プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
こちらもどうぞ→ https://note.com/nana_horoiwa

「玉ねぎケーキ」作りました

2019-10-16 09:13:49 | ルーティン
小麦粉セラピー、今日は玉ねぎで
「玉ねぎ」ケーキを。
ケークサレ的食事パン。
バターがたっぷりなので、
かなりヘビー。
息子向けですね。

坂口校長からの月1回の
メールアドバイスで、
毎回、写真を撮って、
手書きレシピなども書いて、
cookみたいな作りにしてはどうか、
といただいたのですが、
とりあえず、完成写真だけブログに。

バタロールはヘビーローテションしていて、
とても美味しい。
日にちがたちそうになったら、冷凍しておけるので、
とっても便利。
cookのレシピ、ちょっと変更して、
粉200グラム、卵一個、砂糖を半量で作っております。
卵、半分とか余しても、うまく使いきれなかったので。

今回のレシピもバター100グラムなのですが、
ハワイで売ってるバターのひとかたまりが
113グラムなので、(測ったら110グラムぐらいだったけど)
まあ、10グラムおまけでバターたっぷりレシピ。
使い切れる量って結構大事だわ。

ほぼ20年、お世話になっているお菓子の本。
今、カメラマンさんのお名前みたら、
集英社のコスモポリタン時代に何回かご一緒したことの
ある方だった。お元気かなぁ。

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料理と掃除

2019-09-24 20:36:55 | ルーティン
数日前から、
生きてくのに身につけておくべきスキルは何だろう?
と、結構、真面目に考えていた。
コミュニケーションスキルとか、
EQとかあれこれ思っていたのだが、
ふと「料理と掃除だ」と思い至った。

机の周りじゅうに溢れかえっている書類やパンフ、
本類を見て、うんざりしているところだった
せいかもしれない。

私にとっては料理と掃除は
「時間があったらやるもの」的な位置づけで、
まずは「仕事」が優先。
いざとなったら外注。
杉並に暮らしている時には、
ご近所にお惣菜屋さんがいっぱいあり、
リーズナブルなお値段だったので、
存分に利用させてもらっていた。
掃除も、まあ、汚くなったらする、的な。
生活の中にルーティンとして
織り込まれないまま、現在に至っている。
(って、気づくのが遅すぎ)

ところが、ハワイに来て、
手頃なお惣菜はなく、
手頃な外食もなく、
自分で作る以外、美味しくて
リーズナブルなものにありつける
可能性がムッチャ低くなった。

周りを見回すと、みなさん、
とっても美味しいお料理で
周りをもてなしている。
自分もやったほうがいいよなぁ、と。
そんなわけで、自分で料理する機会が増えた。
ところが、料理に慣れていないと、
いちいちレシピを見て、量を計る必要があり、
ますます、時間がかかるという事態。

さささ、と美味しい料理の作れる友人たちを
羨望と尊敬の眼差して見つめる日々を送っている。
一品持ち寄りパーティの多いここでは、
おいしい手料理は称賛される。
作り甲斐があるというものだ。

あーあ、若い頃からルーティンにして、
料理と掃除を朝、起きたら顔洗うのと同じぐらい、
「やるのが当然」って感じにしておくべきだったなぁと猛省中。
ま、今からでも遅くないので、
精進して料理と掃除に精を出すか。

崇拝している内田樹先生も、
「料理と掃除」についてお書きになっていることを、
不思議なシンクロニシティで知った。
英雄的行為と思って頑張るしかないな。
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長新太作・絵「ごろごろ にゃーん」読んでみた

2019-09-20 09:00:57 | ルーティン
Kから5年生までいる日本語クラス。
アクティビティと読む、書くが多めなので、
日本語絵本の読み聞かせをしたら、
ひとつながりの日本語を聞くという意味でも
いいんじゃないかなぁと
ちょっとした合間に読んでる。

今回は長新太さんの「ごろごろ にゃーん」。
わたし的にはとてもツボな本で、
同じフレーズが何回も出てくるので
子どもも面白がるんじゃないかと思ったが、
意外と「何だろう、これは?」的な
とまどいの方が多い反応。

