plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

私の町の食糧調達事情 其の一

2005年02月27日 | 食生活
歩行可能範囲内に於けるチーズ・ソーセージ・シーフードの豊富な供給源に加え、自宅近辺にはピタブレッドの工場があることが判明した。いや別に工場に行ったわけではなく、近所で買ったピタの袋を見たら、えらく近場の住所が記されていた。

そのお店、買う時々によってピタが一袋50セントだったり1ドルだったりする。ほんとうにそうなんです。どうやら新鮮な間は1ドルらしい。今日も一袋6枚入り1ドルだった。残念。でもまだオーブンの炭の仄かな香りが残って香ばしい味がするから良し、としよう。一応ポケット型なんだけれど、かなり薄い作りなので、無理矢理こじ開けず、ピザ生地のように上に具を載せてオープンサンドにするのが手っ取り早くてしかも美味。実際、トマトソース、チーズ、ハムを載せてオーブントースターで焼いたら、ニューヨークの中級レベルまでだったら軽~く吹っ飛ばせるthin crust pizza、生地部分が薄いピッツァが味わえる。

一昨年ホームベーカリーマシンを購入以来、すっかり既製のパンを買わなくなった。出来合のパンにどれほど保存料が入っているかは、味と食後のお腹の具合を自家製のと比べれば恐ろしい程良~く分かる。ただ、せっかく家賃に含まれているのに、僕宅のオーブンはずっと使用不可になっているため、ホームベーカリーマシンはあっても、フランスパンやイタリアパン、そしてピタブレッドが焼けない。でもこんなに近くにピタ工場があるならいいや、別に。

今日はピタに、数週間前から冷蔵庫にあるデーニッシュ・ブルーチーズとマッシュルームの薄切りを載せて焼いた。美味すぎ。ピザ屋でスライスを買うのすらもう阿呆くさく思えてくる。サンドイッチなんていう、な~んも考えずにササっと作るものを、大層にナイフとフォークとナプキンが載ったテーブルで、他人に作って持って来て貰って食べるってのもいかがなモノか。今日の買い物の帰り道に、近所にしては子洒落な「カフェ」でサンドイッチを食している人々を見かけた時、そう思った。そこまでして食べるものと言ったらやはり握り寿司でしょう、天麩羅そばでしょう、カツ丼でしょう?普通寿司は握らないし、揚げ物って自宅ぢぁ面倒だし・・。という「面倒」路線を押し進めて行けば、やっぱりサンドイッチは人に作ってもらったものでないとね、てなる訳だ・・・。

間近からのマンハッタン

2005年02月27日 | アメリカあれこれ
1メガピクセルの携帯カメラで撮ったこの写真は、イーストリバーからマンハッタンを写した。

斜光なので高層ビルの南側にしか光が当たっていない。ビルより川寄りの所は直ぐ崖になり、さらに水面に近いところはF.D.R.- フランクリン・D・ルーズベルトハイウェイが崖をくり抜いたところを走っている。

かなりの数の背高ビルが狭い所に密集し、そこから余り離れていない崖の下には高速道が敷かれ、その下は川。地震がない地域ならではの造りだ。子供の頃に見た、空想上の地下都市の断面図、みたいなのを思い出す。

sound editing 其の四

2005年02月25日 | 音楽
先日、ここでサウンドエディットというアプリの"envelope"について書いた。プリアンプのように(若干違うが)音を増幅させるこのイフェクトは、音量レベルを絞って録音したアコースティック楽器の音色にしっくりくる、てな事だったのだが、一昨日のギタートリオの音にかけても、まぁまぁ上手くいきました。

マイクを置いた位置が良かったのかも知れない。いや、本当はどこに置けば良いかはわかってるんです。毎週何回も演奏している所だし。ただそこは結構目立つし、スタッフには邪魔なので、遠慮しているわけです。今回は壁を背にした自分のドラムとその隣りのベースの間に置いた。ギターのアンプはドラムの直ぐ前の床。板張りの床なので、直に置くのと椅子などに載せたのではえらく音色が変わる。

