かめさんの輪(かめりん)♪

カメ好きです。活動している方をお手伝いしたり、学んだ情報を共有しています。どのカメさんもしあわせにと願っています。

♪2022年 イベント告知♪(カメさんの生体は、ぜひ国内ブリード個体、または里親募集サイトで計画的に・・・☆)

○国内ブリード個体・グッズ(爬虫類メイン)販売イベント 眺めるだけでも楽しい♪ 
○ぶりくら市
○2023年11月5日(日)場所/神戸サンボーホール1F,2F ※2023年はとんぶり市が先です
○とんぶり市 
2022年10月1日(日)場所/ 東京都立産業貿易センター浜松町館 4F5F
【終了しました】◎カメ DE Show!in NAGOYA (KDS名古屋)
日時 2022年3月19日(土) 10:00〜16:00
場所 名古屋市千種区吹上2-6-3 吹上ホール    
第2ファッション展示場
交通 名古屋駅より地下鉄桜通線 吹上駅下車

【終了しました】○第9回 淡水ガメ情報交換会 飼育者さんも楽しく学べる♪
2023年3月(土)(日)※ 調整中





◎カメグッズオンリーのイベント/カメ DE  Show!2020(本家KDS)
2020年11月29日(日) 浅草橋東商卸センター【中止】

『ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)はふつうに飼育、譲渡できます。』

~ご家庭や職場、学校などでミドリガメを飼育されていらっしゃる方へ~
2013年9月、環境省がミドリガメの「特定外来生物」指定を段階的に「検討」する・と発表しました。
「これまでどおりミドリガメが飼えなくなる」と誤解された方もいらしたようですが、

○「指定ではなく法改正の予定で、2023年6月に閣議決定されました」

○「今までどおり飼育できます」
(捨てたりせず、飼育ができなくなれば次の飼い主さんをさがす。)

○「飼育を続けること、譲渡に届出などは不要です」
「販売は禁止されます」
ニュースだけを見て、どうしていいのか不安に思われている飼い主さんも多いと思いますが、
かめはとても頭のよい生き物です。捨てられた悲しみを味わわせるのは、あまりにつらいことです。

飼育を始める前に数十年お世話ができるのか、よく相談 考えて お迎えしたら生涯大切に飼育してあげてください。よろしくお願いします。


2014年1月12日 「クサガメ・のんちゃん♪と暮らす。」 ~管理人ぽちこ
追記・編集:2023.2.1
https://www.youtube.com/watch?v=jSL4ju7Ab18
https://www.youtube.com/watch?v=OT7CdGIpbUA&list=PL9Gx55DGS7x7WRm1bYEINRfnrhRaVlRnn&index=16
↑環境省さん企画のWowキツネザルさんの動画です。法改正についてお話されています。

〇告知・2017.10.1(日)ぶりくら市と『かめさんの輪♪』出品リスト

2017-09-27 16:24:08 | ハチュ系イベント
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。。まだ暑さの残る関西、で、今週末はいよいよ熱気あふれるイベント「ぶりくら市」が
神戸サンボーホールで開催されます。




 2017年10月1日(日)11:00~16:00

 入場料:大人 1000円(中学生以下無料)

 神戸サンボーホール 1F・2F (JR三ノ宮、阪急三宮からは歩いてモノレール下をまっすぐ海に
向かって歩くと右手の角にあります。) 

 再入場にはスタンプが必要です。

 敷地内(施設の屋外含む)への生体の持ち込みは禁止されています。

東京開催の「とんぶり市」は、11月19(日)開催予定だそうです。


ぶりくらについて  ←HPリンク クリック

 ぶりくら市2017出品リスト ← リンク クリック





・・・もうぱっつんぱっつんになってからの告知で申し訳ございません
ぶりくら市、とんぶり市は個人的に超応援しているイベントさまなのですが、今回もありがたいことに
出店させていただく運びとなりました。

ブログを通じてお知り合いになった方や、イベントでお会いできる方とカメ好き同士、考えや
情報、カメ愛などを交換して、これから過ごすヒントと楽しさを共有できればうれしいです。

『かめさんの輪♪』ブースは、今回は1Fの右端の中二階 No.73 、海洋堂さんとヘナのボデイペイントブースさんの
間で出店させていただきます。(場所の詳細は↑「出品リスト」)

ポスターなどを貼り付けたボードが目印です。暑い場所なので、前回たねくら市時に持参し忘れた(汗~)うちわも
販売いたしますので、よろしければ購入お待ちしています

まだぎりぎりまで出品物などは調整するのですが。。

まず展示物は、

 アカミミ啓発ポスター(環境省)

 アカミガメ、クサガメ、イシガメの見分け方

 カメの甲羅

 触れて知る、アカミミガメの脱皮甲羅

 触れて知る、クサガメの卵(無精卵)

 触れて知る、アカミミガメのおおきさ(環境省・ぬいぐるみ) 

など。

。。今回も「さわれる甲羅(実物)」をご用意できずで。。次回にはお願いしているので、新しい展示ができるよう
がんばります。



販売品は、


1. 赤耳亀のケイジャンカレー 750円~
 ← リンク クリック



2. kamemeさんオリジナルカメ服飾小物グッズ(新作)300円~


3. doshiさんイシガメはがき(よもぎさんモデル画)100円~

4. 毎度おなじみ小分けしたカメさんのえさ(配合、乾燥もの)100円~・150円~(予定)


