身近なプラスチックがわかる
西岡真由美著
岩田忠久監修
齋藤勝裕監修
生分解性プラスチックの評価は土中、水中、コンポスト中で60%以上の生分解性(最終的には100%の生分解性が見込まれる)が確認されれば基準を満たすことになる。
裏返せばどんな環境でも生分解することを保証するものではない。
現在開発されている生分解性プラスチックの多くは、このうちコンポスト中で生分解性が発揮されるものである。
コンポストは、微生物が多く存在し、60℃前後の高温が保たれた人工的な環境だ。この中では微生物の働きが活発となり、土中、水中よりも早く分解が進む。
だが生分解性プラスチックの使用が望まれているのはレジ袋でそれは海洋汚染を引き起こしていることが主な理由だ。
早く水中でできるだけ早く分解する素材が普及することを望む。