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plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

レギュラーギグ

2006年09月28日 | 音楽
毎週火曜日に、このニューヨークで自分名義のバンドで演奏できるというのは本当にありがたいと思う。昨晩は久しぶりにピアノのソーン君と共演。ヨーロッパとアメリカを頻繁に往復する彼とはまた2週間後に共演する予定。

上の画像がライブ会場です。

これってタンデム自転車?

2006年09月27日 | ニューヨークあれこれ
仕事帰りにふと見た道端に上の画像にある自転車が。画質が悪いのでわかりづらいかもしれないけれど、普通の自転車のサドルの下からもう一つのパイプが伸び、前輪が無いもう一つの小さい自転車がくっ付いている。さらにメインの座席の前方にはチャイルドシートが付いている。後ろの小さい自転車は子供用だろうけど、なんだかとても運転しづらそう・・・。

Back to work here in NYC

2006年09月17日 | 音楽
日本から帰ってくる度に悩まされる時差ボケを何とか克服しつつ、ミッドタウンのCampbell Apartmentへ。このお店はグランドセントラル駅ビルの中にあるのだけれど、この日僕が演奏したのは夏の間だけ出店している箇所だった。

グラセンビルの出入り口のうち、バンダービルト通りに面している所が少し奥まっている。ほんの数年前までその出入り口前のスペースはタクシー乗り場だったが、911直後から車両が一切入れないように封鎖されている。とはいっても歩行者は出入りできるし、かつてのタクシーの停車スペースはそのまま残っている。それを活用しない手は無い、てことで数多のレストランが通りにテーブルを並べるような感覚でCampbell Apartment はそこに簡易バーと客席を設けたようだ。

天井はあるけれど屋外というこの空間、飲酒と喫煙に関する法律的には室内とみなされているようで、お酒の入ったグラスは通りに持ち込めず、逆にタバコは通りで吸わなければならないようで、なんだか見ていて少し滑稽だった。下の画像でいうと、テーブル及び右側下の一段上がった所では喫煙出来ず、左側の太い柱の向こう側ならOKだそうです。


photo by 帆

また太平洋を越える日が

2006年09月10日 | アメリカあれこれ
今回の日本滞在もそろそろおしまいに近づいてきた。約1ヶ月前に到着した時、自分にとって15年振りの日本の夏は蒸し暑かった。そして9月中旬になろうとしている今日も、ここはまだ蒸し暑い。

数日前東京の下町で、見慣れた英単語を幾つか見かけた。確かにニューヨークにあるタバーンで僕はまた演奏するわけだけど・・・あまり関係ないと言う感じですね。向こうでは見かけないフォントだからかな?

黄色の上着という名の楽団

2006年09月09日 | 音楽
先日友人に連れられ、ブルーノート東京へ。もう20数年間も演奏活動を続けているイエロージャケッツというバンドを聴きに行った。

4人のアメリカ西海岸を拠点とするミュージシャンで編成されたこのバンドが奏でる音楽は、長い間フュージョン好きに人気がある。楽器構成はサックス(時々電気サックス)、各種キーボード、電気ベース、ドラムス。

イエロージャケッツを一聴すると、おおよそ西海岸風の爽やかなインストルメンタルものだが、実は変拍子を取り入れたり、技巧的に高度な編曲の曲が少なくない。こういう曲は簡単には演奏できない。優秀なメンバー同士の息が合ったバンドでない限り、難しい曲を簡単そうには聴かせられない。聴く側が困難に感じる時、大抵の場合演奏者がその曲をよく理解していない。要するに消化不良ですね。

この消化不良の症状はアレンジに表れることも多い。例えば既存の曲を異なるアレンジで演奏する場合。雰囲気を変えるためによく原曲とは違うリズムにする。ジャズの曲をラテンリズムで、とかシャンソンをスイング風で、など。しかし取り入れるリズムが世界のどの地域から生まれて、どんな歴史的背景をもっておるか、てな部分の基本的なところを理解していないと、トンチンカンな曲になる。またリズムだけでなく、やたらと原曲とは違うキーにしてみたり。それ自体悪い事ではない。またボーカリストが自分の声域に合わない場合移調はやむを得ない。ただ、既に存在する曲を演奏する前によく消化してね、と言いたいのです。

