まっさんの模型屋blog

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ガンプラステップアップ(2)-HGUCザク作成【組み立て編(3/3)】

2010年12月01日 17時51分17秒 | インポート

今回で組み立てが完了いたします。

残っている肘、膝にスジボリを追加します。

作業に入る前に完成写真を貼り付けます。こんな感じになります。

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さて、作業に入る前に、少々工具の準備をします。

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カッターナイフで紙ヤスリ(#400)を幅5~8mm、長さ20~30mm位の短冊状に切ります。短冊は7、8枚あれば十分です。

また、短冊を切り出す際はカッターナイフの先端をナマクラにする目的もありますので、写真にある様にヤスリ部分に直接刃を当ててください。

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刃の先端が削られてほとんど切れなくなった状態です。何故この状態が必要なのか、後ほど説明いたします。

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先ほど、短冊にした紙ヤスリを2つに折り曲げてアロンパします。単純に二つ折りにするだけでも、紙ヤスリは折れ曲がらなくなりますが、アロンパすることで固まった瞬間接着剤の強度が加わり更に曲がりにくくなります。(厳密に言うとそれだけではないのですが、ここから先は専門的な話になりますので割愛します。)

この短冊ヤスリはスジボリだけでなく、狭い部分の仕上げ等々使えることが多いので覚えておいて損はないと思います。また、多少多めに作って道具箱にまとめておくと便利だと思います。

さて、工具の準備が済んだところで、スジボリ加工に入りたいと思います。

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まず、スジボリ加工する部分にカッターの刃を押し当てて、これから加工するスジボリのガイド用の溝を作ります。

注意!

この時、カッターナイフの刃はあまり出さず、必要最小限の刃を出すようにしてください。刃が長くなるほど折れやすく、ケガもしやすくなりますので注意してください。

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そして、ガイド用の溝にナマクラにしたカッターナイフの刃の先端を差込み、赤矢印の方向へナイフを押します。そうするとガイドの溝の両端がゴリゴリと削れて広がっていきます。

ナマクラの刃はココでしか使いません。何故ナマクラにする必要があるのかというと、良く切れる状態の刃で作業をすると、ナイフがどんどん深く潜ろうとするので途中でナイフが動かなくなったり、先端が欠けたりするからです。

右の写真のように細いスジボリが出来ますが、少々物足りないので溝を更に広げていきます。

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ある程度ガイド溝が広がっていれば、短冊ヤスリがガイドに沿って動いてくれるようになりますので、短冊ヤスリの折り目部分をガイドに押し当て更に広げます。

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短冊ヤスリで溝を広くしただけではU字の溝になってしまいますので、カッターナイフの背の部分で直角になるようにゴリゴリと削ります。

さて、この作業をした方は分かると思いますが、短冊ヤスリとカッターナイフの刃の厚みはほとんど一緒なんです(タミヤのフィニッシングペーパー#400の場合。瞬間接着剤の量によって多少変動します)。そして、カッターナイフの刃の厚さは0.5mmです。この2つも頭の片隅に入れておいて損はないと思います。

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最後に、このままでは少々美観が損なわれるので最後に短冊ヤスリの側面でスジボリを磨いて仕上げます。

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左が加工前、右が加工後です。加工前後を比べると全く印象が異なります。

この後、両肘、両膝ともに全く同じ手順でスジボリを追加しました。

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全ての部品の加工が終わりました。

次回から塗装に入ります。


ガンプラステップアップ(2)-HGUCザク作成【組み立て編(2/3)】

2010年12月01日 16時49分29秒 | ガンプラステップアップ

前回に引き続き、HGUCザクの組み立てを行ないます。(実は既に完成してショーケースに飾ってあります。どんなものが出来るか気になる方は見に来てください。)

最初は組み立て編は2回かなぁと思っていたのですが、少々ボリュームが出てきましたので3回構成にします。あと、前回手を加える箇所に抜けている部分がありました、前回記事のリスト部分を修正してきますのでそちらも参考にしてください(追加分は本記事で行ないます)。

