かめさんの輪(かめりん)♪

カメ好きです。活動している方をお手伝いしたり、学んだ情報を共有しています。どのカメさんもしあわせにと願っています。

2020.8【飼育トラブル】ミドリガメ・きーちゃんのタマゴ詰まりと診察 介助記録<前編> と夏のみどりーズ

2021-01-15 15:59:28 | みどり保育園(アカミミベランダ保育)

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さて、前回も予告させていただきましたように まだまだ2020年の宿題(記事アップ)が

残っていて 例年ならばスルーして お蔵入りとなるのですが 記録として残しておきたい

内容も多々あり そのひとつとして 今回のことも ご紹介させていただこうと思います

タイトルどおり、カメさんの飼育者さんならば カメの気がかりのひとつとして挙げられる

カメさんのメス アダルト女子の「たまごづまり」のトラブル、、

 

できることならさけたい 日々を元気に過ごしてほしい と願うものの 生き物の営みは

人にはときに 計り知れず 環境も うまく整えられなかったりで 

わが家では 2017年の ミドリガメおーちゃん(過去記事あり)以来の 保母(飼い主=ブログ主)の

失態となりました

 

幸いにも 今回の主人カメであるきーちゃんは 無事卵をすべて自力で産んでくれたのですが

最初に観察していて感じた異常は おーちゃんの時と同じ症状でした

先に書いておきますと きーちゃんはいまは元気に 順調にみんなといっしょにベランダ無加温越冬中です

(昨日も測定 確認済みです)

 

生き物とつき合う際の気持ちのスタンスは、人それぞれかと思いますが 個人的には入れ込んでしまいがちな

ほうなので 心のスタンスをなるだけ理性的に保ちつつも 飼い主のできるかぎりは ましな環境を と 思いつつも 

産卵床(土場)に関しては 例年みんなが使ってくれず(ほぼ遊び場と化しており)、、

 

、、前置きが長くなりますが それだけ産卵に関する気がかりは 飼育においてかなりのウェイトを

しめております あまり重く考えすぎると かめたちによくない影響を与えるような気がしつつも

できるだけ 希望の環境は つくって提供したいのが 飼い主ゴコロというもの

(※説明が無駄に長いのは性格と 長年のブロガー経験からです すっとばしていただいて大丈夫です)

 

 

あと、以下に書いていることは あくまで 今回 わたし個人が きーちゃんに行ったことであり

勝手を申しますが 賛否あるかと思いますが 自己判断でまねされませんように 必ずお医者様にかかって

その際に相談などされるのは ご判断におまかせします  

あくまでいち飼育者が 診察してもらった際に許可を得て 自己責任で行ったことの記録 という前提でお読みいただきますよう

よろしくお願いいたします (ここを読まれる方が どういった環境の どういうカメさんをどういうスタンスで飼育?されているのか

わからないため)

たまたまこうした日々を過ごした飼い主とカメさんがいて、無事であったことの一例として 

書き残しておきたいと思います

このたびお世話になった先生 相談に乗ってくださったカメ飼育者の方々には あらためて御礼申し上げます

診ていただきました先生にはFAXで経過 事後報告とお礼を書かせていただきました

 

では よろしければ おつきあいのほど、、、

 

※ お食事中の方には 終始 不適切な内容が含まれますので あしからず、、

 

                                   

 

 

内容は すべて 記憶と画像 当時のカレンダー等に書き込んでいる飼育メモ記録から拾って書き起こしております

当時は アップしないほうがいいかな、、と相談したりもしましたが やっぱり どこかのカメさんの

命をつなぐきっかけになるかもしれない、、とも思いますし

ただ、くれぐれも自己判断だけはしないようにして まずは病院へ と お願いしておきますね

きーちゃんは 2014年に はりまの池からスカウトしてきた 当時ちゅうくらいサイズの

アカミミガメ女子で いまは 1キロも超える 1300g台の成熟サイズの女子です

こちら 7月27日 朝 ごはんまちで トロ舟から たらいに入っているところです

女子の中でも 比較的おとなしい子ですが それほど人なれしていません

 

7月29日 みんなで おやつのトマトを食し中 画像中央右がきーちゃんです

↑ おなじみの方には説明不要かと思いますが ごはんの量を個別に管理し ケンカしない トロ舟の水を汚さないための

たらい食堂です

 

8月3日 きーちゃん おやつの「おいも」を食べず

このころは お世話人(ブログ主)もバテていたけれど カメさんのお世話はなんとかしていたようです

(いつものことといえばいつもそんなかんじです)

 

 

 

8月5日の朝 きーちゃんです ちなみに猛暑です

 

、、わかりますでしょうか?