一例として、レゲエには長い間奴隷として苦しめられて来たジャマイカの人達の想いが詰まっている。巷には、それを知らずにただ演奏する曲をゆったりとした感じにしたいとか、いつもやってるこの曲、たまには違うリズムでやってみるべぇ、なんていう上っ面を撫でただけにしか聴こえないものが存在する。

なんだか話しの逸れ方が脇道なんてものでなくなってしまったので元に戻すが、一人のミュージシャンとして僕はイエロージャケットを尊敬している。それは、殆ど自作曲だけを演奏するインストバンドとして20数年も続けているから。今の音業界でこんなバンドはとても少ない。今日まで続けていられるのは、「これがイエロージャケッツ!」という樹木で言えば幹の部分がしっかりしているから。そして同じ曲を何度も何度も演奏するが、頻繁にアレンジを変えているから本人達も聴き手も飽きない。アメリカ人のバンドだけど、日本語の格言「継続は力なり」を体現している。

ライブジャズ@G.H. Nine

2006年09月08日 | 音楽
昨晩のライブでは、アコースティック楽器だけのカルテットでジャズを演奏した。
サックスの臼庭さんが音頭を取って集めてくれたこのバンドで、数年前から、いや飛び入り体験から数えたら10年以上も僕がご縁のあるG.H. Nineというライブハウスに出演。

主にピアノトリオのライブを大切にしてきたこのお店を、今となっては老舗と呼ばせて頂きたい。数多くの優秀なミュージシャンを輩出してきました。ちなみに、去年の11月に僕がここで帰国ライブをした時にビデオ撮影をさせて頂いたものが、ホームページにアップされています。

この日もお蔭様で盛況となり、お越し下さった方々にこの場でお礼申し上げます。
とりわけ最初から最後まで聴いて下さったみなさん、本当に感謝します。

モダンジャズ史上、サックス、ピアノ、ベース、ドラムスという編成で一体どれだけの名演が生まれたか? なぁんて事をまともに考えていたらドラムのスティックを持ち上げることすら出来ず、そうすると仕事にならないんで考えずにステージへ。演奏した中の一人としては、相当大きな割合で様式美を含むモダンジャズを2006年という年に演奏するのだから、活き活きとした音を出したい。端的には「温故知新」がしっくりきました。

今回の帰国ライブの3本全部に言えるのだけれど、この晩もドラムで始まる曲を除けば、演奏が始まった途端バンドの音が楽しくて、そしてドラムでその楽しさに反応するうちにステージが終わってしまった。ほほ初共演だったピアノの藤沢さん、全くの初対面でもそれを感じさせない気さくな安田さん、どうもお疲れさまでした。

一つ残念だったのが、あくまで僕個人が後日聴き直すためだけに使う道具に粗相があったこと。予想していたよりまるっきり前倒しで電池が消耗してしまい、それを始終チェックしていたから臼庭さんに「あの、電気屋さん? もう直りましたでしょうか?」なんて冷やかされたりして。いや演奏中にぢぁないですよ。それにしても臼庭さんとこういうストレートアヘッドなジャズをやれたのは僕的に大きな出来事でした。

いずれにせよ演奏で粗相はなく、出演者もお客さんも無事終電前に帰途に着いたのでよろしいのではないかと。これも藤原さんを筆頭にG.H. Nineのスタッフのみなさんのサポートのおかげです。演奏後遅くまでくつろいでしまって恐縮です。お疲れ様でした。



明日は下町情緒あふれる団子坂にある千駄木ジャンゴでライブです。これが今回の帰国ライブ最後になります。気合い入れて臨みますのでよろしくです。

満員御礼/ライブ情報#5

2006年09月03日 | 音楽
一昨日のNYJP+のライブにお越し頂いた皆さん、貴重なお時間を過ごして下さり厚く御礼申し上げます。昨日にアップしたかったのですが、昨日は昨日でViolin Summit という楽しいライブに参加させて頂き、立て込んでいました。

ニューヨークに戻るまでもう2つ、都内でライブをやります。
9/6に御徒町のG. H. Nineで臼庭潤カルテット、9/8に千駄木のジャンゴで臼庭潤&平川雄一セッションです。