巻頭写真 : 自然保護区セネ湿地帯
海と信仰とケルト文化と古代巨石文明と
フランスにあってフランスではない異世界を訪れよう
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今回は「鳥だらけ」の回となります
「ヴァンヌ」から南側につながって『Séné セネ』という自治体があって
その「セネ」の東半分は湿地帯で
野鳥天国
国の自然保護地区指定されている
Poto by INPN(国立自然文化財委員会)
濃紺に塗られた範囲が「自然保護区」の湿地帯
かつては塩田があった
今は塩田はないが
今も昔も野鳥の天国であることには変わりがない
尾瀬のように
歩ける位置が決められている
そして
野鳥の観察ポイントも作られている
平らな地面にあったり
斜面にあったり
樹上にあったり
この保護区で観察できる野鳥の写真を
保護委員会からお借りしてきた
All photo of birds below
by "Réserve Naturelle de marais de Séné" @reservedesene.bzh
『Avocette élégante ソリタカセイタカシギ』
『Vecasseau variable ハマシギ』
『Becasseau des marais コアオアシギ』
『Chevalier avoyeur アオアシシギ』
『Chevalier arlequin ツルシギ』
『Chevalier cul-blanc オジロシギ』
『Chevalier gambette アカアシシギ』
『Chevalier guignette イソシギ』
『Combattant varié エリマキシギ』
『Courlis-colrieu cendre (ハイイロ)ダイシャクシギ』
『Echasse blanche セイタカシギ』
『Pluvier-argenté ダイゼン』
『Vanneau-huppé タゲリ』
『Bernache cravant コクガン』
『Canard colvert マガモ』
『Canard pilet オナガガモ』
『Canard siffleur ヒドリガモ』
『Sarcelle d'hiver コガモ』
『Tadorne de Belon ツクシガモ』
『Canard souchet ハシビロガモ』
『Sygne tubercule コブハクチョウ』
『Aigrette gazette コサギ』
『Heron cendré アオサギ』
『Heron gardebeouf アマサギ』
『Spatule blanche ヘラサギ』
『Fourque macroule オオバン』
『Grand carmoran カワウ』
『Grèbe castagneux カイツブリ』
『Martin pécheur カワセミ』
せっかくだから『Séné セネ』 の村と港やその周辺にも行ってみよう
小さな村なので家並みには見るべきものはないが
こんな港
そして礼拝堂がある
『Chapelle de Bon Voyage de Kerarden ケラルデンの良き旅の聖母礼拝堂』
やはりこの村は港で成り立っている
『Port Sainte-Anne サント・アンナ港』
手の届きそうな近さにいくつもある小さな島々に
観光客を渡す連絡船や
モルビアン湾一周遊覧船などが発着する
伝統的な赤い帆の船のお祭りがあります
3本マストの大型船も集まってきて
無数にある岬めぐりで盛り上がります
複雑な地形だけに小さな岬もたくさん有って
『Prèsqu'ile de Villeneuve ヴィルヌゥヴ岬』
海と陸との織りなす光景は
朝昼晩を通して刻々と変化して目を飽きさせません
島といえば
こんな近い距離にもこんな小さな島がある
『Ile de Bachit ベシ島』
別の角度から引き潮の時に
100m x 50m ほどで一軒の家があり
私有地です
では今回はこの辺で
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※
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