肩部分と後肢のつけ寝がはって ぱんぱんになっていて

 

この画像では 開口呼吸をしています

はじめて異常に気付いた朝です

これは、2017年の おーちゃんの卵詰まりのときに見た症状と まったく同じです

 

この日に至るまでの きーちゃんは (以下カレンダー記録メモ)

6月13日 部屋をてくてく (室内を開放していて自分から室内に入る)

15日 部屋でホリホリホリホリ 

17日 朝5時半 ゴトゴト→ あけると室内に

20日 室内に 

21日 玄関で ホリホリ ぐしょぐしょに 1361g ダンボールを置く 

22日夜~朝にかけて室内フリーに(いつもは朝だけ)

24日 毎日ぐしょぐしょにしながら 室内ホリホリ ベランダの産卵床を 大きなトロふねに変更するも

使ってくれず

26日 ずっと室内ぐしょぐよのホリホリ

27日 盛大にびしょびしょに ごはんをたべてくれる

28日 玄関に 水少なめ ダンボールほる

29日 納戸二か所 ぐしょぐしょに 外に段ボール増量←使用せず

 

7月6日 朝5時から部屋をうろうろ一日中雨

11日 梅雨に入ってうろつかなくなった 通常モードに

 

8月3日 きーちゃん食べず

 

5日 異常発見 仕事を休んで 即病院へ (カメのことで仕事先に遠慮して後悔したことがあり

それ以来 有事の際には 即カメ優先で行動することにしています)

 

レントゲン撮影してもらうと 骨盤近く手前で おおきなタマゴと そのうしろに3つのたまごが

写っておりました ←こっち側が おしりです

(おーちゃんの時同様 おそらく水分がたまって写りにくいか たまごのからが薄いと写りにくいそうですが、、)

めちゃめちゃ見づらいですが、、

 

先生いわく 「まだおしり(総排泄口)から遠くて 器具が届かないので たまごを取り出すことが できない」 とのこと 

前回おーちゃんの記事参照

おーちゃんの画像と比較すると 確かに 微妙ですが おしりの出口から ちょっとたまごが遠い、、

 

「数日入院で預かってようすをみましょう」 と言われたのですが ワイルド出身で今もおくびょうな

きーちゃんの入院は ストレスがかかりすぎてとても考えられなかったし 費用も恐ろしかったので

自宅に連れて帰りたいと申し出ると

「では、このまま自然に産むのを待ちましょう」とのこと

えっ、、この状態で・・・・? と、とても自力で産んでくれるなんて信じられない思いでしたが

(ほとんどぐったりで動かないし おーちゃんの時も自発的には無理でした)

先生に その場で尿を出してもらう処置をおねがいしつつ 前回のおーちゃんの卵詰まり時での疑問があったので、

「自宅でも 同じように 排尿(排泄)の補助をしてあげてもいいか」をたずねてみたら

あっさり 「大丈夫」 とのこと 家にあるチューブの素材だとかの質問にも丁寧に答えてくださいました

 

2017年におーちゃんを預けたさいに 排尿補助のようすを先生が動画で見せてくださったことがあり

どんなふうに出てくるかだとか どんなものを使用しているかだとか説明してくださっていたのです

先生に処置のお墨付きをいただけると ほっとしました

もし産めなかったら また そのときの様子を見ますが おまたの部分か おなかをあけるかの

手術の可能性もあると 説明されました

 

この日は 体重 1590g→ 1386gに減少 すごく負担がかかってると推察されますね

1590g・・!? 以後はここまで増えてた日はなかったのですが いまさら見て驚きです

記憶、書き間違いかとも疑ってしまう数値ですが、、

 

その後また通院しようと思っていたのですが 2020年のカレンダーは なんと お盆休みが劇的に長いことが

あとで判明、、まさか 7日を逃すと 病院がお盆休みに入ってしまおうとは、、翌週はじめに行くつもりでいたのですが

8~18日頃まで10日ほど通院できない状況だったのです 初診の診察が5日だったので油断していました、、

そして 自分の休みは 常に病院の定休日、、さすがに二度目の通院のタイミングは躊躇してしまいます

そして自分の体力的にも 正直一度行くだけで 毎度へとへとです、、

 カメの産卵シーズンピークとかぶるお盆に毎度トラブルがあるという カメさんあるあるなのか、、

 

診察翌日からは こうなることがわかっていたので 毎日きーちゃんのようすを見つつ 排泄補助する日々に

1420gと写っていますね うまく処置で尿が出なかった時でしょうか 処置前 処置後 処置直後の水分補給後 と数値を記録しています

ほかの子との隔離と 猛暑ピークでの体力消耗 外のトロ舟にいてお水の飲みすぎ おぼれるなどの事故など が心配だったので 

室内すみの からのトロ舟にたらいの水場と人工芝をおいた場所を きーちゃんに提供

、、ほとんど トロ舟から脱走して 死角になる陸地ですごしていましたが 4回の排泄介助は必要なほど

まいど体重が増えていました 自力で出せないとわかっていたのかもしれませんが お水は飲んでいました

ごはんはずっと食べないですし 排泄できないのに 便がたまっても 身体によくなさそうですしね

 