英語にはオノマトペがあんまりないから、
「ごろごろ にゃーん」の意味を
受け取ろうとして難儀をしてたのかな。
グリーンの濃淡の絵が
意外と地味だったのかなぁ。
もうちょっと授業っぽく、
猫は日本語でなんてなくか知ってる?
とかやってから話したらよかったかなぁ。

こんな風にいろんな本を持っていっては
子どもたちの反応がわかるのが
とても興味深い。
今度は何を持っていこうか。
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手首から先運動(小麦粉セラピー)

2019-09-15 11:39:42 | ルーティン
すっごく忙しい時に限って、
突然、やりたくなるのが小麦粉セラピー。
今日はごまペースト入りの花巻に挑戦。

昨日、ウィリアムソノマで20%offだったので
衝動買いした粉こね用のマットがとても便利。
ドーがマットにくっつかないし、
マットはピタッと下にくっついて動かない。
心置き無く粉を捏ねることができる。

時間と分量をしっかり守れば、
かなり上手くいく。
今日はしっかり時間を計ったので、
発酵しすぎということもなく、
いい感じの膨らみ具合。
多分、北京ではもっと時間がかかるだろうけど、
ここでは室温で28度ぐらいなので、
ドーを伸ばしている間にもどんどん膨らむ。
急いでごまペーストを塗って、
16に切り分け、グニュっとひねって形を作る。
これが、なんとも楽しい。

あとは蒸し器で15分待てば、完成。
ホワホワとほの甘い、花巻の出来上がり。
手首から先運動。気に入った。
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小麦粉セラピー

2019-09-09 08:20:17 | ルーティン
坂口校長率いるルーティン学校。
夏休み中のバタバタですっかり
ルーティンが崩れ、3ヶ月、
サボってしまった。
確か、3ヶ月サボると放校処分だった
ような感じだったので、すでに
除籍されてしまったかもしれない。
「あーあ、しまったなぁ」と思いつつ
パラパラと開いたcookの本。

67ページになんともおいしそうな
バタロールの写真が。
母親がよく作ってたつやつやのバタロール
の記憶が蘇り、作る気マンマン。
レシピを見ると、全ての材料が揃ってる。

久しぶりに小麦粉をこねてみれば、
これはすばらしい、小麦粉セラピー。
小麦粉が水を取り込んでいくプロセスや
バターと馴染んでいくプロセス。
イーストがプクプクとパン生地を
膨らませるプロセス。
どれもがとても楽しい。

cookのあとがきにある
「手首から先運動」
まさに、小麦粉をこねて、
くるくると丸める作業は
手首から先運動。
称して小麦粉セラピーなのである。

第1作目を貼っておく。



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「三にんむすこ」読みました

2019-09-03 15:41:21 | ルーティン
おはな文庫から持ってきた3冊目は
「三にんむすこ」

なんか、ほんわかした好きなタイプの絵だなぁと
思って見たら、「いないいないばぁ」の人。

3人息子なんだけど、展開がちょっと違う。
一人目はぐうたらさん。
どういうわけか、かけたお椀の指導のもと、泥棒になる。
二人目は優しい人で、長者の娘を嫁にする。
三人目は聞かん坊で、武将になる。
数年後にみんなで再会する約束をしていたけど…、
というお話。

ぐうたら長男を我が身と同一視してしまうのだが、
主体性が無くて、かけたお椀に言われるまま、
泥棒になって行くところが、なんかシュール。
もらった5両も池のカモに向かって投げちゃって、
お金として有効利用はしていない。
私のダメダメを体現しているような登場人物なのだが、
「まあ、でも、なんとかなるじゃないか」と
幾多の内なる批判をかわせる展開。

もうすぐ還暦といういい大人になってからも、
いろいろ、心に刺さる批判や
欲しくないアドバイスをもらうことがある。
内なる批判や外からの要らぬコメントを
かわすときに、とても有効な笑っちゃう歌がある。
私は勝手に「バカの歌」と呼んでいるのだが、
正式名称は「さよならフォロワー」。

