今日は一日完全休養日としました
どっこも出ていきませんでした
明日のパンも有りません(笑) 冷凍ご飯で朝食は凌ぎます
寝る子は育つので、3時半から7時過ぎまで寝がえりに苦しみながら睡眠
夜の睡眠も出来ますが昼間の睡眠も得意です
明日も多分スーパーへはいけないのでパンとヨーグルト・・・
甘えた生活をしています
というわけで今日は「和風総本家」の録画してあるのを鑑賞
この番組の主役は多くの場合職人さんです
今日のもまさにそのもので、僕の記憶の中ではほとんどが僕と同年代かそれ以上の方々です
でも一番メインになってたのは18歳の少年が故郷を出て東京で和食料理人を目指す場面でした
それを前後にして間は老職人たちの奮闘記
中でも注射器というか注射筒というかあのガラスの容器を0.03mmの精度で完成させる87歳の職人さんがすごかった
今の注射器は全部プラスティックになり使い捨ての時代です
その職人さんの作るのはデカい注射器様風の液体注入器
経営者がそれより少し若い人でこの会社はいつまで続くのだろうと思わざるを得ませんでした
概ね老職人ばかりで企業の存続は? と自分の立場と重ね合わせてそればかりに気になったりしています
最後に琴職人の場面では25歳の息子が後を継ぐというのを見せられてほっとしました
何度も何度も此処で言ってきたので もう言うまいと思いながらですが
経済的に恵まれないまでも食っていけるだけの報酬を得られなければ跡継ぎは生まれません
僕たちの仕事は勿論、お客様である色んな業界で職人は消えつつあります
職人というものは一人で完成まで持ってゆけるのはほんの一部で、多くの場合
職人から職人の手に繋がれてそして最後の職人の手で完成を見るものです
その中の一職種の手がなくなったら全体に影響を受けます
うちの仕事の大きなお得意様だった仏具業界は大変な落ち込み様でした
高度成長時代には仏壇仏具が飛ぶように売れ、大須の仏壇通りの繁栄は誰が見ても異常なくらいでした
時代は変わりその姿の仏壇は団地やマンションなど核家族化の影響で生活様式が変わり
仏壇の存在そのものが縮小していきます
本体がそれですから仏具も同じ
拡大期に当然の如く国内で間に合わなくなり、いや安い品物を求めて海外製品が出回ります
いつも行ってた会社では「中国なら人件費は日本の100分の一だ わはは・・」(やや脚色ありです) 僕ら職人の前でそう言ってました
それで逆に中国で間に合わない商品だけ日本で作らせるようになる
これでは満足な報酬を得られるわけがありません
その挙句に物が売れない時代への突入
何処の業界でもそれに似た現象が起こっている
でもそれを責めるわけにはいきません
それでも職人は自分の技の中で何とかしていかなければなりませんから
インターネットの発達で上手に生きていけるようになった職人さんもいます
でもそれはごく稀です
稀でもいいからその中から本物の日本の職人が生まれる
元来日本人は器用な人間です
貨幣価値のハンディさえなかったらきっと今でもモノ作りは衰えていないはず
ネットの環境を利用して日本人の創意工夫が世界で通用し始めていると言っても過言ではないでしょう
後輩の日本の職人たちにエールを送りたいと思います
そしてもっとたくさんの人がその職場で才能を開花させてもらいたいものです
どっこも出ていきませんでした
明日のパンも有りません(笑) 冷凍ご飯で朝食は凌ぎます
寝る子は育つので、3時半から7時過ぎまで寝がえりに苦しみながら睡眠
夜の睡眠も出来ますが昼間の睡眠も得意です
明日も多分スーパーへはいけないのでパンとヨーグルト・・・
甘えた生活をしています
というわけで今日は「和風総本家」の録画してあるのを鑑賞
この番組の主役は多くの場合職人さんです
今日のもまさにそのもので、僕の記憶の中ではほとんどが僕と同年代かそれ以上の方々です
でも一番メインになってたのは18歳の少年が故郷を出て東京で和食料理人を目指す場面でした
それを前後にして間は老職人たちの奮闘記
中でも注射器というか注射筒というかあのガラスの容器を0.03mmの精度で完成させる87歳の職人さんがすごかった
今の注射器は全部プラスティックになり使い捨ての時代です
その職人さんの作るのはデカい注射器様風の液体注入器
経営者がそれより少し若い人でこの会社はいつまで続くのだろうと思わざるを得ませんでした
概ね老職人ばかりで企業の存続は? と自分の立場と重ね合わせてそればかりに気になったりしています
最後に琴職人の場面では25歳の息子が後を継ぐというのを見せられてほっとしました
何度も何度も此処で言ってきたので もう言うまいと思いながらですが
経済的に恵まれないまでも食っていけるだけの報酬を得られなければ跡継ぎは生まれません
僕たちの仕事は勿論、お客様である色んな業界で職人は消えつつあります
職人というものは一人で完成まで持ってゆけるのはほんの一部で、多くの場合
職人から職人の手に繋がれてそして最後の職人の手で完成を見るものです
その中の一職種の手がなくなったら全体に影響を受けます
うちの仕事の大きなお得意様だった仏具業界は大変な落ち込み様でした
高度成長時代には仏壇仏具が飛ぶように売れ、大須の仏壇通りの繁栄は誰が見ても異常なくらいでした
時代は変わりその姿の仏壇は団地やマンションなど核家族化の影響で生活様式が変わり
仏壇の存在そのものが縮小していきます
本体がそれですから仏具も同じ
拡大期に当然の如く国内で間に合わなくなり、いや安い品物を求めて海外製品が出回ります
いつも行ってた会社では「中国なら人件費は日本の100分の一だ わはは・・」(やや脚色ありです) 僕ら職人の前でそう言ってました
それで逆に中国で間に合わない商品だけ日本で作らせるようになる
これでは満足な報酬を得られるわけがありません
その挙句に物が売れない時代への突入
何処の業界でもそれに似た現象が起こっている
でもそれを責めるわけにはいきません
それでも職人は自分の技の中で何とかしていかなければなりませんから
インターネットの発達で上手に生きていけるようになった職人さんもいます
でもそれはごく稀です
稀でもいいからその中から本物の日本の職人が生まれる
元来日本人は器用な人間です
貨幣価値のハンディさえなかったらきっと今でもモノ作りは衰えていないはず
ネットの環境を利用して日本人の創意工夫が世界で通用し始めていると言っても過言ではないでしょう
後輩の日本の職人たちにエールを送りたいと思います
そしてもっとたくさんの人がその職場で才能を開花させてもらいたいものです