タミアのおもしろ日記

食文化・食育のお役立ちの話題、トンデモ食育、都市伝説、フードファディズムなどを分析して解説します!(^.^)

農水省BUZZMAFFは残念

2022年03月06日 | Weblog
あんまりエンタメやアニメなどを見ない主義なので、食関係の仕事をしてて「最近農水省でバズマフという番組をやってるけど見た?」という話にも、別に?と答えてました。
でも、話のタネに見て、やっぱりがっかり。

まず、ショート動画で「栗きんとんがきれいな金色なのはどうしですか?」というのを見ました。栗きんとんは着色されている、と食に関心のある大人なら皆知ってる凡庸なネタから始まりました。続いて、着色してるが人工物ではなくクチナシの実を使っています。と大きな文字で紹介しました。人工物ではない、がこのプレゼンの主眼のようですが、人工着色料は危険だと匂わせたいのでしょうか。プレゼンの目的が分かりませんでした。

次に「デリシャスパーティ♡プリキュアについて」という動画を見ました。
若手官僚二人が登場して、テレビ放映中のこのアニメの主人公はお米をイメージしたキャラです、と説明しました。そこまでなら、へえ面白い、で終わったところでしたが、問題なのは「プリキュアを利用してお米の消費拡大ができないかと上から命令された」という部分です。彼らは、今後のアニメの展開は農水省の政策に沿った内容であって欲しいといいました。官僚がこんなことを言えば、プリキュアの制作スタッフが「よい子はお米をたくさん食べましょう。」と声優にしゃべらせかねません。
 アニメの内容に国が「こうあるべきだ」とくちばしを挟むのは、80年前にタイムスリップしたみたいで気持ち悪いです。
  

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 温室効果ガス中、牛のゲップ... | トップ | 食育のナッジ理論任せは全体... »

Weblog」カテゴリの最新記事