「脱炭素」は嘘だらけ
杉山大志
産経新聞出版
本の帯にあった「小泉大臣 問題はレジ袋ではなく中国です」という文章に興味を持ち購入する。
レジ袋についてどんなことが書いてあるかと読み始めたが。一向にレジ袋についての記述はなくそのまま読み終えてしまった。
現在の環境問題について出てくる情報はフェイクが多い。
それを鵜呑みにてはいけないということ。
米国の共和党支持者は温暖化危機説がフェイクであることをよく知っている。
議会でもメディアでも観測データに基づいた合理的な議論がなされている。
しかし日本はそうはなっていない。
のみならず強固な利権がそこかしこにできてしまった。
省庁は各々温暖化対策予算と権限を持っている。
その補助金に群がる企業がある。
研究者は政府予算を使って温暖化で災厄が起きるという「成果」を発表する。
メディアはそれをホラー話に仕立てて儲ける。
その帰結として日本の国力は危険なまでに損なわれつつある。
レジ袋の削減が環境問題に役立つようにと願う。