これを聞くと、電話相談に電話をして
「死にたいんです」と言ったら、
「もう一度、よく考えて」と言われて、
《どんだけ、考えていると思ってるんだ。
小学生の頃からずっとだぞ》と相手には言わなかったけど、
猛烈に腹が立った、と話してくれた若者を思い出す。

この歌がとっても好きで、
菊名の家にお邪魔した際にリクエストして、
生で聞かせていただいてしまった。
ありがとう。
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ルーティン、崩れる

2019-05-13 18:47:46 | ルーティン
今日のルーティンが崩れてしまった。
一度、崩れると戻るのが億劫になってしまう。
「やってると面白い」ことだったのが、
「やらなきゃいけない」ことになってしまい、
それが私の中の自発性をおとしめる。

なので、しばしおやすみをして、
「やりたく」なるまで待つ。
しばらく写真撮って、画像アップロードして、
絵本の感想考えるのが面倒だなぁ、
という感じが去って、また
「お、この本はどんな本かな?」って
感じになるのを待つ。

夜のお出かけやイベントが続いて、
おみおつけ作りもままならなかったので、
まあ、仕方ない。

また始めれば、
ルーティンは続く。

今日読んだ絵本は「MAEBELL'S SUITCASE
108才のおばあさんが100才から
Tree Houseで暮らすことになって…というお話。
やっぱり、やりたいことやって暮らさないとなぁ、
と自らを振り返ったりしましたが、
子どもにとっては、おばあさんと渡り鳥さんとの
やりとりが、きっと面白いと思います。

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今日のルーティン "When a Line Bends ... A Shape Begins "

2019-05-10 10:57:39 | ルーティン
「線ってのは細くて、幅が狭くて、
虫みたいに曲がったり、矢みたいにまっすぐだったり」
と始まる、線と形の物語。

線自体に注目することって意外とないので、
子どもと一緒に、ここまっすぐな線だね〜とか、
ここにも線があるね〜とか言いながら、
釣り糸や、縄跳びや、犬のリースや、綱引きのツナとか
見ることができる。

石けりあそびのことは
hopscotch gameというのか、
とか日常の子どもに関することばを
仕入れることもできる。

日本の絵本で、
形に関するものにも
星型やハート型、
三日月型が入ってるのかな。
私にとっては
ハート型や三日月が斬新だった。

<昨日のおみおつけ>



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今日のルーティン "Walter the Baker"

2019-05-08 08:56:51 | ルーティン
エリックカールの絵本。
プレッツェルがどうしてできたか、
というお話。
ネコさんが気になるなぁと思って
絵を見ていくと、
重要な役割を担っておりました。
パンがとっても美味しそうで、
こうばしい香りがただよってきそうな、
思わず、パンを焼きたくなるような。
ロビン先生の空気中から酵母を起こして作る、
極上のパンを思い出します。

プレッツェルがあの形になった
本当のお話は後ろに出ていますが、
そういうことだったのか、と納得。

<昨日のおみおつけ>
は、息子に呼び出されてタイレストランで
house fried rice食べたので、無いでした。
代わりに、断水で家にいられず訪れた
ホノルル・コーヒーカンパニー。
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今日のルーティン "Grandmother's Dreamcatcher"

2019-05-07 16:30:24 | ルーティン
ドリームキャッチャー。
どこで初めて見たんだったか。
ずっと素敵な夢をつかまえるネットだと
思い込んでいました。

Kids Hurt Too Hawaiiに関わることになって、
ハワイの子どもたちと作ったり、
東北の子どもたちと一作ったりしながら、
ヒロさんが、
「夢とか見ることある? 怖い夢とか?」
なんて語り始めて、
「ドリームキャッチャーはね、怖い夢とかイヤな夢を
このネットのところで絡め取って、いい夢だけ真ん中の
ところから通すものなんだよ〜」と説明してて、
おお! そうだったんだ!と。
むしろ悪い夢を通さないようにキャッチするもの
だったのですね。

