カップLOVE 「Mountain Research ANARCHO CUP」

物欲の秋ですね。プーです。

まぁ、食欲の秋でもあり性欲の秋でもあり、てゆーか一年通してこの３大欲が収まる事が無くて困っているわけなんですが、今日は物欲のお話です。


シェラカップって萌えますよね？

はいすでについてこれない人多数いると思います。ついてこれなくて結構です。最近まわりの人間何人かにシェラカップ萌えについて語ってみましたが、誰もついてきませんでしたよ。

初めて買ったアウトドアの道具はシェラカップでした。15年ほど前でしょうか、池袋にあったS.R.C.のオリジナルシェラカップです。




シェラカップがどんなモノかとか説明無しにどんどん進めるわけですが、この15年前のシェラカップがいい味出てるんです。数々の合宿やらツーリングやらキャンプに連れて行かれ、ガソリンバーナーやらガスバーナーやらランタンやら焚火の上に乗せられ、酒を飲んだり取り皿にしたり、落としたり座ったり投げたり穴掘ったりしてきたシェラカップです。北海道から奄美まで色んな場所に行きました。

そんなシェラカップをまじまじと眺めて「非常にいい味が出ている」という事に気付いてしまったんですよ。凹んだロゴの焦げとかたまんないのですよ。

そーすると物欲がムラムラと。そーすると増殖してくるんですよモノが。


最近すっかりスノーピーク好きになっているプー、勤務している店にスノーピークのシェラカップを仕入れてしまうわけです。あ、決して職権を乱用したわけじゃないです、売れると思ったから仕入れたんです。本当です。実際にチタンのは人気あります。

まぁ自分も買うんだけど。




あっちゅーまに２個も増殖しましたよ。両方スノーピーク。左がステンレス。右がチタン。

先にチタン買ったんです。そりゃもーコッヘルもマグカップもシェラカップもチタン全盛ですから。そして気付いたんです。チタン製は味が無い。全く。

そりゃー軽いですよチタン製。最初のうちはこの軽さにしびれて嬉々として使っていました。特にスノーピークのシェラカップはハンドルの形状が非常によくできていて、とにかく持ちやすい。重さを感じさせないのです。

でもね、風が吹くと転がっていくんですよ。風に転がるシェラカップ。急に魅力を感じなくなってしまったんです。あまりの軽さに。その薄さゆえ、指で押すとベコベコとしなるのもいかがなものか。やっぱりシェラカップはステンレスでなくてはいけないのです。




というわけで原点回帰でやっぱりステンレスよね、と落ち着いた訳ですが、なんかさらにひとつ増えてますね。はい、実はつい最近増えまして。ええ。




この辺でもうわかっちゃった人とは、かなり仲良くなれると思いますよ。


急に話がかわりますが、数年前にある衝撃的な出会いがあったんです。カップとの。会社の研修でクライミング＆キャンプに行った時に、ある店の店長さんがちょっと変わったシェラカップを持ってたんです。底には「ROCKY CUP」とロゴが。シェラカップを寸胴にしたそのカップがなんだか物凄く格好良く、その質感がたまらなく、素晴らしく欲しくなってしまったんです。

調べてみるとこのロッキーカップ、オリジナルは2004年に廃番で製造中止。現在ではプレミアがついちゃってオークションで高値で取引されている状況。ぬーん。しばらくオークションウォッチしていましたが、とても落札できる金額じゃないんです。で、諦めていたんですが…。

それに代わる素敵なモノを発見してしまい。




買っちゃいました。マウンテンリサーチのANARCHO CUP。ネットで見つけてウンウン悩んでいたんですが、先日現物を見てその場で買ってしまいました。高かったけど。




形状はロッキーカップを忠実にコピーしたようです。シェラカップと比べると少し背が高く、寸胴です。

このカップ、プレスではなく「絞り」という技法で職人さんが一つ一つ手作りしているんです。ステンレスの部材は、ロッキーカップより厚いものを使用。高価なぶん、非常に質感良いです。ここ数日、家にいる時はいつも近くに置いて、手にとってスリスリしています。変態なのは自覚しています。なんでこんなモノにうっとりするのか自分。




一気に４つまで増殖してしまったわけですが、ほら、きれいにスタッキング。場所も取りませんよ。４つも必要無いとかそういう事言っちゃダメです。場所取らないからいいの。


「シェラカップといえば、シェラクラブのオリジナルも買わなきゃ。」とか「スノーピークが限定で出した３個セットのうちの、銅のシェラカップやっぱ欲しい。」とかは内緒で、とりあえずＡＭカップのおかげで少し物欲が落ち着いた最近なのでした。