近年欧米諸国で抹茶が大ブームです。火付け役になったのは大手カフェチェーン店などの抹茶ラテと言われています。その結果、ドリンクやお菓子などを美しい緑色に染められると、抹茶が大人気です。日本の高級抹茶は高値で輸出され業界はうれしい悲鳴だそうです。しかし、英語圏の情報を検索していて、大きな問題が生じつつあることに気が付きました。抹茶生産者も多分まだ知らないと思いますので、急いで紹介します。ぜひ対応急いでほしいと思います。
4,5年前からアメリカなどでは、バタフライピー茶をブルー抹茶、ドラゴンフルーツの粉末をピンク抹茶と命名して売り出す企業が現れています。このため、アメリカのお茶ブログでは「ブルー抹茶は抹茶ですか?」と言うQ&Aを設けているページさえあります。(答えはもちろんノーです。)
幸いまだ英語圏ウキペディアでは、抹茶はあくまでもチャノキの粉末に限られるとしています。しかし、すでにInstagramではバタフライピー茶をブルー抹茶として紹介する動画が1,000,000回再生されているケースもあります。
このまま放置すると、数年以内に英語圏では「マッチャ」は単に「赤や青や緑などカラフルな色を飲み物やお菓子などに与える色素」という意味に変換することでしょう。
日本の茶業界が適切に対応しないと、「マッチャは植物性色素の総称であり、その中に緑色のチャノキ粉末も含まれる」となるでしょう。和食の大好きな私としては、このようにお茶の位置づけを矮小化する誤解が広まる可能性を危惧しています。
4,5年前からアメリカなどでは、バタフライピー茶をブルー抹茶、ドラゴンフルーツの粉末をピンク抹茶と命名して売り出す企業が現れています。このため、アメリカのお茶ブログでは「ブルー抹茶は抹茶ですか?」と言うQ&Aを設けているページさえあります。(答えはもちろんノーです。)
幸いまだ英語圏ウキペディアでは、抹茶はあくまでもチャノキの粉末に限られるとしています。しかし、すでにInstagramではバタフライピー茶をブルー抹茶として紹介する動画が1,000,000回再生されているケースもあります。
このまま放置すると、数年以内に英語圏では「マッチャ」は単に「赤や青や緑などカラフルな色を飲み物やお菓子などに与える色素」という意味に変換することでしょう。
日本の茶業界が適切に対応しないと、「マッチャは植物性色素の総称であり、その中に緑色のチャノキ粉末も含まれる」となるでしょう。和食の大好きな私としては、このようにお茶の位置づけを矮小化する誤解が広まる可能性を危惧しています。