は買い物に出かけたアストリア。3時頃だったので連れとお茶をすることに。ただしあまりゆっくりする時間が無かったので、わざわざ給仕してもらう店でなくてサクっとできるベーカリーに入る。座れる場所は3つのスツールだけ。ショーケースの中に大きなトレイに入った自家製フラン=ラテン系プリンが。後でよく見たらトレイの中で既に尋常でない大きさに切り分けられていたのだけれど、一切れ$2.75ならそれほどでかくないだろう、と注視せずにコーヒーと一緒に注文。

ピザを載せるのと同じ紙皿にズシリと載っている四角い物体は豆腐ではない、プリンです。大きさは豆腐1丁分だけどカロリーは一体何丁分あるのだろう?

連れが注文したデザートはコーヒーの蓋付き紙コップに入れてお持ち帰りしてもらい、2人掛かりでなんとか食べた。こうなるともう「軽くベーカリーでお茶を」ではなくしっかり腹ごしらえになった。

意味を知っていれば書けるはずの言葉

2008年11月23日 | ニューヨークあれこれ
クィーンズのとあるスーパーマーケットで買った胡麻の袋に、3つの胡麻レシピが。明らかに日本国外で印刷された文字の数々。

今までにも「ジャイアントコーン」ではない「ジャイアントコーソ」や「マーガリン」ではない「アーガンリ」などの腰砕け誤字を沢山見たが、今回のはそうあからさまではなく、ここまで日本語らしくしながら惜しい、というもの。

まず最初の「煮出汁」に「し」を挿入すればダシ汁の正しい呼称なのだが、このままで加工食品の包装に書かれたことはあまり無いだろう。

次の「化学調味料」は昨今のわざとらしくも紛らわしい添加物名の列挙に比べればあまりにもストレートな表示で、むしろ清々しささえ感じられるが、最近の表示にはあまり使われないか、列挙の最後に辛うじて載るかどうかというところ。

最後は「砂醤」。レシピから考えてこれは砂糖だろうが、あまりにも見当違いの漢字が堂々と「砂」と組み合わさっているので、実は粉々にした醤=ひしおというものがあるのか?とググってしまったほど。

このようにところどころの「日本人だったらこうは書かないという言葉」が少し気になる。でも真の問題はこんなことではない。

中身が人間にとって無害なものだけで作られていれば、包装にどんな誤字があっても良い。でも現実には包装がいい加減なら中身もいい加減だろうと思われて当たり前。そうでなく、完璧な日本語で印刷された包装の中身には有害物質がテンコ盛りというのは、見ただけではどうにも判らないのだから怪しいだけではない。恐ろしい。

消費者が本当に中身を知り、食品を自分で選べるようになるのは一体いつなのだろうか?

Recently....???

2008年11月16日 | ニューヨークあれこれ
「歴史的」大統領選が終わってから既に10日が経ち、



再来週の木曜日は七面鳥の丸焼きを食べる日だというのに、今日通り道の一角に散らばった色鮮やかな落ち葉を撮った時、上半身に着ていたのは長袖Tシャツに薄手のパーカーのみ。まるで10月初旬並みの暖かさ。



こんな日の後いきなり冬将軍が現れたら、さぞ寒く感じるにちがいない。



その時はその時で、いろんな生き物が駈けずり廻るのだろう。



でいろいろな人達は火を噴いて暖まって酒を呑んでいることだろう。


不要になった道具はただ放り出せば良いのか

2008年11月13日 | ニューヨークあれこれ
先週散歩中にふと道端を見たら、青色のiMacがゴミ袋の横に捨てられていた。モニターとデスクトップがおむすびみたいなケースに入っている。3世代目のiMacだと思う。



確かに毎年のように高性能で低価格のコンピューターが発売される昨今だが、これを捨てた奴は今まで散々世話になったはずの道具を祖末にしすぎている。それに今ニューヨーク市では家電を勝手に捨てるのは禁じられている。ここに利己的な能率が最優先されるお国柄の一端がよく表れていると言ったら言い過ぎだろうか?更にこれを見かけた散歩から帰宅した時、今度は自宅のあるアパート前のゴミ捨て場にまた一台、緑色のiMacが捨てられていた。

近所の救世軍salvation armyの小売店に持って行けば再利用されるし、雀の涙程度だけれど節税にもなるのに・・・。

独特の音色と叩き具合

2008年11月10日 | 音楽
以前にもこのブログで書いたが、どんな楽器でも長年演奏していると音色への感性は変わる。そうなのだけれどもし初めて所有した楽器が自分にとって大当たりだったら、後々嫌いになろうが何だろうがその音色は生涯忘れないだろう。個人的には音色だけでなく叩き具合、或は弾き具合、もしくは吹き具合がよろしく、見た目も最高とまでは行かなくても嫌いなところは無し、という要素全てを満たした楽器だけががその人にとっての大当たりだと思っている。

先日、その大当たりが一台ふと目の前に現れたので即決購入。Ludwig社製で1970年代後半に作られたsupra phonic というスネアドラム。フォルテでの軽くスカァーン!と抜ける乾いた音と、ピアニッシモでの、ピッタリハッキリ反応するスネア(共鳴側にあるコイル状の針金の束)の音を聴いて、高校時代に生まれて初めて買ったドラム=Ludwigの80年代製スネアドラム、の音が耳の中で瞬時に甦った。胴体の深さが1インチ半短いことを除けば材質、口径、形状が同じなので音色が酷似しているのは当然だろう。

これからしばらく不景気が続きそうだっていう時に特別破格でもなかったものを即決で買うことは無かったかもしれない。それにこのドラムはそれほど希少価値があるものでもないし、Ludwigのカタログ上最高級な訳でもない。しかし音色と叩きやすさの基準は僕自身の耳と手なのである。客観的に良いかどうかは関係ない。以前から幾度となくこの音色を持つドラムを求めて、現在出回っている同モデルをドラム屋で試奏してきた。しかしどれもこれも音色も叩き具合もまるで違って叩き辛かった。今手元にあるドラムは叩き易く音が良く鳴る。もしこれをネットショッピングで買っていたら現物を手に取るまで判らない部分があるけれど、現物を自分の目と耳と両手で試奏して決めたのだから、自分は買うべくして買ったのだと思っている。

Halloween

2008年11月01日 | ニューヨークあれこれ
今年もやってきました仮装大会、じゃなかったハロウィーン。日が暮れる頃の帰宅路では、魔女やら怪物やらどう見てもあり得ない看護婦とか警官とか、ミツバチなどの格好をした大人と、最近のアニメキャラの格好をした子供があちこちにいた。今日は9月下旬並みに暖かったからいいけれど、コスチュームによっては寒そう・・・という人も。