気まぐれ日記

~テディベアと長崎の風景~

長崎くんち2024人数揃い〜西濱町(龍船)

2024年10月09日 | 長崎
人数揃いは
13時前後から始める町が多いので
重なることが多く、
7か町全部を見て回るのは難しいため、

開始時刻と場所から、ある程度絞って
見るようにしています。

今回の予定は終了と帰宅していたら、
浜町アーケードで龍船に遭遇!




西濱町は今回予定していなかったので
超ラッキーでした。



傘鉾








龍船&二胡演奏

龍船はハンドルとブレーキを備え、
前方1輪、後方2輪の3輪構造。

全長11m、重さ3.7tの最大級と言われる船です。




船の前では中国・上海出身の
シッシーチーさんが二胡を演奏。

本来は龍船の上が舞台になり、
(屋根を開けて広げて…
舞台になる仕掛けがあります。)
船上での演奏になります。

優雅な二胡の演奏も聞けて良かったです。






















船首の龍は煙を吐き、
豪快かつ趣向を凝らした演出。

大きくてダイナミックな船回しに、
見物客の「もってこ〜い!」の声が
何度もかかっていました。

諦めていた龍船も見れて
満足の「人数揃い」になりました。




長崎くんち2024人数揃い〜銀屋町(鯱太鼓)

2024年10月08日 | 長崎
10月4日 
長崎くんち「人数揃い(にいぞろい)」

銀屋町鯱太鼓
諏訪小学校のグランドで。

近隣の保育園児や
諏訪小学校の児童達と一緒に見ました。


傘鉾
〈飾り〉金色の出世鯉が今にも水面より飛び上がらんとする様子を表している。










鯱太鼓(しゃちだいこ)

 据太鼓と46人の担ぎ手が担ぐ山飾だしによる演技で、「古代中国において、東の方向、大海に棲む神仙の鯱が海原を裂き天空を目指して昇り、蒼天に至って『黄金の竜』となり人々に吉祥を招いた」という言い伝えを表現したものです。







「鯱太鼓」は鯱を呼び覚ます据太鼓の演奏から始まります。

(反対側にいたので据太鼓の演奏の写真は
撮れませんでした)



そして山節(ダシ)が担ぎ上げられ、踊り馬場を所狭しと駆け回り、回転し、「ホーライコ!」という掛け声で天高く放り上げられます。







「ホーライコ!」





「ホーライコ!」





3回目の「ホーライコ!」の掛け声で
山節(ダシ)が宙に放り上げられます。



この瞬間が一番の山場です。




小学生達による元気な「もってこーい!」の掛け声が何度もあり、(アンコールのことです。)




鯱太鼓の皆さんもそれに答えて
何度も戻って演技をしてくれて、
観客もみんな笑顔になりました。

場所が小学校ということもあり、
ほのぼのとした人数揃いになりました。


長崎くんち2024人数揃い〜八幡町(弓矢八幡祝い船)

2024年10月07日 | 長崎
10月4日は
長崎くんちの「人数揃い(にいぞろい)」

「人数揃い」は、演し物の稽古が仕上がり、準備が整ったことを踊町関係者に本番と同様の衣装で、町内数か所で披露するリハーサルのようなものです。


八幡町(やはたまち)

傘鉾
<飾>
朱塗の弓立てと重藤(しげとう)の大弓二張、二十四座の黒斑(くろふ)の征矢(そや)白鳩三羽留まる。









剣舞





子供達の剣舞は真剣な眼差しで力強く
とても素晴らしかったです。


弓矢八幡祝い船











弓矢八幡祝い船は高さがありスマートで
根曳衆の衣装も綺麗な色合いでした。

「白鳩」が一斉に飛び立ったりして、
全体的にお洒落な雰囲気が感じられました。


八幡町の人数揃いは
伊勢の宮神社で披露されました。

1時間前には行ったのですが、
見る場所の見極めに失敗…
なかなか満足な写真が写せず残念でした。

始まりも予定より30分ほど遅くなり、
この後に見る予定にしていた
麹屋町の川船に間に合いませんでした。

本番に期待しましょう。

この後は
銀屋町の鯱太鼓を見に行きました。





長崎くんち2024〜庭見世2

2024年10月06日 | 長崎
10月3日の
長崎くんち庭見世の続きです。

五島町、興善町のあとは
万才町(まんざいまち)へ。

傘鉾
〈飾り〉朱盃に萬歳の金箔文字、神鈴と御幣を立てる。(萬歳の文字は平和祈念像の制作者「北村西望」氏、満百歳の揮毫)




