プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
こちらもどうぞ→ https://note.com/nana_horoiwa

Tweetが地域のハッピー度を示す

2018-01-31 20:27:11 | 考えたこと
ポジティブサイコロジーをオンラインで学んでいるのだけれど、
その中でこんな記事に出会った。
twitterのつぶやきを解析して、地域ごとにどんな言葉が多く使われているかを調べる。
そうすると、ネガティブな言葉が使われている頻度が高い地域と、
心疾患で亡くなる人の多い地域とが相関しているという研究結果。
twitterでネガティブな言葉をつぶやいている人が亡くなるというのではなく、
ネガティブなつぶやきの度合いと
心疾患で亡くなる人の率が同じ傾向をあらわすという内容。
コミュニティがハッピーであることが
個人の健康に影響するということが
twitterで使われている言葉からわかるっていうのは面白い。
リビングオハナ的な活動が地域のポジティブなtweetに還元されたら
嬉しいなぁと思ったり。

自分のつぶやきの傾向をチェックすることで
最近の心理状態がわかるという話も。
こっちについては勝手に心理状態を把握されるのは嫌だなぁと。
facebookとtwitterとで、ネガティブな独り言はどちらかといえば
twitterに投稿することが多い。どんどん流れて、適度に薄まるし、
周りからのリアクションもほぼ、無い。
ちょっと愚痴って、スッキリするという使い方。

「ネガティブな感情」を安全に表現できる場。
これからもっと必要になっていくかもしれないなぁ。
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toxic meme generator なる言葉

2018-01-30 10:26:05 | 考えたこと
面白い記事を見つけた。
その中にあるtoxic meme generatorなる言葉。
害毒ミーム発生器とでも言えばいいのかな?

エール大学のDan Kahan教授が記事の中で使っていて、
結果として人びとに「分断」をもたらす、と。

「分断」という言葉は今年の私にとってのキーワード。
昨年からあるプロジェクトにかかわっていて、
その中で、何回か聞いた言葉だからだ。

部外者として聞いていると、
そんなところで分断が起こるのか…のように思うのだが、
思い返してみれば、同じ思いや目的を持っていても
グループが割れ、(陰で)お互いの悪口を言い合う的な状況に、
小学校のころから大人になるまで、何回も遭遇している。

この記事の文脈でいうと、
影響力のある人がそれまではコメントされることがなかった事態や
批難や批判されることが無かった出来事に対して、
批判的なコメントをする。
その批判的な態度や雰囲気がミームとして伝染し、
広がっていく。
あるいはこれまでそのふるまいはその地位にある人にとっては
ふさわしくないとされていた行動が
別に、いいんじゃない? 的に広がっていく。
そのことが混乱や「分断」につながる。
協調的で建設的な動きを阻害してしまう。

昔、猛烈サラリーマンの父親が、
「部内で足の引っ張り合いをしている場合じゃないんだ。
戦うべき相手は会社の外にいっぱいいるわけだから」
と言っていた言葉が思い出される。
意図的に、あるいは無意識的に
「分断」をはかっているとしたら…?

toxic meme generatorなる言葉。
興味深い。




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「問題は起こる」が前提

2018-01-29 13:33:27 | Life in Hawaii
お正月をゆっくり日本で過ごし、
新学期に間に合うように戻った次の日。
時差ぼけで眠い。

ちょっとだけ寝ようと山ほどの洗濯を洗濯機に放り込み、
スイッチをオンにしてうたた寝した。
ふと、いつまでも続く水の音に目をさますと
寝ているドアの隙間から水がヒタヒタと押し寄せている。
え! と思ってリビングに出ると、なんとカーペットが水浸し!
洗濯機を止め、半泣きになりながらバスタオルでなんとかしようと奮闘。
でも、水を吸い込んだカーペットには歯が立たない。

コンド(マンション)のフロントに連絡すると、
面倒臭そうにやってきたスタッフが
「こりゃ大変」的にメンテナンスのスタッフを招集。
水を吸い込めるでっかいバキュームを持ってかけつけてくれた。
ぷかぷか浮いてる日本からのお土産類を拾って、
床に置いてある本類を高いところに移動させ、
久しぶりにアドレナリン大放出。

その間に業者さんに電話をかけ、部屋の状況を伝えると、
同じくバキュームとでっかい扇風機を3つほど持って登場。
まずは表面を乾かすという。昔の飛行機の中の音のような爆音。
壁の湿気を測っては、テキパキと「ここまで浸水」的にテープを
貼っていく。ハワイでもテキパキしてくれるところがあるんだ…と
妙に感心しながら見守っていた。

次の日はカーペットの下側を乾かすとのことで、
ベリベリとカーペットを剥がし、壁の巾木もはがして
「え、大丈夫なの? やりすぎじゃないの?」と
言う間も無く、じゃんじゃかと作業が進む。

そんなこんなで時差ぼけのなか、ものすごい騒音のなかで
3晩を過ごし、洗濯機の故障が原因であることがわかり、
新しい洗濯機を発注しに行くと同時に洗濯物を持って、
友人宅をめぐり、洗濯機を借りる日々。
やっと洗濯機が設置されたのは2週間後。
やれやれと思いつつ、保険のやりとりやらなんやらで
ドキドキすることの続く日々を送りました。

そして、学んだこと。
この国は「問題が起こったら対処する」というマインドセットなんだ、と。
日本のマンションでは洗濯機の下には排水パンや排水口がある。
何かで水が漏れたとしても、リビングが水浸しっていうのは
聞いたことがない。

業者さんに、「こういうことってよくあるの?」と聞いたら、
「そんなに多くはないけど、先週、あったよ」と。
このテキパキっぷりを見ると、むっちゃ慣れている。
だいたい、色んなものの手配にやたら時間がかかるハワイなのに、
機材もぱっぱと来た。
「部屋が水浸しになる」ような状況は結構、あるんじゃないかと見た。
だから、対処に慣れている。いちいち、騒がない。

昨年までは「なんでこんなことが〜!」
「日本ではこんな目にあうことはなかった〜」
「ありえない!」「わかってるはずなのに」
と落ち込んだり、腹を立てたり。
何かあるたびに、気分が上がったり下がったり。

しかし、理解した。
ここでは予防ではなく対処なのだ。
考え抜いて問題が起こらないようにと
配慮するのではなく、
とりあえずやってみる。
そして問題が起こったら
とりあえずヘルプ!と叫ぶことが必要。
それからどうすればいいか考える。
「対処」に長けている。
問題が起こったこと自体に対しての
コメントではなく、
「じゃあどうすればいいか」に焦点があたる。

なるほど。
そういうわけか。

問題が起こらないように、
ではなく
問題はおこるだろうけど、
何かが起こったらそれに対処するよ、
というスタンス。

どうりでみんな、DO IT YOURSELF的能力が高い。
いろんなところが壊れるから。
問題が起こること前提だから。
床張るし、壁塗るし、トイレも直す。
業者さん頼むと高いし、いつ来てもらえるかわからない。
対処能力が高くなっていき、家族の中で、ご近所さんで、
なかでも器用な人がちょちょちょいとやる感じ。

ここに気づいた今、かなり開き直った。
そうか、そういうことか。
それじゃあ、そのマインドセットでいくよ。

今年は「問題が起こらないように」ではなく
「問題は起こるから、それに対処できるように」
でいこう。
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