マイク位置の高さは1.5メートル程、ステージ後方から客席に向けた。それなりの指向性がある棒状マイクなので、真正面で張りのある声で喋られると、そればっかりが録音されてしまう恐れがあったが、この日はセーフ。それどころか、2セットまるまるしっかり聴いてくれた人が結構居て嬉しかった。

昨日この演奏を取り込んでいたら、一曲だけ携帯電話の発信音に荒らしまくられたのがあって、しばし唖然。トリオ全員手元に電話持ってたからなぁ・・。しかし笑える。いや、大事なライブ録音だから笑っちゃいかん。

今日掲載の写真は、ニューヨークで活躍されている建築家、瀧浦氏に撮影していただいたものです。

Sound editing 其の三

2005年02月21日 | 音楽
MDに録音した自分の演奏をマックに取り込むのに、マクロメディア社のサウンドエディットを使っている。デジテック社のプロトゥールにはとても及ばないが、イコライザー、フェイド・イン・アウト、リヴァーヴ(余韻)といった超基本イフェクト(アメ人はこう発音してる)はあるし、テンポや音程を変えられるから、まぁサンプルした音源で軽くお遊びもできる。同類アプリのピークも試したが、マック、フリーズしまくりorz。

ちと情けないMDの音を改良できねかな、とあれこれいじったが、要のイコライザーとリヴァーヴが使えねー。かなり大雑把な調整しかできぬ。よってしばらくは素直に取り込んでいたが、或る日イフェクトメニューの"envelope"というのが目に留まった。低めの音量レベルで録音したピアノトリオの音源にこのイフェクトをかけたところ、音がぐっと耳に近づいた感じになった。存在感が増した。

"envelope"ダイアログボックスには"maximum gain"を調整する目盛りがある。音誕生後の波形を変えるだけでなく、出力レベルを均一にする"compressor"のような作用もある。
グラフウィンドウの音幅が拡がるから音の出力レベルが概して上がっている。でもdbのメーター上は変化無し。音をアンプみたいに増幅させるならdbも変わる筈だ。。

サウンドエディットのイフェクトには"amplify"ていう、まんまのがあるから、それをかけると確かに、dbレベルが上がる上がる。聴いた感じはこれまた違ってくる。なんていうか、ノイズも何もかも、取りあえず全部大きく育てちゃいましたぁ!みたいで、すご~く荒っぽい仕上がりになる。

結果オーライの作業なんで問題は無いんですが。今のところ、dbが0ギリギリ以下のレベルの音源に限ってまぁ良いかなと言う感じ。初めから音が割れるギリギリのdbだと、ダメ。多分増幅させるスペースが或る程度必要なのだろう。またこの"envelope"、音色から言うと、根拠ははっきりしないけれど、アコースティック楽器にはなんとなくOK、アンプ系はイマイチ。

なんて、少しでもオーディオ詳しい人に読まれたら赤面モノになったが、演奏しか能が無い奴はこんなことも知らないんだぁみたいに笑うってことにして下さい。てか、そんなに録音したものを保存するのに手間かけたいなら、まづマックとMDプレイヤーの間にアンプ入れろよって。てかそれ以前にiMacでそんなにムキになるなって。


或るお父さんの一生

2005年02月20日 | 音楽
去る日曜日の午後、中距離列車に乗って、友人の父君を追悼する会に出席した。ご本人にお会いしたことは無いのだが、その友人とは同じ店で毎週月曜日R&Bやfunkを7年以上一緒に演奏した仲なのだ。その他様々な所でも演奏したし、共通の友達が多いから、仕事以外のつき合いも多い。

隣りのコネチカット州での追悼会は、借り切られたホテルの一室で淡々とも言える雰囲気の中で行われた。故人を偲ばせるのは、テーブル上の数点の写真と、スライド画面に次々と映し出される映像。友人は間違い無くこの父君に似ている。

この故人は若干24歳でピアニストとしてカーネギーホールで華々しくデビューしたものの、当時は不治の病だった灰白髄縁を患い、プロとしての演奏活動を断念せざるを得なかった。しかしまるでそれをバネにしたかのように、作曲家、クラシック音楽の評論家として生涯精力的に活動されたそうだ。

と同時に、6人の自分の子供と、なんと11人の養子を育てたのである。"Because they need a home" と思い、数十年間に渡り、17人の人間を夫婦二人だけで育て上げた。

