ようやくインフルエンザ地獄から生還することができた。長かったよ。年をとると長引くんだ。
朝から風が強い。しかし天気がいいので出かけることにしたんだ。
今日は、印西市の東のほうを走ってみようと思った。
ここから師戸川沿いの谷津道を行くんだ。
この谷津道は車はもちろん人もほとんど通らない。のんびり自転車で走るのは最高に気持ちがいい。
田んぼにはまだ水が入っていないよ。
斜面には、春先に咲くホトケノザが開きかけている。
この静かな谷津道は西印旛沼の舟戸大橋まで、およそ10キロほど続いているんだ。風景が季節ごとに様子を変えるので楽しい。
今日は5キロほど行ったところでこの谷津道を離れ、丘陵地帯へ急勾配を上って行く。
急勾配を上った先に栄福寺薬師堂という古刹があった。これは国の重要文化財にも指定されている。屋根が茅葺で、前に訪ねた宝珠院観音堂と似ているような造りだね。正面には回向柱が立っている。
同じ敷地に熊野神社があるよ。神仏習合の形態というのだろう。
境内には梵鐘の失われた鐘楼がぽつんとたっていて、淋しく風が吹きぬけている。
栄福寺薬師堂を出て、いったん道を下り、北総線と国道の下をくぐって、ふたたび急勾配を上る。
その先はこんな感じの山の中の道だ。
道は県道65号に出た。
県道沿いには龍腹寺という寺がある。しかし本堂は入り口が施錠されていて入ることができない。
100メートルほど離れたところに仁王門と延命地蔵尊があった。
正面に回向柱の立った延命地蔵尊の地蔵堂だよ。
こちらの鐘楼には梵鐘があるね。
仁王門横の注連縄の張られた小道を下ると谷津田に出る。
荒れた谷津道を進み、山の中を走ると、目の前にふたたび広々とした谷津田が広がったよ。
六地蔵の先に、特別な雰囲気を持った龍湖寺の山門があるよ。今は梵鐘はなくなっているが階上が鐘楼になっていて、その特異な構造は歴史的にも貴重なものだそうだ。
龍湖寺の本堂だよ。大きな子育て観音が目を引く。
風化して、なかなか味のある六地蔵だね。
この時季、白鳥たちはシベリアに帰ってしまって、もう見られないだろうと思ったけれど、それほど遠くではないので「白鳥の郷」へ足を延ばしてみたよ。
やっぱり白鳥の姿は無かった。
朝夕にはまだ10羽ほど見られるらしいが、この時間はどこかへ餌を探しに出かけているらしかった。
たくさんの白鳥たちがふたたび戻ってくる秋にはぜひ来てみたいね。
道の両側に広々と広がった田んぼはまだ冬の姿だよ。
かなりの強風の中に波立つ北印旛沼だ。
しばらく我慢して強風の中を走り、ふたたび急な坂を上って丘陵地帯へ入って行くと、如意輪観音堂というお堂があったよ。
風雨に削られ、角が丸くなったたくさんの石塔が並んでいる。
風化の様子から過去の長い年月を思わせるよ。
道をさらに進んでいくと、淋しい山の中に崩れかかった長屋門が目に留まった。ひどい荒れようだよ。もちろん人の気配は無い。何かもの悲しい。
松虫姫伝説で知られる松虫寺だ。
仁王門の先に本堂がある。こちらも正面に回向柱が立っているね。
この寺の本尊の七仏薬師瑠璃光如来は国の重要文化財にもなっている秘仏で、33年に一度のご開帳のときにしか見られないんだ。次は2045年になるそうだよ。みみ爺はたぶんあの世でお目にかかることになるだろうね。
木々に囲まれたこの松虫寺の梵鐘はどんな音色で響くのだろう。
本堂の左奥にあるのは松虫姫神社だね。こちらも寺と同じ敷地に神社がある。神仏習合の形態だ。
松虫姫を祀った神社というだけあって、色彩華やかに彩られた小ぶりでかわいらしい神社だよ。