5.当日子ガメちゃんをお迎えしている方からのリクエストで、水棲カメ・ベビー用配合飼料


などなど。


委託品については、全額活動者さまである委託者さまに、こちらが個人で出品しているものに関しましては
毎度になりますが今回も売り上げの「全額」を、かめさんのボランティア活動費(私にかかる費用には使いません)
主にミドリガメの里親さま探し、かめのえさ、フィールド活動のゴミ清掃などの消耗品、などに使用させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。



。。業者さんではなく、個人での購入・販売なので、どうしても販売価格が高めの設定で申し訳ございません。

では、販売品ひとつひとつごの説明を。




1.赤耳亀のケイジャンカレー。このたび、神戸でご活躍の、知る人ぞ知る「アカミミガメ」の外来種問題に
着目したレトルトカレーです。
もともとお店で料理を調理し提供していらしたシェフが、レトルトという販売形態をとることで
「誰でも」「いつでも」「食品廃棄ロスを最小限に」いただけ、環境にも配慮されているそうです。
ひとつ750円(定価)~で販売予定です。
ショッピングサイトもありますが、品薄でなかなか手に入らない貴重なお品なので、オススメです。

ぜひお土産にして、話題から、アカミミガメのことを考えるきっかけにされてみてはいかがでしょうか?




3.右側はブログ「ニホンイシガメのよもぎさん」」の管理人兼お世話人のdoshiさんの、カメ愛つまった
鉛筆描きの絵ハガキです。各一枚100円~で。doshiさんはフィールドでカメ調査や発表、
千葉のイシガメ協議会スタッフ、カメネットワークジャパン運営などの活動をされています。






2.kamemeさん手作りトートバッグ。  

裁縫関連のお仕事をしていらっしゃる、36歳女子クサガメめめちゃんと、路上で出会ったクサガメマイケルくんの
飼育者さま、kamemeさんの作品。新作で「ぶりくら市」では初登場です。


おおきさはたてよこほぼ35~40cm、ピンク以外はナイロン素材です。前面にポケットつきと、なしがあります。
↑こちらは内側に鍵やカメさんキーホルダーなどをフックにひっかけておける仕様だそうです。


どれも一点物で、少しずつ仕様、デザインが異なります。
(すべて手作りのため、サイズやデザインにばらつきがあります。ご購入の際にはご確認をお願いします。
とのことです。)

前回のいなくら市につづき、今回もカメ愛のたっぷりつまった作品となっております。

布を裁断するところからすべておひとりでの手作りとなっております。
価格は2500円~、作品により異なります。ぜひお手にとってごらんになってくださいね。

関西のイベントでは、現在カメ作家さんのグッズは少ないので、貴重なこの機会に是非どうぞ。
(次回の作品提供予定は未定です)だいたい毎回出品は1度っきりのものがほとんどですので
ご了承くださいませ。。


バッグとおそろいのポーチ。幅約20cm。おなじく一点ものです。各800円。


前回大好評だったハンカチの追加。各300円~。こちらの布はもう入手がほぼ不可能だそうですので
なくなり次第ご提供も終了します。


新作のカメ柄マスク。花粉症も、通勤ラッシュもバイク通勤もこれでるんるん♪すごせるかも?
学校、職場で自慢、めだっちゃうことうけあい。


新作ティッシュケース。こちらもいまからの季節に大活躍。

kamemeさん、ご多忙な中本当にありがとうございます。
こちらの作品は、『アカミミガメのために』、と作ってくださっています。売上金の一部をありがたく
使わせていただく予定です。


4.小分けしたカメの配合飼料 各100円~で。  


4.と5.こちらは右から ベビー水棲ガメの配合飼料(えさ)2種、カンシャ(淡水エビのフリーズドライ・国産)、
乾燥わかさぎ(国産)、乾燥いりこ(真水で洗浄処理・国産)など。

ベビー用はパッケージそのままの販売です。
乾燥飼料は小分けして150円程度で販売予定です。おうちのカメさんへの手土産にいかがでしょうか?





うちわです。あしあとと、しっぽのフィールドサインが描かれていて、カメさん部分はカメジェンヌさんデザインです。





金額を書いてないものは、当日までに考えておきます。。

15時半ごろから会場のお手伝いの都合上、自ブースを片付けはじめますので、ご了承くださいませ。。
このたびご多忙な中主旨を理解して作品や商品、掲示物など提供してくださり、ブースにご協力いただきました
皆様に心より感謝申し上げます。
そして今回もブースを出店することを了承くださいました、スタッフさま、主催者さまに感謝いたします。





↑みどり保育園 女子 あーちゃん





おまち、しています♪ ↑ただいま里親さま 募集中まるちゃん女子。(そろそろ今期は終了、みんな越冬準備に
入ります)


どうぞよろしくお願いいたします。

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↑↑ みんな みなさまにとって、 きょうがよい一日でありますよう

では当日、会場でお会いしましょう~。無事イベントが成功し、事故なく過ごせますよう。
K子さんとふたりで、おまちしています



2017.8 ミドリガメおーちゃんのタマゴ詰まりと病院通い。

2017-09-21 23:06:42 | みどり保育園(アカミミベランダ保育)

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こんにちは、どうやらきょうで「真夏日」は終わるそうで、確実に秋の季節がやってきていますね。

