日本学校メンタルヘルス学会よりお知らせです
【第26回研修会】「学校とは何か」~学校の奢り、学校の悲しみ~
第26回研修会のご案内(ニュースレターより)
小野田正利大阪大学教授講演
「学校とは何か」
~学校の奢り、学校の悲しみ~
大阪大学の
小野田正利といえば、保護者の無理難題要求に関する研究
いわゆる「いちゃもん研究」で有名です。
「学校現場に元気と活力を!」をスローガンとして、
現場に密着した研究活動を展開していますし、
本学会でも大会のシンポジウム等でお世話になっています。
大阪生まれではない先生ですが、根っからのサービス精神旺盛の
講演会や研修会に参加すると、小野田先生は、本当に教師の味方なんだと思います。
ですが、今回の企画はこれまでの小野田先生の講演会の趣とは、異なります。
しっとりとした小野田先生に出会える会となります。
実は、というと小野田先生に失礼になりますが、
小野田先生のご専門は、教育制度学、学校経営学なのです。
「教育参加と民主制」の研究で、日本教育経営学会賞(1997年)を受賞されています。
▽第1部:「学校とは何かー学校の奢り 学校の悲しみ」講演会概要
その小野田先生から見た「学校」について、学校の外側から広く学校を巡る社会状況を
見渡して語っていただこうとする企画です。
第1部での講演の観点は、以下の5点です。
①保護者や地域から見て、学校や教師に対する評価はいまどうなっているのか?
②当然とされてきた学校の論理や都合は、どこまで説得性や正当性があるのか?
③他方で、学校や教師は、民間企業の論理や手法を活用できにくい実態はどこにあるのか?
④疲弊する学校、孤立する教職員の実態。
⑤「教育改革病」に冒され続けている学校。
▽第2部:対談「小野田正利先生に聞く」(聞き手:小林正幸)概要
フロアーからのご質問、ご意見を受けながら、上記の5点を係留点としながら、
当学会 平成22年度企画の年間テーマ
「広げよう!育てよう!元気の“もと”Ⅱ」
に繋がる観点や方向性を広く、深く探っていきたいと思います。
今の日本の学校の現状を踏まえた上で、教師を支え、
教師を始めとする学校関係者のメンタルヘルスを向上させていくために、
学校はどの方向に向かって、何を道しるべとして進んでいくべきなのでしょうか。
そのことを、小野田先生と考えていければと願っています。
≪日時≫ 2010年10月3日(日) 13:30~16:30(受付13:00~)
≪会場≫ 国立オリンピック記念青少年総合センター 小ホール
<所在地>〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1
会場へのアクセスはこちらをご参照ください
≪研修内容≫
13:30~15:00
講演:「学校とは何か」~学校の奢り 学校の悲しみ~
15:15~16:30
対談:「小野田正利先生に聞く」(聞き手:小林正幸)
※フロアからの質疑応答もあります。
≪講 師≫
小野田正利
≪司 会≫
小林正幸
(東京学芸大学教授・教職大学院教授、当学会評議員)
≪対 象≫ 公開講座となりますので、教育現場にかかわっている方以外も
広くご参加いただけます
≪参加費≫ 事前申し込み 会員1,500円 非会員2,000円
当日申し込み 一律3,000円
≪定 員≫ 300名
≪締切日≫ 2010年9月24日(金)
≪申込方法≫
WEBフォームにてお申込みください。
その後、参加費を裏面記載の口座にお振込みください。
振込の確認をもって事前申込扱いとします。
なお、研修会当日は振込の半券をご持参ください。
WEBフォームはこちら
≪参加費振込先≫
いずれの口座も加入者名 日本学校メンタルヘルス学会 セミナー
郵便局から 郵便振替口座 00160-8-77206
銀行から ゆうちょ銀行 〇一九店(ゼロイチキュウテン)当座0077206
講師 小野田正利先生の紹介
1955年愛知県出身。
大阪大学大学院人間科学研究科教授。教育学博士。
専門は教育制度学、学校経営学。
フランスの教育制度に関する「教育参加と民主制」の研究で、
日本教育経営学会賞(1997年)を受賞している。
保護者の無理難題要求に関する研究いわゆる「いちゃもん研究」で有名。
「学校現場に元気と活力を!」をスローガンとして、
現場に密着した研究活動を展開している。
大阪市教育委員会の教師向け「要望・苦情等の対応の手引き」作成に携わり、
全国の教育関係者から大きな注目を集めた。
講師執筆の関連図書
『教育参加と民主制―フランスにおける教育審議機関に関する研究』 風間書房
『悲鳴をあげる学校―親の“イチャモン”から“結びあい”へ』 旬報社
『親はモンスターじゃない!-イチャモンはつながるチャンスだ』 学事出版
お問い合わせは
日本学校メンタルヘルス学会まで