愛犬ハルと家族のほのぼの日記(夕焼けこみち)

いつも優しい空気の中にいれたらいいな。

悩んだ末リリース 0904~0905

2015-09-09 16:42:00 | 捕獲、搬入搬出、リリース
母猫がいなくなってからシャーと威嚇ばかりしている3姉弟。
生後半年くらい経つと、こんなにも慣らしずらいものなんだな~と思いつつも
慣れてくれないかな~と夜何度も触り続けていました。



夜中はいつものように新聞紙をビリビリ、暴れてガシャガシャ。
手術の傷もいえて、こんな狭いケージじゃ退屈だよね、ごめんね。
でもこんなにシャーシャー言ってたら廊下にも出してあげれないよ。
どうしてあげるのがいいのか?悩みすぎて眠れませんでした。

もうすぐ半年を迎えるといってもまだ子猫。
本当だったら里親探しをしてあげるのが一番いいと思うけど
外でのびのび暮らすのがこの子達には幸せなのかな?
逃げるようになったキジ白ちゃんを見ながらそうな事を考えていました。

3時、大丈夫、大丈夫だよと優しく触りながら
どうしてほしいのかな?と猫ちゃん達に問いかけました。

4時過ぎ、大好きなカニカマを入れてあげると夢中になって食べていましたが、
ケージ内はぐちゃぐちゃです。

この後、公園の猫のお世話とクーちゃんのご飯をあげに行き、
クーちゃんの子猫達の様子を見て、緊急に保護する必要があると判断し
この子猫3匹のリリースを決断しました。

クーちゃんのご飯をあげ終えた帰り道、
子猫3匹を保護した餌やりさんのお宅に話をしに行きました。

実は、捕獲当日まではとっても協力的だった餌やりさん、
実際に捕獲に入ると、不機嫌になって色々文句を言い始めてしまいました。
5匹捕獲するのに捕獲器が3台しかなかった為、どうしても何度も行ったり来たり
しなければいけなくて、45分おきにかかっているか?確認に行っていました。
捕獲器を庭に仕掛けていたのでそれも気になり、
猫がかかるたびに、鳴いて騒ぐので近所の方に見られ
それも気にさわり疲れてしまったようで、
『ただお腹を空かせた野良猫に餌をあげていただけなのに、
こんな大事(おおごと)にされて、本当に迷惑だわ、
勝手にこんな事(捕獲)をされて大迷惑、
もう捕獲したら猫は返さなくていいわよ』と言われてしまいました。

本当はすでにご近所トラブルは大ごとになっていた場所でした。
(実際に以前から近所の方から数件相談を受けていましたが、
自分の近所ではない事もあり、捕獲に入りませんでした)
でも、トラブルになっている事は言わずに
野良猫に餌をあげてくれていた優しい気持ちを応援してあげたくて
うまく解決してあげれたらと思って捕獲に動いたつもりだったので、
餌やりさんに悲しいいい方をされてとても凹みました。

色々言いたかったけど、ずっと寝不足のうえに早朝から捕獲に入って疲れていたし、
途中で投げ出すわけにもいかないし・・・、
とりあえず、『私は餌やりさんの味方ですから、』という事と、
手術をしないで餌やりをしていると結果的には子猫が沢山生まれて
不幸な野良猫が増えてしまう結果になる事だけは話して、
センターからもらった冊子をお渡し読んで下さいとお願いして、
重い気持ちのまま、捕獲を終えました。



私が一番お伝えしたかった事はこちらです。


野良猫のTNRをする場合、
私にとって餌やりさんの協力はとっても大事なこと。
でも、野良猫と言葉にしただけで、だいたい餌やりさんはご近所トラブルを抱えているので
過剰反応して構えてしまいます。今回もそうでした。

今回捕獲に入った地域は、以前一緒に猫のTNR活動をしていたTさんが住む地域で
自治会の役員さんをやっている事もあり、相談して助けて頂きました。

オス猫リリースの際、餌やりさんのお宅にTさんと一緒に伺いました。
応対してくれたのはすごい剣幕で怒っていた奥様ではなく旦那さんで、
地域猫活動について、Tさんが色々詳しく説明すると、
旦那さんは理解してくれて、家の前でリリースしました。

そんな事があったので、母猫を逃がしてしまった事を伝えられずにいました。
深呼吸して、7時半にピンポンを鳴らしました。

母猫の手術が終わり傷が癒えたら、一緒に子猫をリリースする予定でいたけれど、
母猫が逃げてしまった事、子猫の里親探しも考えてみたけれど、
なかなか慣れず毎日暴れて、狭いケージ内に閉じ込めているのが可哀想な事、
病院でウイルス検査をしたかったけれど、2匹はすごい暴れてできなかった事、
保護した12日間の出来事を色々細かくお話しして
最後に、『子猫をリリースしたいと思うのですが・・・』と伝えると

『この間は色々言ってごめんなさいね、
 家で保護して大変だったでしょ、ありがとう。
 今まで通り面倒を見ますので、いいですよリリースして下さい』
そう言って下さり、予想外の答えに嬉しくて涙が出てきてしまいました。

ご飯も良く食べ、蚤取りとワクチン接種もしてありますのでと伝えると、
『家の中に本当は入れてあげたいんだけど、お父さんがね』とも。
頑張って捕獲に入ってよかった、素直にそう思いました。

少しは甘えられるようになった子猫達、
餌やりさんに甘えてお家に入れてもらえるといいな・・・。
可愛がってもらって幸せ暮らしてね。。。
3匹にそう言葉をかけながらゆっくりキャリーに移し、







旦那くんの仕事へ行く前に頼んで
8時半に餌やりさんのお庭の中でリリースしました。

長い文章にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。


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