ご心配されないようにいきなり先に書いておきますが、おーちゃんは今はすっかり無事元気にしています。
ではさっそくですが、私頭がイマイチで文章もわかりづらいので毎度申し訳ないのですが、なんとか意識を
集中して約ひと月前の出来事を一生懸命書いてみます。
よろしければ、おつきあいのほど。。

追記:9/26より、にほんブログ村のランキングカテゴリを
「環境」「自然保護」と、あらたに「アカミミガメ」に参加させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします


              


わがみどり保育園のアカミミガメ、おーちゃんがこの夏タマゴ詰まりを起こした件について
書き起こしてみたいと思います。
(食事中の方は見るのを控えていただいたほうがいいかもしれません。)

突然の異変に気付いたのは、8月10日。

暑さまっさかり。みんな元気に干しています。ここには4カメ、手前からまる、らん、きー、しーちゃん。



その向かい側に、一週間前にたくさんいるのに狭かろう、と増設したコンテナの陸場には、、

手前はあーちゃん。キミは元気で陽気だね。。



いつものように、干しているおーちゃん。



、、、をじぃーーーーっと、観察。



いつも干しているとき、リラックスしてかまぶしいのか、目をつぶることの多いおーちゃん。

、、なのですが、この日はなんだか「ぎゅっ」とつぶっているし、プニが(後肢の付け根)食べないのに異
常にふくらんでいて。

なんだかおかしい、、



。。。ん?




。。おーちゃん??



なんかおかしい?喉元もなんだかへん、、






肩も、、なんだかぱんぱん。。。


おーちゃん、しんどいなら、かくさずおばちゃんに言って?


(かぱー)





!!!!
観察すること数十分、気のせいではなく、その間数度開口呼吸をするおーちゃん
体重は計ると数日前に測定していた数値よりも、食べていないのに急激に増えていました。

これは、、ただごとではない、と病院の診察時間を確認、一番近い、とりあえずカメも
診てくれる病院があるので、実家の車をいったん借りにゆき、おーちゃんを連れて行くことに。

診察時間まで自宅待機する間にネットで「卵詰まりの症状」に「開口呼吸」もあることを確認。
クロちゃんが細菌感染の時にも開口呼吸をしていたので、腹膜炎かなにか炎症の可能性も・・・・?と思いつつ。
※杞憂でした


産卵行動をしていた時期が2度もあったので、まずこれは「卵があることは間違いない」、とは思っていたのですが、、
うしろあしの付け根を触診をしても卵に当たらないので、、

後肢の水かきは、いつもはしろっぽいのに血走っていました。
そしてよく見ると、プニ(うしろ足の付け根)も赤くなっているように見えました。


そして先生は丁寧に話を聞いてくださり、まずはレントゲン。卵がつまっている、とのこと。
左のしたのほうがしっぽの位置ですが骨盤にタマゴがつかえて通れなくなっている、ということでした。

全部でタマゴは5つあり、二つ目が割れているのでいきんでも出てこれなくなっている、とのこと。
(のちに「割れていても産む場合もあるよ」と先輩には言われましたが)
タマゴのからが薄いので、レントゲンにも鮮明に映らない(本来はもっとくっきり)、と言われました。
※これは、のちに書いている 尿がたまっていて、不鮮明?な件と関係するかもしれません。

ともかく苦しそうにしているおーちゃんを何とかしてあげたくて、
しっぽから卵を取り出せないのでしょうか?とうかがうと

もし下(しっぽ)から卵をとるにも、もうすこし下まで降りてきていないととれない、ということ、

カメの手術、となると腹甲を四角く切る作業(※PL法)になるので、時間もかかるし
ほかの診察もある都合で手術は日曜日になり、お盆を挟むので10日後になる、とのこと。

この日の処置は何もできない、と言われ、「せめて抗生物質を」とお願いし、苦しそうに
していて危篤のようなおーちゃんを、抗生剤の注射をしていただき、そのままなすすべもなく連れ帰りました。

待ち合いで会計を待つ間に、すぐに先生から聞いたことや、自分の見たおーちゃんのようすなど
飼育の大先輩にいろいろと症状を相談し、そこから帰宅してできることはないかとアドバイス
いただいた方法を試すものの、、うちでは産卵経験のない、もう動くことさえつらそうになってきたおーちゃんが、
自力で産むはずもなく。という状況でした。

そして2日後、以前から気になっていた遠くのはじめてお世話になる病院へ。
その病院は、カメさんについてはどのくらい診ていただけるのか、情報がなく。


ちらっとひと月ほど前に問い合わせの電話をしてみたのですが、
何度か通院しないと行った当日は処置をしていただけない、というふうな内容で。
(その時点では、別カメのあーちゃんの卵詰まりを気にしていたころでした その後無事自力で産んでくれました)

別の遠くの病院にクロちゃんがお世話になった際、私自身通院に疲れはててしまった過去がありました。

こちらの病院も近くはないのですが、クロちゃんの病院よりはすこし近くといった立地です。
早くて16日に手術ができる、と電話でうかがっていたので、こちらに行ってみることにしました。

