ネットで注文したミニクーパーが納車された。ボディーサイズは横×高さ×幅1100×800×460mm。総重量は12kg。ボディーカラーはレーシンググリーン。黒っぽく見えるが、BSCCリミテッドのような深みのあるグリーンだ。随所にメッキパーツがおごられておりクラシックなイメージを引き立てる。
フロントエンブレムは97年式以降のデザインが踏襲されている。樹脂製の立体シールだ。
トランクはフロントに位置し、グローブ1つ、ボール1つくらいは楽々収納できる。ワイヤーによる網目構造になっており、洗車後にトランクルームが水浸しになるといった心配はなさそうだ。ビニール製のステッカーエンブレムがミニであることを強く主張する。
ヘッドランプは四角の単灯型で、光を受けると反射して光る。相手からの視認性を高める効果に重きを置いたようだ。ランプの上にはクラッシュパッドがあり、ここにもエンブレムがプリントされている。縦に白いクーパーラインが描かれ、このミニが高性能版の「ミニクーパー」であることを誇示している。
ホーンはステアリング上に設置されており、直接指で鳴らすタイプ。ユニオンジャックがプリント塗装されており、車体の良きアクセントになっている。音は控えめで、チリンチリンと鳴る。
ビニール製の一座式シートにはユニオンジャックがプリントされている。ホールド性は良いとはいえず、シートベルトが無いことやツルツルとした素材と相まって、激しいコーナーリングでは簡単に体が投げ出されてしまう危険を伴う。
頑丈なフロントサブフレームがむき出しのボディーにはMINIの文字とエンブレムのステッカーが貼ってあり、両サイドから「ミニ」であることが確認できる。ホワイトのシングルラインの上にはゴールドのシールがあり、英国ではなく中華人民共和国で組み立て作業が行われたことが記されている。
リアのサブフレームにも見過ごしそうなクーパーラインがあり、おそらくアレックイシゴニス氏ではないだろうデザイナーのこだわりが光る。
駆動方式は、ミニ史上初となるMR式。トランスミッションやサスペンション等は省かれグラム単位での軽量化が図られている。メッキのスポークホイールとKENDA製16インチタイヤが、舗装路からダートまで幅広い路面状況に対応した走行を可能にしている。
「ミニ」という商標がライセンスのもと使用されていることが、随所に英文で説明されている。
リアの灯火は最小限に抑えられ、赤い円形の反射板がそのブリティッシュな存在を後続車へアピールする。ブレーキシステムは油圧に頼らないものの、フロントがディスク式、リアがドラム式と近代ミニのシステムが継承されている。
状況や気分に合わせて乗り分けられるという夢のようなミニライフが始まった。
他にもビンテージスタイルの「MK-Ⅰ」や
小径ハードタイヤを装着した「モーク」、
高性能版折りたたみ式「クーパーS」、
7速トランスミッション搭載の「ERAターボ」も存在し、気になるところだ。
オプションパーツも豊富で、専用キーや専用ハイマウントストップランプで自分流のドレスアップも愉しめる。
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