早速、作業へ入ります。

頭部の上側パーツの肉抜き部分を穴埋めします。

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ポリパテで穴埋めしましてヤスリ(プラバンに#400の紙ヤスリを貼ったもの)で平らに仕上げました。パテをケチったので一部盛り上げが足りなかった部分があるのでそこはラッカーパテで埋めました。

こういう深い穴をラッカーパテだけで埋めると、パテが乾かずにずっとブヨブヨした状態になりますので、必ずポリパテもしくはエポパテで行ないましょう。

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頭部が完成しました。

続いて、スパイクアーマーをアドラーズネストの物に付け替えます。

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合わせ目を消してスパイクを削り落とします。ついでに、アーマーのヒレ部分がめくれているような感じになっているのが気に入らなかったので、紙ヤスリで少々削りました。

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アドラーズネストのアーマースパイクは基部と先端の2部品構成になっていますので、基部をアロンパします。基部とスパイクアーマーにすき間が出来ますので、ポリパテですき間を埋めます。

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先端部をアロンパしてスパイクアーマーが完成です。

次にマシンガンの銃口を付替えます。

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キットの銃口パーツを外して、更に先端部分を切り取ります。私はニッパーで大体落として、ヤスリで平らにしました。このとき、部品同士に少々すき間がありましたので、ラッカーパテですき間を埋めています。

そして、先端部に金属パーツを組み合わせるための穴(直径1mm)をピンバイスで開けます。ここは目測で大体中心に来るように穴を開けています。

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最後に部品同士をアロンパしてマシンガン本体の完成です。

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マシンガンのマガジンの裏側がスカスカになっていたのでパテ埋めします。またまた、ケチったので一部ラッカーパテを追加しています。

肘の黒い部品、膝の黒い部品の裏側が肉抜きされていますのでパテ埋めしますが、肘パーツはそのまま埋めると前腕パーツと組み合わなくなりますので、先に前腕パーツを後ハメ加工します。

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赤く塗った部分をニッパーで切り取って、ヤスリで仕上げるだけです。続いて、パテ埋め作業です。

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膝パーツの写真を忘れましたが、膝パーツは普通に穴を埋めただけです。

肘パーツは写真位にパテ埋めしないとあとで組み立てられなくなりますので、前腕パーツとの組み合わせ状況を見ながら調整します。今回使用しているポリパテはサクサク削れるのでカッターナイフなどで簡単に削れます。(削りすぎに注意)

膝関節の後ハメ加工を行ないます。

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ピンボケしている写真がありますが、赤く塗っている所を切り取るだけです。

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こんな風に切り取りって、ヤスリなどで軽く仕上げます。

さて、残すは肘、膝のスジボリだけですが、工具を制限したので少々ややこしいことをしています。結構なボリュームになりますので、次の記事で説明したいと思います。


2010/12/1入荷商品とキャンペーンのお知らせ

2010年12月01日 15時49分57秒 | 商品紹介

本日入荷した商品と実施中のキャンペーンのお知らせです。

Photo

コトブキヤのM.S.Gシリーズのウエポンユニット「フリースタイルガン」「フリースタイルバズーカ」「フリースタイルシールド」が入荷いたしました。

3種類とも形状を自由に組み替えることができます。また、それぞれの部品を入れ替えることも出来ます(例:フリースタイルガンの弾装パーツ+フリースタイルバズーカ)。

Hg

現在実施中のキャンペーンのお知らせです。

バンダイのHGシリーズ(HGUC、SEED、00、ガンプラビルダーズ等)を2000円以上お買い上げのお客様に「ガンプラ30周年記念キャンペーン スペシャルDVD」をプレゼントしております。(定価の合計で2000円以上です。割引後の料金は関係ありません。)

品物がなくなり次第終了致しますので、お早めにご来店ください。