7月8月の出張シリーズが終わったので、今週からまた腰を据えて自分名義の火曜日のジャズギグに臨んでいきます。
先週共演したのはギタリストの増尾好秋さんとベーシストの奈良岡典篤君。
火曜日の午後7時スタートのこのギグは、ライブバンド目的というよりも仕事帰りにふらりと立ち寄って一杯ひっかけていくお客さんの方が多い。とはいえ、演奏している身としてはいくら演奏が自分的に良くても、お客さんが一杯も飲まずにとか、一杯だけ飲んでそそくさと帰ってしまうと大いに気になる。
嬉しいことにこの日は殆どのお客さんが長居して聴いてくれた。その中にはジャズピアニストのMihoさん、フルート奏者/エンジニアの志展さん、ピアニストの海野さん、そしてセカンドセット全曲でアルトサックスを吹いてくれた洋祐君がいる。
プロのジャズメンとして30年以上のキャリアを持つ増尾さんは、日本での学生時代に渡辺貞夫グループでプロデビュー。その2年後渡米して以来、今日までニューヨークを拠点に活躍している。その間ロイ・ヘインズ、チック・コリア、リー・コニッツ、エルビン・ジョーンズ、ラリー・ヤングなどの一流ジャズメンと共演してきた。それだけでも異例のことなのに、テナーサックスの巨匠ソニー・ロリンズのバンドに通算6年在籍という途方もない経歴の持ち主である。また今年は通算16枚目のリーダーアルバムを発表している。
演奏中はギターとベースの音に耳を傾け、自分でイメージできる範囲で明確なビートを叩く。または自分で叩いた音に反応した彼らの音をまた聴く。その結果バンドのサウンドがまとまり、一曲一曲にクリアーな表情がついた。まるで音に形があるように、楽器が鳴っている周りの空気が一瞬でピシッと引き締まったり、ふわ~っと広がるのが手に取るように感じる。こんな体験が楽しくない訳が無い。その一方であの曲のあの時に違うことを叩いていたらどうなったのか、というよう想像が尽きない。これは自分の演奏を違った角度から省みる良い機会になる。
長年のキャリアを持ちながら今でも精力的に演奏し続けている根っからのジャズギタリスト、増尾さんとの共演は来週も同じ火曜日に同じ所で予定していますので、NY在住の方は是非お越し下さい。
Arthur's Tavern
先週共演したのはギタリストの増尾好秋さんとベーシストの奈良岡典篤君。
火曜日の午後7時スタートのこのギグは、ライブバンド目的というよりも仕事帰りにふらりと立ち寄って一杯ひっかけていくお客さんの方が多い。とはいえ、演奏している身としてはいくら演奏が自分的に良くても、お客さんが一杯も飲まずにとか、一杯だけ飲んでそそくさと帰ってしまうと大いに気になる。
嬉しいことにこの日は殆どのお客さんが長居して聴いてくれた。その中にはジャズピアニストのMihoさん、フルート奏者/エンジニアの志展さん、ピアニストの海野さん、そしてセカンドセット全曲でアルトサックスを吹いてくれた洋祐君がいる。
プロのジャズメンとして30年以上のキャリアを持つ増尾さんは、日本での学生時代に渡辺貞夫グループでプロデビュー。その2年後渡米して以来、今日までニューヨークを拠点に活躍している。その間ロイ・ヘインズ、チック・コリア、リー・コニッツ、エルビン・ジョーンズ、ラリー・ヤングなどの一流ジャズメンと共演してきた。それだけでも異例のことなのに、テナーサックスの巨匠ソニー・ロリンズのバンドに通算6年在籍という途方もない経歴の持ち主である。また今年は通算16枚目のリーダーアルバムを発表している。
演奏中はギターとベースの音に耳を傾け、自分でイメージできる範囲で明確なビートを叩く。または自分で叩いた音に反応した彼らの音をまた聴く。その結果バンドのサウンドがまとまり、一曲一曲にクリアーな表情がついた。まるで音に形があるように、楽器が鳴っている周りの空気が一瞬でピシッと引き締まったり、ふわ~っと広がるのが手に取るように感じる。こんな体験が楽しくない訳が無い。その一方であの曲のあの時に違うことを叩いていたらどうなったのか、というよう想像が尽きない。これは自分の演奏を違った角度から省みる良い機会になる。
長年のキャリアを持ちながら今でも精力的に演奏し続けている根っからのジャズギタリスト、増尾さんとの共演は来週も同じ火曜日に同じ所で予定していますので、NY在住の方は是非お越し下さい。
Arthur's Tavern