plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

NGW 2009 in NY

2009年09月01日 | 音楽
毎年夏に行われるNGWのドラム講師として、ウェストチェスター郡に出向いた。この合宿形式のワークショップ、今までコネチカット州の同じ会場で10回以上講師を勤めたけれど、今回は初めてSUNY、ニューヨーク州立大学の一つ、Purchase Collegeの音楽科施設を間借りした。

芸術系を含む総合大学なのでキャンパスは広大。夏休み中だったので、芝生上のアヒルの群れを含む(?)、複数の団体が利用していた。

ちなみに構内には生物学科の設備だろうか、牧場にあるサイロがある。

各教室にはアップライトピアノがあり、コンサートホールにはパイプオルガンが常設されていた。さすがは音楽科棟。

しかしパイプオルガンが荘厳と鳴り響くように作られたホールで、ドラムセットやエレキギターを鳴らしたらどうなるか、想像するのは難しくはない。初日の講師ミーティングでホールに足を踏み入れた時、思わず「あちゃー」と日本語でつぶやいてしまった。おかげでこの2週間で、音量を絞って演奏する良い練習ができた。

NGWのプログラムには、毎週特集されるジャンルがある。僕が参加した第3週目はロックとファンク、第4週目はブルースだった。ブルース週のゲスト、ロベン・フォードさんと数曲共演。彼は以前もこのワークショップに招かれたことがあり、その時も共演した。今回はギターワークはもちろん、歌声もかなり味わい深いものになっていた。

この不景気の時期にほぼ一週間の時間と決して小額ではない参加料を払って来た今年の受講生のレベルは例年以上に高く、教える側としても充実したワークショップになった。