松虫寺をあとに春らしい日差しの中を走る。
春なんだねえ。
朝から風が強い。しかし天気がいいので出かけることにしたんだ。
今日は、印西市の東のほうを走ってみようと思った。
ここから師戸川沿いの谷津道を行くんだ。
この谷津道は車はもちろん人もほとんど通らない。のんびり自転車で走るのは最高に気持ちがいい。
田んぼにはまだ水が入っていないよ。
斜面には、春先に咲くホトケノザが開きかけている。
この静かな谷津道は西印旛沼の舟戸大橋まで、およそ10キロほど続いているんだ。風景が季節ごとに様子を変えるので楽しい。
今日は5キロほど行ったところでこの谷津道を離れ、丘陵地帯へ急勾配を上って行く。
急勾配を上った先に栄福寺薬師堂という古刹があった。これは国の重要文化財にも指定されている。屋根が茅葺で、前に訪ねた宝珠院観音堂と似ているような造りだね。正面には回向柱が立っている。
同じ敷地に熊野神社があるよ。神仏習合の形態というのだろう。
境内には梵鐘の失われた鐘楼がぽつんとたっていて、淋しく風が吹きぬけている。
栄福寺薬師堂を出て、いったん道を下り、北総線と国道の下をくぐって、ふたたび急勾配を上る。
その先はこんな感じの山の中の道だ。
道は県道65号に出た。
県道沿いには龍腹寺という寺がある。しかし本堂は入り口が施錠されていて入ることができない。
100メートルほど離れたところに仁王門と延命地蔵尊があった。
正面に回向柱の立った延命地蔵尊の地蔵堂だよ。
こちらの鐘楼には梵鐘があるね。
仁王門横の注連縄の張られた小道を下ると谷津田に出る。
荒れた谷津道を進み、山の中を走ると、目の前にふたたび広々とした谷津田が広がったよ。
六地蔵の先に、特別な雰囲気を持った龍湖寺の山門があるよ。今は梵鐘はなくなっているが階上が鐘楼になっていて、その特異な構造は歴史的にも貴重なものだそうだ。
龍湖寺の本堂だよ。大きな子育て観音が目を引く。
風化して、なかなか味のある六地蔵だね。
この時季、白鳥たちはシベリアに帰ってしまって、もう見られないだろうと思ったけれど、それほど遠くではないので「白鳥の郷」へ足を延ばしてみたよ。
やっぱり白鳥の姿は無かった。
朝夕にはまだ10羽ほど見られるらしいが、この時間はどこかへ餌を探しに出かけているらしかった。
たくさんの白鳥たちがふたたび戻ってくる秋にはぜひ来てみたいね。
道の両側に広々と広がった田んぼはまだ冬の姿だよ。
かなりの強風の中に波立つ北印旛沼だ。
しばらく我慢して強風の中を走り、ふたたび急な坂を上って丘陵地帯へ入って行くと、如意輪観音堂というお堂があったよ。
風雨に削られ、角が丸くなったたくさんの石塔が並んでいる。
風化の様子から過去の長い年月を思わせるよ。
道をさらに進んでいくと、淋しい山の中に崩れかかった長屋門が目に留まった。ひどい荒れようだよ。もちろん人の気配は無い。何かもの悲しい。
松虫姫伝説で知られる松虫寺だ。
仁王門の先に本堂がある。こちらも正面に回向柱が立っているね。
この寺の本尊の七仏薬師瑠璃光如来は国の重要文化財にもなっている秘仏で、33年に一度のご開帳のときにしか見られないんだ。次は2045年になるそうだよ。みみ爺はたぶんあの世でお目にかかることになるだろうね。
木々に囲まれたこの松虫寺の梵鐘はどんな音色で響くのだろう。
本堂の左奥にあるのは松虫姫神社だね。こちらも寺と同じ敷地に神社がある。神仏習合の形態だ。
松虫姫を祀った神社というだけあって、色彩華やかに彩られた小ぶりでかわいらしい神社だよ。
松虫寺をあとに春らしい日差しの中を走る。
春なんだねえ。