plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

Played concerts in west coast

2010年04月28日 | 音楽
もう一ヶ月前だけれど、先月末にロサンゼルスとサンフランシスコで、演歌歌手JEROのコンサートで演奏した。









基本的に彼のCDや前回までの日本ツアーでの内容を忠実に再現するということで、普段僕が演奏しているのとは異なる仕事内容だった。おまけに演歌を演奏するのはこの年齢になって初体験。今回はオリジナルとともにカバー曲が多数あり、昭和20年代に美空ひばり、五木ひろし、坂本冬美の歌があった。各曲の編曲はド演歌というものからヒップホップ、R&B、80年代ポップロックと様々。とにかく今まで体験したことのないジャンルだったことには間違いない訳で、初演開始ギリギリまでこの年齢で緊張してしまった。それでもJEROもバンドもスタッフも、皆さんしっかり自分の役目を果たす方々なので、とても良い刺激をもらい、一緒に仕事していて本当に充実した時を過ごすことができた。

ところでロサンゼルスには、在米19年目にして今回初めて訪れた。まだ東京では雪が降り、ニューヨークのアパートには暖房が入っていた頃だったので、雨の日が続いた西海岸もそれなりに寒かった。少なくてもTシャツと革ジャンだけではとても凌ぐのが辛いくらいに。次回は是非暑いけどカラッと乾いた頃に行きたい。

ただ泊まったホテルもコンサート会場もリトルトーキョーの中だったので仕事には全く差し支え無し。また、食事に行った店も全て徒歩5分以内。その狭いエリアに美味しい居酒屋とラーメン屋が幾つかあったので、ニューヨークに帰ってから体重計に乗ったらとんでもないことになっていた。

今回オフの日を頂いていたので、その日はタクシーでなく敢えて地下鉄でハリウッドまで。リトルトーキョーでは路面電車になっている。





表示文句は大抵4ヶ国語。日本語がただ英単語の和訳を英文法のまま並べているのがたまらない。

目抜き通りから車で数分のところにある、某R&Bシンガー/プロデューサーのレコーディングスタジオで専属エンジニアをしている友人と数年振りに会い、ランチをご馳走になった。



その後目抜き通りを少し散歩。雰囲気はラスベガスの目抜き通りと同じで、その規模とバカバカしさが少々抑えられた感じ。何でもいいから目立つモノが良いというコンセプトは一緒。





だから刀はもちろん、楽器さえケバいというか何も言いたく無くなる色を塗られて叩き売りされている。











NYでは結構稼いでいる人達も地下鉄に乗るけれど、LAでは結構稼いでいない人達も大勢車に乗るせいか、地下鉄でスーツを着たサラリーマンタイプは殆ど見かけなかった。