ドリームキャッチャーづくりは、
例えば災害に会って怖かった体験や
親や兄弟と離れ離れになって悲しかった気持ちを
自然に話すきっかけになる。

私も一みんなと緒に作ったドリームキャッチャー、
ぶら下げてあります。
もともと、あんまり悪夢は見ない。
遅刻して、「しまった!」みたいな夢はたまにあるけど、
最近は夢自体、全然、見ない。
ドリームキャッチャーのせいかな。

この絵本は両親が仕事で留守になる間、
おばあちゃんの家で1週間過ごすお話。
「おばあちゃんは、Chippewa族です。私たちと同じ」とある。
最後のページにドリームキャッチャーの作り方が載っています。

<昨日のおみおつけ>

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今日のルーティン "It's Mine!"

2019-05-06 15:11:59 | ルーティン
友人宅にお泊りに行ったり、
行った先でカリフォルニアロール巻いたり、
帰ってきてからもいろいろやってたら
ルーティンがぬけぬけになってしまった。
ハワイは別に連休じゃないんだけど、
本日、月曜日にも関わらず、
学校がTeacher's work day とかで
お休みなので、息子がウロウロしている。
ついでに今週末大学卒業を控えた娘もお休みらしく、
「なんか食べるものなぁい?」とか言っているので、
仕事モードに入りにくい。

ですが、そろそろルーティンを復活させますね。
今日の絵本は「It's Mine!」レオ・レオーニの作品です。
「寓話」と書いてあるので、
後ろに潜む意味を考えられるお話、になっている。
ウィキペディアを読むと、エリック・カールは彼に見出されたのですね。
私がレオレオーニを知ったのは
学生時代に友人が見せてくれた
「平行植物」の本。
理解不能だったけど、興味深かった、ということだけを覚えている。
その友人は生物系の教授になってるから、
偏りって大事だと思う。

この間見た、「万引き家族」には
スイミーの話が出てきてた。
子どもが小さい頃よく読んでたのは
「青くんと黄色ちゃん」だったなぁ。

<昨日>
も帰ってきたら8時ごろで、
9時まで我慢してハッピーアワーに行こうと
いうことになり、おみおつけは無しでした。
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今日のルーティン "Today Is Monday"

2019-05-02 11:59:37 | ルーティン
今日は木曜日ですが、
「Today is Monday」
エリック・カールの絵本です。

彼の絵本は絵に使う素材を作るところから
始まるのが有名で、切絵のように
オリジナルのペインティングでできた素材が
とっても印象的。
何回も見たくなる絵本です。

ストーリーは
月曜日はインゲン豆、
火曜日はスパゲティ、
みたいに毎日、いろんな食べ物が出てきます。
食べ手と食べ物の関係の描かれようが
いろんな風になっていて、
あら〜、おお〜と。
土曜日のチキンはなかなか衝撃的です。
そういうのも、さらっと入ってる。
何回も見ちゃいそうだなぁという絵本。

<昨日のおみおつけ>

ファーマーズマーケットで買ったミニミニ大根。

「大根?」って聞いたら、「ラディッシュみたいなの」って。
「どうやって食べるの?」には「スープ」だって。
かわいい。

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今日のルーティン "GOODNIGHT MOON"

2019-05-01 07:07:52 | ルーティン
子ども部屋のベッドにパジャマ姿のうさぎ。
窓の外には満月。
だんだん、満月が登っていって、
部屋の中の影の様子も変わっていく。
物語はrhymeがいっぱい。
声でだれかに読んでもらいたい本だなぁ。

がらんと見える子ども部屋や
月が窓から光を差し込む感じや、
うさぎがベッドの上でもぞもぞしてる感じが、
どこかで体験した何かを思い出させる。

「この感じ、知ってる」と思う。
どこか、キャンプに行った山小屋だったかもしれないし、
島で見た星空だったかもしれないし、
病室で夜中に目覚めて心細かったときのことかもしれない。