↑ こちらは撮影用に 計測中に まだ管が通っている状態ですが たらいで排泄をだしてのちは

きーちゃんが いきむタイミングで できるだけ自然にそうっと管は抜くか 出るかしていました

管の素材は シリコン状の プラスチック製の 表面がつるりとしたもの(新品)を使用しています

たまたま自宅にストックがあってよかったです、、

これでも うまくつるっと入らないので 実は うすーく 新鮮な米油を管表面に塗って (ティッシュで最低限にうすくして)

通していました

 

6日 1579g開口 →1422g 

7日 1510g → 1410g  

   1410g→1370g  

15:30 1532g → 1375g 

19:00 1567g → 1404g

手足が むくんでしまったため 排泄介助を一日2回→4回に

8日 便も出る

 

こんなかんじで 毎日記録して コンディションやどのくらいが しっかり抜けているのかの

平均値などをみていました

 

昼過ぎには毎日帰宅してお世話をして また職場に戻る を繰り返していました

自分も猛暑の中くたくたですが、こうして命がけのきーちゃんを見ていると 自分のことなどふっとびます

、、いっぽうで、自分の限界がくると カメのお世話はできなくなるのだ、というリミットを意識する気持ちも

自分の中には常にあります

 

 

管の全長は15cmほどありますが うまく管が入ったときは 最大でこのくらいの長さが

外に出ています

 

左下に 竹串が写っていますが さいしょはこれを管に入れて補助してもらって総排泄口に差し込まないと

うまく入って行きません

どこに入っているのか?尿道なのか産道なのか しらべてみてもわかりませんでしたが

2枚上の画像くらいにうまく奥に入らないときもあって しっかり排泄できてないときもありましたが

一度の排泄時に何回もさしこみなおすようなことは負担と不潔になると思いしませんでした

きーちゃんの大事な部分が炎症を起こさないよう 自分の手指含め 清潔を心がけました

 

8日 きーちゃんの介護中 スペース確保のために うっかりほかのカメを移動させていて

大けがさせてしまい 途中からこちらの乾燥ケア(消毒なし)もかねるようになりました

ぬれていないかチェックして 水場を交換したり 体を濡らしたり水を補給してもらったり

 

きーちゃんは 水場にいたり 陸場にいたりでしたが おなかがいっぱいになったあとは水をのめなくなるので

脱水を起こしているかもしれないので 排泄後はまた水を飲ませていました (たらいで自発的に飲んでもらう)

最初のむくみは2日後くらいには なくなりました

毎日 じぃっとして あばれることもほとんどなく 素直に介助を受けてくれて

慣れない室内の生活に ずっと つきあってくれたことには ほんとうに感謝で ありがたかったです

けっして普段から 人に慣れている子ではなかったのですが、、

 

 

ほかの子たちは 酷暑のなかも げんきでいてくれて ほんとうにありがたかったです

↑ たくさんの子亀たちが鳥についばまれていた現場から 連れ帰った生き残りのクサガメ幼体

暑すぎる数日間は 日中この子たちも 室内に避難しておりました

 

女子のらんちゃん カルキ抜きはしているのですが みんな夏は例年すっかり色が抜けてしまいます

 

けろっとしていますね

めちゃくちゃ暑いです さすがの日照を多く必要とするアカミミガメスペースにも

すだれを設置する数日間となります

ごはんなの?

 

 

うしろから おーちゃんも

 

なんにもないなら 帰るよ と らんちゃん

めちゃめちゃびびりのくせに おやつ(とくにくだもの)には目がないのです

なんにも ないんだけどね 出てきたら なにかあげないとね

 

 

つらいつらい でも みんなげんきが はげみになるね

 

げんきでいてくれて ありがとうね

男子のくりたろうと うえに ごろちゃん

 

 

 

男子のはんちゃん

 

遮光カーテンとぷちぷち ビニールカーテン使用で 真夏の昼間でも 室温30℃

外は 35℃とかあるので これでも涼しさ?が確保できています そしてニンゲンも自宅にいるときはノーエアコンです

アカミミ黒化男子のくろちゃんと クサガメ 男子のきんちゃん

 

暑さのピークで 冷却ファンも作動中

 

ピーク時の水温 夜中にもファンを回すことで水温が下がりますが 下げてないと

昼間だけ回していても 30℃を超えてしまいます 

 

ももにかじりつく まるちゃん ももはいただいたときだけなので ごちそうです

女子はみんな 果物だいすきです

 

 

次回に続きます

おつきあいいただき、ありがとうございます 後編に続きます

 

↓↓ 心配かけてごめんね  ちゃんといまは 無事げんきに越冬中です(昨日確認済みです)

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