「2日前のレントゲンの画像はケータイにあります、SDカードにもあります」、と伝えましたが
ふたたび先生はレントゲンを撮影。



左側がしっぽ側です。やはり同じように詰まっています。

そしてここでもお盆なので、たとえば手術や陣痛促進剤を打ってもアフターフォロー期間は休みに
入ってしまうので、早くても処置は4日後まで待たないといけないこと、
だいたい卵詰まりを起こしている子は「レントゲンには写らない」黄身のようなものがおなかの中に
たくさんできていること、ふつうは卵はもうすこししたのほうに固まっているのに、上のほうまで
行っているので、もしかしたらおまたの部分にもその「写らないタマゴの元(のようなもの)が
たくさんあるかもしれないこと、
手術は私が電話で事前に問い合わせをしたような、おなかの甲羅(腹甲)を切ってするような手術はもう
古く、今は後肢の付け根を切ってできる、けれど、場合によっては腹甲を切るような
手術になるかもしれない、
など詳しく説明してくださいました。

そしてここでも、「しっぽのほうから卵をとりだせないでしょうか?」と聞いてみると
う~ん、、、、


お盆前のせっぱつまった状況で、何かできれば、ということで「何もできないかもしれない」と言われたのですが、

「それならそれで、おまかせします。夕方までに先生がおーちゃんに今できる最善の方法を」とお伝えすると、
「時間をもらえれば、、」と、午後の診察が始まるまでの時間帯でなんとか、考えてもしもやってみれれば、との前向きなお返事が。

4日後の手術を前提に考えていたので、麻酔もしないで処置をする、ということでした。


(※これはうちの場合で、一件目では断られていますし、こちらの先生が、今回だからしていただけた、
という視点で「できたってここに書いてあった」とほかの先生方を困らせないようにお願いいたします。)

とにかくおーちゃんをこんな状況にしてしまったのは私なので、先生に託すしかありません。
そしてほんとうに苦しそうに(ふいに開口する以外はCBの子だったらこれくらいはおとなしくても
ふつうぽく見えるな、という感じなのですが)しているおーちゃんを、どうにかしたいと
思う一心で無理をお願いしました。

先生は、とにかく手前のひとつがとれるかどうか(わからない)、ということでした。
血液検査もしてみるとのことでした。

そして午前の診療が済んだ後に処置し、午後に迎えに来てくださいとのことでしたのでいったん戻り、また夕方病院へお迎えに。



とれた、と言ってくださったタマゴ。


なんと、、、、、!!!!ふたつも取ってくださっていました。(奇跡や、、と思いました)
すぐに2個目が降りてきたのがわかったのでしょうか。
ひとつめは、おしりの穴をのぞくとすぐタマゴが見えている状態だったそうです。


「元気に暴れてお迎えを待っていた」と言われたおーちゃん。連れていったときはほんとうにおとなしく、不安でした。

(ぐったりとはしていなかったのですが、動かない)↑もともと野生児なので、あまり弱みをみせないのかも



↑施術後のあずかり中におーちゃんが水に排泄していたもの

ちなみに容れ物は10キロ用の米びつです。ぐったりしておぼれてはいけないので、暑い日でしたが
水は少量にしていました。
暑い中、移動中の水温上昇が心配だったので、フタには水温計をつけて行きました。


これもおなかに残っていた残骸でしょうか。カラが薄く、やわらかいです。

先生いわく、お盆明けにはもしも黄身様の卵(卵塊みたいなもの)があれば手術もしないといけない、その時は
次回の日にやるのでまた来てくださいとのこと。
血液検査の結果は、炎症の数値はほぼ正常、腎臓に負担がかかっている際にあがる部分も
問題なく、重篤な状態ではなかったこと、そのほかいろいろ説明してくださいました。
(書けたらまたの機会に。)


この日は開口呼吸がやんでいたことにまずは喜んで帰りましたが、食べていないのに急激に増えた体重が
そのままで、あいかわらずプニも不自然に膨らんでいます。
元気もまだ本調子でないのはあきらかで、このまま自力で産んでくれる予感はありませんでした。

そして病院も急変に対応できないから、ということで事前に説明されていた通りこの日は陣痛促進剤も打たず。

しばらくはこんな状態かな、、と思っていました。

翌日はいったんおさまったかのような状態、が、意外にもふたたび病院の始まる前日に開口呼吸をはじめ。
また病院がはじまるのをやきもき待っていました。

待っている期間に、ネットで「エコー」で「レントゲンに写らないタマゴ(卵塊)」は有無を確認できることも知りました。
もしも「写らない卵」がおなかにあれば、プニを切開して手術になる、ということが書いてありました。

ここまでも正直私にとっては大金がかかってしまっていて。おーちゃんを救うことはもちろん決めていましたが
白状すると手術だけでも十数万円はかかる費用を、どう頭と日常生活で処理していいのか考えられず、
苦しそうなおーちゃんを目の前にして、途方もない出費もどう受け止めていいやらでフリーズしていました。
↑こうして書くと、フリーズばっかりな私。


ただ、前回の先生の説明を聞き、毎日しんどそうなおーちゃんを見ているうち、最悪の場合を想定し、
じょじょに気持ちが「次回は手術をしてもらう」つもりになっていました。


そして言われていたとおり、待ちに待った病院が再開してすぐの日(4日後)にふたたび通院。

。。レントゲン画像。なんと、こんなことがあるのでしょうか、、おなかが全部まっしろに。

タマゴがつかえておしっこが出なくなっていたのです。。当初からうんちが出ていない、と先生に訴えては
いたのですが、たくさんお水を飲んでいたけれど、おしっこさえ出なくなっていたとは、、



