匂い。香り。「カザ嗅いでお見やす」。カザはカザスから。
上代ではカと言った。カは主に植物の香りについて用いた。
梅や橘の香りは称賛されたが、一音節では不安定なので江戸時代にカザという語を造った。
カザ嗅ぐは匂いを嗅ぐ、香りが兆すの意。「香る」はもとは煙や霧が立ち込め漂うことであった。
「匂う」もまた嗅覚の語ではなかった。色が美しく映える意味であった。
(京都新聞 折々の京ことばより)
上代ではカと言った。カは主に植物の香りについて用いた。
梅や橘の香りは称賛されたが、一音節では不安定なので江戸時代にカザという語を造った。
カザ嗅ぐは匂いを嗅ぐ、香りが兆すの意。「香る」はもとは煙や霧が立ち込め漂うことであった。
「匂う」もまた嗅覚の語ではなかった。色が美しく映える意味であった。
(京都新聞 折々の京ことばより)
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