一度も出会ったことが無い人だが、関わってきた人達の話だけを聞いていて、これほど何かを想ったことは無い。眼に見えるもの、耳で聴こえるもの、鼻で匂うもの、皮膚で触れるもの以外に、この世には人から人へ伝わるものが満ち溢れている。

私の町のインスタント食品事情 其の二

2005年02月20日 | 食生活
一昨日の夕方、自宅から数ブロック離れた肉屋で仔牛と豚のソーセージを購入。おが屑がバラまかれた店内=肉倉庫は、入った途端家畜肉の強烈すぎる臭いが体中にこびりつく。がっちりしたイタリア系のおっちゃんに、「はぁよーどーいん?」と言われつつ向かったレジの脇では、血の染み付き割烹着を着た、痩せぎすで隙っ歯のおやぢがしょーもない事でケタケタ笑っていた。

現在ニューヨーク市クイーンズ地区に住んでいるわけだが、持ち帰り後ほぼ即食べられる食品に結構恵まれている。イタリア系チョップショップ(精肉店)からはステーキ肉、ハム・ソーセージ等。何せ焼けば食えるだから、もうこれはインスタントでしょう。それとチーズ。そのままワインのつまみである。これ系の店はニューヨーク中にある。マンハッタンのHell's Kitchenに住んでた頃も良くお世話になった。

ギリシャ系食料品店からは、タラモサラタ、キュウリ、ニンニクなどのディップ、鯖、鰯等の油漬け(アンチョビも含む)、フェタ等のチーズ、各種オリーヴの実。ポケット形でない、厚めのピタブレッドがあれば、充分満腹になる。お気に入りのタイタン・フードでは自家製菓子類が充実、行くといつもバターと砂糖と卵が混ざった匂いが駐車場を包み込んでいる。

地下鉄で5分ほどの所にだったらインド、中国、韓国のスーパーが密集しているので、野菜・果物・東洋の惣菜は大抵揃う。インド系スーパーの苦瓜は中国のより、沖縄のに近い。

日本食品は、ちょと距離あるけど、運動がてらに徒歩15分、コンビニ・ファミリーマーケットから。(ファミリーマート、ぢゃないのがアストリアならでは)ここでは本物のインスタント食品が手に入る。中華三昧、赤いきつね等々。冷蔵セクションにはばってら寿司もある・・そのまま食べられるからインスタント食品か?値段が・・冗談では無い。

私の町のインスタント食品事情 其の一

2005年02月20日 | 食生活
珍しく昨晩と一昨日の晩、と二日続けてオフだった。夕食は各々ワインとソーセージ、ビールと餃子、とシンプルなメニュー。しかしこの二品、酒のお供という点以外は結構性質が異なる。

ソーセージは、僕にとっては限りなくインスタント食品。餃子も以前は出来合の冷凍モノを愛用してたが、昨年(だっけ?)のゴミ大根餃子事件以来、全ての冷凍餃子とおさらばした。

てな訳で昨晩の餃子は手作りだったのである。前回は皮まで手作りにしたが、今回は差し迫る餃子コンベンションに先だっての準備会合だった都合上、泣く泣く既製の皮を使用した。(はぁ?)中身は、豚挽き、ニラ、醤油、以上。ほんっとにこれだけ。あっもう一つ食材があったけど、ま、これはコンベンションで発表するってことで。

餃子、自分のデフォルトは豚、ニラ、白菜或いはキャベツ(どっちかというとキャベツ)、ニンニク、ごま油、醤油だ。しかしピュアに豚・ニラだけでもメチャ旨。ニラだけでああもスパイシーになるとは・・。

季節外れに暖かい日の上空

2005年02月19日 | アメリカあれこれ
夕暮れと言うにはやや早い頃合いの空を眺めるのが好きだ。その際、雲が無いといけない。360°全て真っ青!というのも好きだけど、そういうのはもっとだだっ広い所で見たいなぁ。

斜めになってきた日の光を受けた雲は、往々にしてくっきりとした光のコントラストを映し出す。それが良い。今の天気は?と訊かれれば「曇り」なんだけど、上には真っ青な空がある、とか「晴れ」なんだけど空の一部をだけ覆っている平べったい雲の下はどう見ても灰色の曇り空、とか。