そして、また朝先生に預けて、仕事が終わったら夕方おーちゃんをお迎えに行くことに。


2回目の通院後。5個あった中の3つ目の卵です。卵を取り出すと、おーちゃんは水便のようなものを大量に
放出したそうです。
だっこすると、おーちゃんは驚くほど軽くなっていました。よかった。。と思いました。


今度は先生は施術後の画像も撮っておいてくださっていました。残りはふたつ。
エコーも診てくださっていて、どうやら心配していた「黄身のような卵」はなかった、とのことでした。
実は私は、もうおマタの周辺はその黄身でいっぱいなのかも、、とか、癒着したりして手術しか
ないのかも、、と思っていたので、(逆に先生に「手術は、、」というと、叱られてしまいました)
「ほんとうに(なかったの)。。。?」と信じられない気持ちでぼーっとしてしまいました。
この時点では、まだ卵ものこっていて、安堵する状況ではなかったものの。


先生の説明では、手術はカメにはとてもリスクを伴うもので、症例なども載っていても
「その後」どのくらいカメさんが元気で過ごしていたのか、などは記載されておらず
切らないで済むのならそのほうがいい、もし促進剤を打って産まなければ、またおしりから
取る方法もある、(これにはほっとしました)ということでした。
(※先生の話は、いつの間にか「開腹手術」前提になっていましたが。。)

(本当に先生のいうことはごもっとも、で、もちろん私も手術はおーちゃんのためを第一に思っても
したくはないのですが。。ちょっと誤解が、、と思いつつ)

きっと私の言い方がよくなかったのでしょう。。それか先生はいろんな診察をするうちに、わたしに
どこまで、どんなふうに前回の診察時に説明したのかはよく覚えていらっしゃらなかったのかもしれません。
一生懸命説明してくださり、ありがとうございます。
いろいろとふがいなくてすみません。。

この日は、「昼間の処置後に陣痛促進剤を打ったので、ひとまずようすをみてください、もし産まなければ
一日おきに注射を打つのでまたあさって来てください」、とのことでした。
(陣痛促進剤って痛そうだし、そんなに打って大丈夫なのかな、、と思いつつ。自然に出ない、産めないので

処置していただくわけなんですけど)

そうして前回の一回目の処置時に感動しすぎて先生にきちんとお礼を述べていたのか覚えていなかったので、
再度おーちゃんをこんなふうにした私の落ち度にたいする謝罪と、感謝の気持ちを伝えて帰りました。

この日のおーちゃんは、車の中でも落ち着かず、バタバタと暴れていたので促進剤が利いておなかが痛むのかな、、
と思いつつ。すでに外は暗かったのですが容器にざぶとんで覆いをし、信号機やライトの光があまり
刺激にならないようにして前回と同じくなるべく静かにゆっくりと運転して帰りました。

帰宅後、計ってみると今度は驚くほど体重が激減していました。
その日はひとまず就寝してもらいました。ベランダで、だったとは思いますが、いつものトロ舟でなのか単独でたらいで
寝てもらったのか?は覚えていません。


卵を産みきるまではごはんは食べないよ、と先生には言われていたのですが、、




。。翌日には爆食。


みんなとはわけて、「水場は個別に」と先生に言われていたのに、おーちゃんの「みんなといっしょにいる!」を制止できず、、

(ほかの子が産んでもわからなくなるため。)真ん中がおーちゃん。右はあー、左にしーちゃん。



数日後には、みんなをはねのけるほどごはんを要求してくるようになりました。

そして一週間後、産卵後の白濁した水になっていて、それからまた一週間もたったころに、やっとだれかのうんちの中から
「うんだおたまご食べました」の証拠があがってきたのでした。約おタマゴ2個分でした。



              
そして、通院中にふりかえりと今後の対策を考えました。

なぜおなかの中でおタマゴがわれてしまったのか?先生は「カラがやわらかかったから」つまり
カルシウムが不足していたのが原因、ということ。。

なぜおーちゃんだけが?と思いつつ、同じようにごはんをあげているクサガメはふつうに産卵しているのに、、
(あと、あーちゃんは水中産卵)

日照加減、日がよくあたる場所をうまく取れなかった・・・?でもカメさんは、日陰でも終日屋外に
居ればUVは足りる、と本にはありました、、産卵女子にはもっと必要だった?
今年は晴れの日が少なく、みんな甲羅の脱皮も昨年に比べてよくありませんでした。
ぺりっときれいにむけず。


↓この夏、パッケージ変更につき大特価で購入したレプトミン、と納豆菌いりごはん。

ごはんはふやかしてあげていましたが、もしかして栄養がふやかし水に溶けだしているかも、と考えて
これ以後はお食事用個別たらいに直接入れることにしました。
(ちなみに配合飼料は野菜室保管。一年以上で廃棄、ですがだいたい3種類とも2か月でなくなります)

↑今年はこれ以外にも「おおきなかめのえさ」をやめて、「カメプロス」をきれいな飼育水キープのために採用。
3つのうち2つを、一日おきの「ごはんの日」にあげていました。(コメットは毎回、レプとプロスを
交互、その後ときどきおやつに乾燥いりこ、わかさぎ、カンシャ、川エビ、ゆでたまご、トマト
果物など。)

