もう長い間一人カラオケをしてきた。
でも基本僕は歌が下手。若い頃バンドなんかをしてきたが務めてボーカルの役は回避してきたわけだ。
知ってるから、下手なのを。
音楽は好きだけど歌うことは好きではなかった。
でも、人前で歌うことはあった。それは自分で作った歌。
ははは、誰もこの歌の正解を知らないから僕の歌声が正解と言えたから。
歌い終わって会場が明るくなった時に座ってた子たちの目が真っ赤だったことは僕の死ぬまで忘れられない宝物になった。
でも真実を知っているから歌の実力だけがわかるカラオケが嫌いだった。
父親が大好きだったカラオケに親孝行(?)の僕が一回も付き合ったことがなかった、ことでも証明されている。
それなのに何年か前から一人カラオケにハマった。元来音楽は好き、歌は好き、その基本は変わらない。でも歌は聞かせたくない。
だったらヒトカラが最適でしょ。
何時間歌っても飽きない。下手だけど気持ちいい。
新しい歌が歌えるようになるとその度ごとに心が震える。今まで知ってたけど自分で歌えるようになるなんて思いもしなかった曲を僕の声で奏でる。
で、で、で、歌うときは自己満足以外の何物でもない。だから下手に音程バーなど表示させるとその外れ方にまた自己嫌悪を増幅させるだけ。
ずっとずっと表示させずじまいだった。
でも敬ちゃんとか石やんとかと一緒に行くと向こうから強制的にそういう状態になることがあった。あったらあったで付き合う。
そうすっと自分の歌の弱点表示となる。
小学生の時にオンチと呼ばれた形跡が少し残っているような気がする。
ちょっと♭するのだ。
ようやっと一年くらい前から音程バーを表示させる癖がついた。
めっちゃめちゃの外れ具合だったのがだいぶ補正されてきた。
めっちゃめちゃと言ってもこれは謙遜もあるのでホントのめっちゃめちゃでもないのだがフレーズの端々で崩れるってこと。
まだまだ先は長いのだが上達はしてないこともない。
かもめが翔んだ日
かもめ〜がとんだ かもめ〜がとんだぁ
と例えばこのかもめ〜の「め」 普通カモメと言うとこの「め」は⤵︎でしょ
そう歌ってたんだよね
そうすると音程バーから外れます。あれ?と思って「め」を「も」より
高く持っていくとなんか綺麗になるんです。その後のメロディーも自然に「とんで」ゆくような気がして。
音程バーのおかげで気持ちよくなった一つの例です。
これを金曜日に学びました。
さて楽しく翔んで行きたいので歌だけよりダンス付きでどうぞ
#アバンギャルディ #かもめが翔んだ日 #JGTバージョン