相反する現象が、スケール大きく同居している。これを上手く写真にするのは楽じゃない。こちらの携帯についているような、1メガピクセル程度のなんちゃってカメラでは特に厳しい。でも余りにお手軽だったから撮りました。

仮に激しいコントラストを上手く描写できても、それだけでは自分の感じた全てはまるで伝わらない。立ち止まってまでして風景を見る時、人はランダムにあらゆる想い出を頭でスキャンし、もう一回風景を見る、またスキャン、見る・・・瞬時にこの「往ったり来たり」をして、風景と想い出を「ひとつ」として感じ取るから。

僕にとって夕暮れ前の空を見て感じるのは、「一日の活動を一端でも終えて、家に帰り、飯を食う。」という事。今まではいつも夏に印象深い光景があった。日中明るい分だけそれがいきなり翳る時は歩く脚を止めて立ちすくむこともあったりして。

2月中旬というのに、外で手袋も帽子も要らないほど暖かい日が続いている。冬なのにこんな良い空を見られた。刻一刻と変わっていき、一ブロック先の郵便局に着いた頃にはもう水色の空は無かった。

Sound editing 其の二

2005年02月16日 | 音楽
自分の演奏をMDで記録する際一番嬉しいのは、録音中勝手にリミッターがかからない事。

スピーチ録音用の小型テープレコーダー(マイクロカセットてゆうんだっけ?これに連動して直ぐ思い出すのがポケットカメラ用フィルム)などに付いていた機能で、いきなり音量がガッ!と上がると勝手にぐうっと落として録音する。音量が低くなるとそれを、んガッと勝手に上げる。何故んガ、かというとリミッターは一呼吸遅れてやって来るから。小声がいきなりがなり声になることがあった。この機能でジャズみたいに音の強弱がしっかりある音楽を録音すると、もうメチャメチャうざい、so goddam annoyyying!!!!てなもんである。音の強弱は立派な表現方法なんだからそこを頭ごなしに均等にされようとして実際は均等にすらなってないってのは超不自然極まりない。

音楽を生で録るには、マニュアルで録音レベルを調整できる機材ていうのが必要最低限、これだけは譲れません勝つまでは。何に勝つんだかわからないけど。

Sound editing 其の一

2005年02月16日 | 音楽
ここ数年、自分の演奏をミニディスク(以後MD)に録音して、マックに取り込んでCDを焼いている。主に共演者に配ったり自分用に残しておくために、です。そうでもしないとすぐマックのHDが一杯になる。残り容量300MB以下になると異様に遅くなるし、うちのiまっく君は。

それにしてもMD、失望感が未だに拭えない、ていうかかなり過剰に期待して買ったものだと反省。まさかMDのコンプレッサーがこんなにしょうもないモノだったとは・・。MDから抽出された音は、はっきり言ってmp3よりショボい。サイズもmp3プレイヤーより大きいから、携帯適性度でも負けてる。

でもmp3ファイルで生音を手軽に録音出来るようになったのは、再生専用のmp3プレイヤーが普及してからしばらくしてではなかったかな?だったらカセットテープより小型で、高音質で、音が劣化しないので使う価値はあった。

などと思いつつ、マックに演奏を取り込む。拡張性がゼロに等しいiまっく君だけど、ステレオミニプラグの入力はある。今こうやって使っているとしみじみとありがたい。くれぐれも接触部分がイカレないよう、細心の注意を以てミニプラグを差し込む。成り行き上、ミニプラグより少し大きい1/4インチプラグにアダプターをかませてあるので、差込口に結構重量がかかっている。何かの拍子で横からツン!っとか一発でもやろうものならステレオプラグがモノラル片ちゃんねるプラグになりそうだ。使えない使えない。

実際手前のMDレコーダー(ソニーぢぁないからヲークマンとは呼べない)のヘッドフォンプラグが見事片ちゃんねらーになってしまった。それはヘッドフォンの端子であると同時に唯一の音声抽出口なのでシャレにならず、チェルシーの21丁目と7アベにある修理屋に持っていった。そしたらなんと、払うのが阿呆くさくなるほどの修理代を要求するではないか。たかがプラグの接続だぞ、おっさん!と言っても埒があかない。なにせ3回修理したらもう新品のMDレコーダーが買えるのだから。