わかさぎは高価になったので、頻度がへり、いつものショップのわんこのえさの検索で出てきた
真水で処理した、といういりこのお世話に。
ただ、海の魚はあまりあげるとよくないそうなので、たまに、少量づつで。


ヒト用のカルシウムを購入し、時々飼育水に溶かしてから入れてみています。
カルシウムが仮に過剰になったら石ができたりするのでしょうか?と先輩に質問したのですが
「ふつうにカメのえさをあげていたら、足りるはずだし、たくさんあげても大丈夫と思う」と
返ってきました。

ほんとうにこれまたごもっとも、、あげすぎは怖いので、まだ購入してひと月が経ちますが
3度ほど採用してみたのみ、です。(60Lのトロ舟に1~2錠、、)←少ない
しかも沈殿しているので、効果はあまり望めなさそう^^;。

あとは、かわいいあまり今年はおやつのバナナ、ゆでたまごの頻度がやや多かった気が。
通院以降は、主食である配合飼料をあげ、2~3週に一度、おやつにカンシャ(乾燥えび)を。


ともあれ、がんばってくれたおーちゃんに、先生に、受付の方の方に、仕事を抜けさせてくれた職場に、
相談に乗ってくれた先輩に、見守ってくれていたカメさん、読者さま、かめともさん、神様仏様に、感謝。。

※うちのみどりーズは、心配して?威嚇にしか見えませんでしたが 弱ったおーちゃんに向かって
「プルプル」していたのでした。。


。。と、よくもまぁ、われながら毎年毎年飼育での失敗ばかりを、、と思います。

ともかくも、昨年までは「飼育する」状況でなかったのも事実です。
今年からは、「保管」から、「飼育場」を作ってあげないともうだめだな、と思うようになり
狭いながらも少しづつ工夫を重ねてきました。

やはりとくに女の子には「産んでもらえる」ような場所を作ってあげないと。産卵床である
土場は容れ物から見直し、作り直しました。
来年に持ち越しにはなりますがさらなる改善がおそらく産卵に関しては課題のようです。


、、こちらもとにかく体が、、もう命、削ってます^^;。おおげさだ、と思うかもしれませんが
少なくとも私にとってはそうなので、「多頭飼育をおすすめしません」と毎度書くのはそのためです。。
(こうしてカメに負担がかかります→何やってんだ私、、、となります。。)反省しております。。
過去にSNSや先輩に、多頭飼育崩壊している方々のようすを見聞きしてきたのも大きいです。
自分は紙一重なのか、と自問し「多頭飼育崩壊や~」と冗談まじりに話し、はげましていただき、
自分を鼓舞してきてきょうに至ります。

一頭でも体調を崩すと、そちらにつききりになりますし、「日々水かえし、ごはんを
あげていたら大丈夫」、、ではなかったのです。

そもそもとくに野外の活動に関しては日々自問自答、そして答えはわかりっこなく、でません。。
ことアカミミガメの「命」に関しては。

ただ「かめさんがすき」「今、自分ができること、今信じていることを やる。」それだけ、です。
ほんの、すこーし、だけ。

その作業は、ただ「かめさんがすき」でかめ飼育ブログを書いて、かめともさんと楽しく交流していた
そのころとは違って。
うしろめたさ、孤立感。もやもやは常時。けれど、勇気とカメ愛を発信してくださる方や、
少数でも応援、いっしょに心を寄り添わせてくださる方々に勇気をもらいつつ、
ちょっとだけ進み。こけながら。みてのとおり、どんくさいですから。。




次回は、きょう撮影したみどり保育園の園児の今のようすを、そしてとっても素敵な手作りの
ぶりくら市に出品予定のかめグッズの画像が届きましたので、ご紹介したいと思います



はぁ~。。なんということでしょう。書くのに3時間半もかかりました^^;。

シンプルにお伝え出来ずですみません。(そして実は手直しがまた必要なのであった。。)
今回卵詰まりについての詳しい情報が少なかったのですが、その少ない情報に救われたので
またこのたびの経験がどなたかのかめさんライフに役立てば、との思いで書かせていただきました。

黄身ぽいものがおなかにごろごろ、、の画像は検索で出てきます。
アカミミガメの、飼育下の女子によくみられる症状らしく、このたびカメの会長さんに質問した際には
フィールド調査での個体では見たことがない、とおっしゃられていました。※おそらくうまく伝わらなかった

だけで、カメさんを解剖すると女子の腹腔内にはよく見られます。

卵詰まりは飼育下では起こりえますので、何かある前の病院さがしと

常日頃の観察、健康チェックは大切だと感じます。


また、「こうするのがおすすめ」など、環境のアドバイスなどもよろしくお願いいたします。
土場はあるのですが、みんな遊び以外では近付きません。
↑2021現在も土場はうまく機能しておらず、オンシーズンは早朝から室内をカメの運動に開放しております^^;

水場が狭い場合は、運動量を稼ぐために放すのはアリだそうです。ただし、水棲カメのあしは本来陸場を

がしがし歩く生態ではないので、摩耗、こすれ、関節の負担の考慮はしておいたほうがいいそうです。




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みんな みなさまにとって きょう 明日が よい一日でありますよう。 ずっといっしょ