うさぎは目に映ったものを言葉にしていくのだが、
途中、時計についてメンションする。
その途端、シーンとした絵の中に
急に音が聞こえ始める。

静かな月の夜の絵の中で
「声」や「音」に関心が向く
不思議な絵本だった。

<昨日のおみおつけ>











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今日のルーティン "Stephen and the Beetle"

2019-04-30 11:02:24 | ルーティン
カブトムシを見つけたShephenのお話。
何を期待していいのかわからない感じの
タイトルですが、表紙を見たら、
ジャケ買いしてしまう感じの絵本。

淡々とした
ちょっと暗めな雰囲気なんだけど、
どどっと迫ってくるページがあり、
ああ、こういうことってあるよなぁという
日常茶飯事っぽい感じと、
突然の緊迫感とが魅力的。

子どもたちは大人の気づかないところで、
日々、いろいろなことを体験し、
成長しているのだろうなぁ。

作者はJorge Lujan
スペイン語でちんぷんかんぷんだが、
自動翻訳を使えば、なんとなくわかる。
日本語翻訳するより、英語翻訳の方が、
文章として成り立つ内容に翻訳されるね。
なかなか、魅力的な人だ。

アーティストのChiara Carrer
いいなぁ。スペイン語がちっともわからないけど、
絵の雰囲気はわかる。他の本も読んでみたいなぁ。
ワークショップとか、楽しそうだなぁ。

<昨日の>
おみおつけはなし。
ご飯、どうしたんだっけ。
あ、夕飯時に息子は寝てたんだ。
そんだもんで、テキトーに食べたんだな。
それで、おみおつけなしだった。
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今日のルーティン "The Tiger Who Came to Tea"

2019-04-29 10:10:28 | ルーティン
トラさんのただずまいがステキな絵本。
「え、トラさん、来てもお母さん、
ウェルカムなんだ」
「そんなにじゃんじゃん食べちゃっても
お母さん、大丈夫なんだ」
「お母さん、困ってるのキッチンが
ぐちゃぐちゃなところじゃなくて、
夜ご飯がないってところなんだ」
といちいち、現実を生きる主婦目線で、
「え? いいの、いいの?」
と思いながら読み進んだのですが、
子どもは水がなくなっちゃってお風呂に入れず、
お母さんは食料がなくなっちゃってご飯が作れず、
あ、それって疾病利得? なんて言葉が浮かび。

どうなったかというと、
お父さんが帰ってきて、
みんなでカフェに行ってご飯を食べる。

う〜〜ん、これは時々、私もやったぞ。
仕事帰ってきたら、冷蔵庫、空っぽで、
今からご飯炊くとか考えたくなくて、
「今日は外食ね〜〜〜」的なの。

おとぎ話が「ただ、ただ、荒唐無稽」という
ことになっていると、「ふ〜ん、で?」みたいな
反応が自分の中に出てくる。
荒唐無稽でも、その世界での納得感というか、
なるほど、それか! と思える何かが感じ取れるとき、
面白みが見え、興味が惹かれる。

演劇のワークショップに出たとき、
アニシモフ先生が
「その木、どこにあるの? 大きさは?」とか
「その犬、どんな犬? 大型犬? 小型犬?」
みたいに、演じている人のイメージをリアルに
落とし込んで、さらに何を感じているかまで、
丁寧に、見ていこうとしていて、印象深かった。
その人にとって、その場がリアルになるまで
付き合うというか、待つというか。

絵本の中にも似たようなことが起こる。
借りもののイメージだったり、
ありきたりなストーリーをなぞることだったり
すると、その浅さが見えてしまう。
その着想はどこから来たのか、
そこで、リアルに感じていたことは何なのか。
それに気づいていることと
伝える、表現することとは深く繋がっている。

ふと始めたルーティンだけど、
こんなことまで考えることになるとは
思わなかった。深いな。

<昨日のおみおつけ>
息子を置いて出かけようと思ったら、
一緒にくっついて来たので、次の日の朝に
食べることになった白菜のおみおつけ。
「万引き家族」見たんで、お麩入れてみた。




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