手前のレコーダー、マイク端子は無事だしソニーのMDディスクの一種類だけ相性が悪いけどあとはまぁちゃんと音を書き込むから、これは録音専用として、一昨年里帰りした際、再生専用にMDヲークマンを買った。これは専ら自宅でiまっく君に繋がれ、生演奏音源をひたすらHDに注入している。気軽に持ち歩けるように軽く作られたものを家から持ち出さないとは矛盾していそうだけどこのヲークマン、ヴォリュームのボタンとかボディを開ける所とかが、ちゃちい。こんなんではヘッドホン端子なんてすぐイカレそうだ。ということで室内犬、ぢぁなくて室内ヲークマンになりました。歩いてないって・・。

単純明快画一的食べ物宣伝及び最新市場戦略

2005年02月14日 | 食生活
久しぶりにダンキンドーナツで朝ご飯、という郊外型アメ人として模範的なことをした。別にニューヨークに居てもそういう人はいくらでもいる。ていうか最近のニューヨークに於けるデブ人口の増加は結構すごい。アメリカぢぁ無かった筈のニューヨークがまた一段とアメリカになってきた。

多分シナ盆、とか加州煉瓦式ぴざ、とか「リンゴにたかる蜂」レストランなど今までは郊外アメリカならではの店が、ここ数年でタイムススクエアなどの繁華街にどどどっと進出してきたことと無縁ではないだろう。一食あたりのカロリー高すぎ。

で、ダンキンなのだが、店の様子に何だか物足りなさを感じる。レイアウトはそんなに変わっていないのだが、何かダンキンに来た気がしない。おそらく開業時から殆ど変わっていないかってくらいのメニュー、ロゴ、容器のデザインを頑なに保持された結果、ダンキンドーナツに入ればたとえそこがニューヨークのミッドタウンのど真ん中だろうがウェストバージニアのガソリンスタンドの前だろうが、時空を越えた同一空間になったものだ。

それがどうだ。まず、コーヒーカップの蓋が大層しっかりしていた上に、飲み口の切り取り部分がビリッ!と破れない、ちゃんと端を押さえるところに収まる、真っ逆様にはやっぱりちょと怖かったからしなかったけど、120度くらまではひっくり返してもコーヒーはこぼれない。

店内といえば、もうここはマクドナルドかウェンディーズかっていうくらい明快すぎる写真付きセットメニュー表があった。そういえば扉には一押しメニュー、ステーキ&エッグ&チーズサンドイッチのどでかいシールが貼ってあった。これも非常にわかりやすい。ただのソーセージを妙にゆるくしたパテがステーキかぁ、よっぽど豚の細切れ肉を処分したいのね。

他のフランチャンファーストフード店が何十年も前からやっていたことを今になって真似し、なおかつ全く新しくないメニュー(カプチーノなど)で結構スターバックスに対抗してしているかのような幻想を作り出すダンキンドーナツ、これからもたま~に行くからよろしく。
何せ未スタバ時代のボストンで僕は一番美味しいコーヒーだと思っていたし、遠足用の水筒か?ていう大きさのカップでコーヒーを持ち歩いても誰にも笑われないんだよ、と教えてくれたのもダンキンだし・・。

歌は無いけど、歌ってる

2005年02月01日 | 音楽
ブラジル音楽の宝、Baden Powellが亡くなってから久しい。アコースティックギター一本、滅多に声を使っての歌は歌わなかった。でも、でもギターの6弦全てが最初から最後の音に渡って、「歌いまくって」いる。。残された録音のおかげで、彼の歌いっぷりは現在形で語ることができる。
Antonio Carlos JobimとJoao Gilbertoの音楽を好きになった方、まだBaden Powellの音に触れたことが無いなら、是非聴いてみてください。彼がリオやサンパウロなどよりもっと北のバイーヤという所の出身だからだと思うけれど、ボサノバではありません。もっと土の匂いがして、暖を取るための火のように暖かい、そして気品がある、そんな音です。