追記:2021.6.30 おーちゃんは、おかけさまで2018年以降は無事げんきにごはんをよく食べ、よく干し、み

んなと仲良く過ごしてくれて 現在はベランダで例年通り無加温での冬越し中です。

。。ちなみに通院以来ですが、保母にだっこされるのを暴れて、ひっかいて拒否るのはおーちゃんだけです。。^^;

いやな思いをいっぱいさせてごめんね。そして、元気でいてくれることに感謝です。

みなさまにはご心配おかけしました。見守っていただき、お読みいただきありがとうございます。


2017.8 川でのカメ調査~川での「わなかけ」「ゴミ」の危険性と、起こってしまった悲しい「事故」~

2017-09-04 14:55:21 | 野外(川・池)のカメ調査レポート

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夏休みがおわりましたね、子育て中の大人のみなさま、おつかれさまです。
学生さんは宿題やアルバイト、就活おつかれさまです。

そろそろ夏の疲れがどっとでてくるころですね。きょうの関西は、台風の影響での北風が
さわやかに吹いていて、秋の訪れをかんじています。

先月の川でのカメ調査をレポートしたいと思います。

。。毎度明るいことばかりではないと感じ、どんな方が読んでくださっているのか
さっぱりわかならいながらも書かせていただき、読んでいただけることに感謝しているのですが
今回は、、はっきり言ってタイトルにあるようにとても気の重い出来事がありました。

しかし、私たちが発見できたことで、これ以上の「被害の連鎖」を断ち切ることができたのでは、ということが
せめてもの救いだと思っています。

載せるべきか?悩みましたが、ここのレポートは、自分の経験したことを川などに行けない方と
共有したくて続けているので、それが保護活動の妨げになるような内容でなければ、やはり
いろいろなご意見もあるかと思いますがアップさせていただこうと思います。

こうした事故の起こることを知っていただき、今後の水辺での事故をできればひとつでも未然に防げるようにとの思いをこめて。

かなりむごい、残酷な画像が出てきますので、未成年の方がもしいらしたら、保護者様の許可をいただいてから
見ていただきたいと思います。

大人の方も、カメ飼育者の方はとくに無理なさらず自己判断でお願いいたします。



              




この日は真夏。いつも「暑さ」には弱いので、どのくらいぐったりするほど暑いのかびびっていましたが、最高気温35度といっても
比較的しのぎやすい、天候に恵まれ。。




ヒシの葉っぱ。



カメの会長と、ひさしぶりのTくんの参加で楽しくカメの調査と陸地や水中のゴミを集めて行きます。





ここのところ、連続してたまたま同じ場所の調査が続いていたので、今回はすこしちがう地点で気分的にもわくわくと楽しく。。



ヒシのたね。いつもの長いゴム手は暑いので、長袖と軍手でせめて腕だけでもお水につかりつつの作業です。


↑おたがいカメラを構えて、失笑中のカメの会長。

「いちど胴長を脱いで、水につかりながら調査してみたいね~」といいつつ。。

ゴミや木がひっかかるので、活動中は胴長を着ているのですが、暑くて重くてボーっとしてきます。



プカプカ。。と、ひさしぶりのヌートリアのうんち。はぁ。。とためいき。

無事かめさんたちが冬越しできるんだろうか、と。そしてどうも草をかじり、荒らしまくるので
ほどよいかめさんの好む「干し場」「ゆっくり隠れる場」もとても減ってしまい少ないように感じます。

最近姿を拝むことが少なくなってきたのですが、どうも川の上からは見えるようで目撃情報はあるようです。


オオカナダモが大量に。うちのカメさんたちに持ち帰りたかったのですが、電車移動中にかなり水がしたたりそうだったので、この日は断念しました。
(電車と原付で移動なので、胴長だけでもかなりかさばるのです・・)



手足にひっかかって痛い「カナムグラ」。前回の活動レポートにも書きましたが、在来種ですが
これが茂っている場所はヒトにもかめさんにも不人気の様です。



あれ、、これは、、どうやら「こいのぼり」のようです。かめさんが事故にあってなくて ほっとしつつ。

過去には、トレーナーのそでの先につまって亡くなっていた子もいたそうなんです。


「ひしの実」は、食べられるそうで。くりのようなお味と言っていたかしら。


これなんかは、かめさんもかじっていたり。ちょこっとかじった跡がなんとも愛しいですね。


ちいさい白い花も咲いています。








そして、、カメの会長が川の中を探っていて、何かが落ちているのを見つけました。











えっ、これ、なに・・・・・?!!


トラップ(わな)です。



みんなすぐに見るなり、それが何かを、、何が入っているのかも、察します。


でも、、

信じたくない。。頭が考えることと現実に起こっていることを受け入れるのを拒絶する光景です。。
タマゴも入っています。抱卵していた子がかかってしまったのでしょう。。

カメは夏とはいえ、こんなふうにバラバラになるには一週間では無理なので、数週間かそれ以上は日数が経って
いるのだろう、ということでした。






そしてまたあらたにここにかかる命。この子は息絶えて間もないような子でした。

そしてこの魚をもとめてまた次の命が、、恐ろしい地獄のような負の連鎖です。

このわなは、おそらくこれより上流で仕掛けたものが雨などで流されてここにたどり着いたのでは
ということでした。

調査がひと段落したあと、中をあけてみました。ゆっくりと時間をかけ、気持ちを受け入れ態勢にしてゆきます。

。。バラバラになって、いろも変色していたりしますが、どうやらアカミミガメは逃げたのか
それらしき甲羅はみあたりませんでした。



クサガメのおてて(前肢)。




そこそこなおおきさのクサガメが、3頭はかかっていたのでは、、?ということがわかってきました。

細かい骨、甲羅やたまごなどは、ほとんど網からこぼれ落ちていたようですが。。




これは、ナンバリングされていたクサガメの甲羅。この川でおなじみの子たちの亡骸です。

前回の川の調査でも、過去の記事にも何度か「トラップでの事故はこわい」と書いていますが
「溺死」は生き物にとってとても苦しく、残酷な死だと思う、と言います。

調査をするときも、生き物に敬意をもって接し、させていただけること、今在ることに感謝しながら
事故を起こすくらいならしない、くらいの覚悟で慎重に活動しなくては、と思います。