本踊「祭祝萬歳町」



庭見世会場が混んでいて、
2枚しか写真が撮れませんでした。

子供達も一緒に踊ります。
男の子の方が多いとか…
演目のとおり、祭りを祝う万才町…
本番がとても楽しみです。



最後は西濱町(にしはまのまち)です。

西濱町という町名は今は無く、
電停の名に「西浜町」で残されています。
くんちには西濱町で出場しています。

龍船が西浜町電停前に
堂々と展示されていました。



船の中では最大級で人気の船なので、
一緒に写真撮影したい人達でいっぱい。



やっと全体を写すことができました。
雨に備えて
一部ビニールが被せてありました。



カッコいい龍の横顔。
目が光ってます!


傘鉾
〈飾り〉源氏絵具箱2個に紅葉、菊花をあしらう。(文化・文政年代作)



「貝合わせ」を表しているそうです。



描かれているのは、紫式部と藤原道長?
タイムリーな絵柄ですね。


傘鉾の垂れ



上は前日と中日、下は後日に使うそうです。




長崎出身の漫画家清水崑さんによる
龍船のカッパ絵もありました。













昔の写真も展示してありました。







参加する子供達でしょうか。
演者も観客も楽しみにしています。




西濱町では、祝い酒が振る舞われ…
日本酒とビールミニ缶をいただきました。


残り3か町は、翌日の「人数揃い」に
出かけることにして、
ほろ酔い気分で帰りました。





長崎くんち2024〜庭見世1

2024年10月05日 | 長崎
お天気が心配された
今年の庭見世(にわみせ)は

みんなの願いが通じたのか…
少しの雨ですみました。


令和6年の長崎くんちは
7ヵ町が出演します。

【八幡町(やはたまち】
  傘鉾・山伏道中・剣舞・弓矢八幡祝い船
 
【麹屋町(こうじやまち)】
  傘鉾・川船

【銀屋町(ぎんやまち)】
  傘鉾・ 鯱太鼓(しゃちだいこ)

【西濵町(にしはまのまち)】
  傘鉾・龍船・二胡演奏

【興善町(こうぜんまち)】
  傘鉾・本踊【石橋】

【万才町(まんざいまち)】
  傘鉾・本踊

【五嶋町(ごとうまち)】
  傘鉾・龍踊


庭見世(にわみせ)

10月3日の夕刻から各踊町の家々では、表格子をはずし木戸口を開放するなどして、家の中や庭園を道行く人に見せる。表通りに面した店舗などに傘鉾をはじめ演し物の曳物や衣装、小道具、楽器などを分散して飾るほか、出演者に贈られたお祝品を所狭しと並べて、ご披露する。
(長崎伝統芸能振興会のサイトより)


さて、今年は7か町のうち、
4か町の庭見世を見て回りました。


まずは五嶋町から。

入り口に
お祝いの酒樽が積まれていました。



酒樽の横に笹に下げられた「花」の紙がたくさんありますが、これはくんちの際に、ご祝儀袋やお祝いの品に必ず添えられるものです。








龍囃子に使われる楽器



大太鼓・・・雷鳴を表現
長喇叭(ナガラッパ)・・・龍の鳴き声
他にも、ドラやパラパラなど
合わせて6種類の楽器が使われます。








「くりかきまんじゅ」と昔から言われ
栗、柿、桃饅頭を必ず飾ります。
(➕ざくろ)
饅頭は桃カステラや栗饅頭になることも。






白龍、青龍のフラワーアレンジもありました。





今にも動き出しそうな迫力が
感じられました。




龍の前には、
お花(お祝い)がたくさん並んでいました。



傘鉾
〈飾り〉虫籠に菊とススキをあしらう





会場出口で祝い酒の甘酒をいただき
気分も上昇…
次の会場へ向かいました。




次は、長崎市立図書館が会場となった
興善町です。


傘鉾
〈飾り〉八足に烏帽子、鈴をいただき、
両側に紅葉を配す。






本踊の衣装と御花の数々…













本踊【石橋(しゃっきょう)】
長唄「時秋諏訪宮日獅子舞」

地域の子供達9人も一緒に踊るそうです。
とても楽しみです。