いつもお手伝いさせていただいている団体の調査では、10数年一度も事故はなかったそうですが
たまに調査中にトラップを「何がかかっているのかな?」と気になるらしく 悪気なく引き揚げてみる方が
いたりするので、そのときにわなが水没して かめが呼吸する場所がなくなって事故につながったりも
する地域もあるそうです。

人のすることはすべて自然にはよくないことばかりですし、護岸工事、アカミミガメの遺棄、ヌートリア、
乱獲、木の伐採などにしても、なんでもうすこし自然への配慮ができないのかとも思いますが、こ
のような人災を目のあたりにすると言葉も出ません。。


これがアカミミガメだったら・・・?「せめてよかった」なんて自分は思ってしまうのだろうか?

など考えると、はぁ、、人間は、、自分は、、勝手で残酷なもんだな、と自問自答し、自分だけでは
この気持ちをどうまとめていいのかわからず、思考停止してしまうのです。




さて、調査の続きに戻ります。







豪雨の名残り。画像の奥川が水面で、手前は遊歩道です。



立派な巻貝ですが、、在来種?


さて、朝の活動前にしかけたトラップのようすをチェックします。



カメの重みでわなが沈んでおぼれないように、空のペットボトルも中に入れています。



ん?いるね、クサガメかな?







わなかけで捕れた子と、てさぐりで捕まえた子たち。

かめさんを知っている方には周知の「見分け方」ですが、クサガメは甲羅に3本のもりあがった線(キール)が
あり、アカミミガメは通常顔の両サイドに「赤い線」が入っています。
どちらの種も、オスは黒化(こっか)すると、真っ黒になり、顔の模様も見分けがつかなくなったりします。

というわけで、上の2枚の画像のうち、一枚目は「クサガメ」の女の子が2頭
ちいさい3頭はアカミミガメ

その下の2枚目の画像は、4頭すべてアカミミガメ、おおきなくろっぽい子は黒化しています。

この川ではここ十年以上、だいたい月に3度調査をされているので、アカミミガメは防除が進むと低密度になり
捕まる子のサイズもじょじょに小さくなるハズなのですが、上流にアカミガメを供給する水辺が
あるので、たとえば雨が降ると流されてきたりと、防除のすすんでいる池などと比較しても
けっこう大きなアカミミガメが捕まったりするのです。

逆に、調査後リリースしているクサガメの小さい子は見かける印象は少なく。イシガメはもちろん、
みんな無事に生きているのかなとどきどきし、心配性な私はいつも胸がいたい思いでいます。。
命をぎりぎりつないでる、という状況と、「棲んでいる」ということはちがっていて、
繁殖する場があり、子供が確認できればそれは「この環境は棲むのに(すくなくとも)適している」と
いえる、、(ということで、あっていますよね?)もうカメたちの悲鳴が、いつも心の中では止みません。

子亀どころか、大人のカメも見つからなかったり、少ないと不安になります。というわけで、
ほぼ毎度不安です。(←私だけ。気にしすぎです。)


この日の水温は32.6℃(計測時)朝と昼で、場所にもよって差がありますが。。



計測タイム。おおきなクサガメの女子です。




みんな川で濁流にのまれたり、缶やビンが流れてきたり、いろんなことがあっても
だまってここで長年耐えて生きてきたんだね。。




お目目が黒化(こっか)しはじめている クサガメの男の子。


中には人間に捨てられちゃった子もいるかもだけれど。

甲羅が割れても、ケガしても。君たちには私なんてとてもかなわないよ、と感じます。

カメさんはなんでも知っていて、正しく生きていて。この一頭と私とのちがいったらどうだ、と。








多甲板ちゃん。通常は13枚ですが、この子は。。16枚?



黒化の子もお目目くりくりでかわいいですが、女の子もまけていません。







おおきな女子は、とっても魅力的。




はじめに紹介した子とは対照的に、この子は硬いものをたくさん食べているのか、くちばしがけずれてしまっていますね。


かいがらのようなものを いっぱい出しました。


甲長的に、うちの飼育クサガメとかわらないのに、頭のおおきさは1.5倍かそれ以上。。


ナンバリングで甲羅に開いている穴に、「ヌマビエラル」が入り込んでいました。


首やうでの付け根などによくくっついています。 きっとかゆいと思うので、測定後手分けして
ピンセットでとりのぞきました。



この子たちが、どうか無事生きてゆけますよう。いつもありがとう。

調査後はまた クサガメたちは川にリリースしました。


今回の事故で亡くなった生き物たちのために 祈ります。



おつきあいいただき、ありがとうございます。
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