Randonneur旅日記

おじいちゃんの自転車一人旅
輪行サイクリングと
のんびりポタリング

白鳥の郷、印旛沼のかんたくん、十一面観音堂          2021年11月20日 土曜日

2021-11-24 14:58:04 | サイクリング・自転車旅

 白鳥の郷では、白鳥たちはもうやって来ただろうか。何羽くらい来ているだろうか。この季節になると、シベリアから長い旅をして渡ってくるけなげな旅人たちを思い出す。



 家を出てしばらく走ると、きれいなススキが目にとまった。秋もずいぶん深まったね。



 すっかり葉を落とした桜の木が並ぶ。新川はとても穏やかな表情をしている。



 この田んぼでは、人の食べるコメを作っているのかと思ったら、家畜の飼料を作っているということだ。今年も収穫が済んで、たくさんのラップサイロが見られる。



 師戸川の谷津道に入る。



 いつ来ても静かで落ち着く道だ。





 車にも自転車にも人にも会わない。





 あれは北総線の線路と国道だ。あの下をくぐって行く。



 線路と国道をくぐると、また静かな道が続く。





 深い山の中を走っているようだよ。



 県道を越え、さらに進む。この坂は左右にゆるくカーブしているうえにかなりの勾配だ。ペダルを踏まなくても50キロくらいのスピードが出る。しかも、たまに対向車が来るのでかなり危険だ。みみ爺はブレーキを握りながらゆっくりと下る。先が見えたところでブレーキから手を放す。たちまちものすごいスピードで風を切りはじめる。気持ちがいい。



 坂を下りきると、明るい田園地帯に出るよ。今日はよく晴れている。



 白鳥の郷へはこの道を行く。まだ朝が早いせいか人影がない。





 ああ、今年もたくさん来ているよ。なんだかうれしい。







 そういえば、印旛沼のかんたくんはどうしているだろう。
 かんたくんのいる小さな船着き場へ行ってみることにした。
 広い田の中を行く。





 印旛沼は、まだなんとなく朝もやに煙っている。



 かんたくん、いたよ。まだ元気だったんだね。よかった。
 みみ爺が初めてかんたくんに会ったのは2018年12月8日だ。自転車仲間と「小江戸佐原」を訪ねた時に立ち寄って出会ったんだ。3年前の当時に聞いたところでは、かんたくんは住み着いてすでに20年以上も経っているということだった。あれから3年。かんたくんはいったい何歳になるのだろうか。
 船外機の上で日向ぼっこでもしているようなその姿が、少し老けたように見えるのは気のせいかな。



 帰り道に、グーグルマップのストリートビューで気になっていた場所を探してみることにした。大きな狸の置物がある観音堂だ。
 丘陵際に沿った道を行く。





 グーグルマップでは、たしかここを右に入って行くんだね。ほかにも走りやすそうな道はあるようだが、みみ爺はあえてこの道を行くことにした。 面白そうだから。



  急勾配の始まりだよ。





 落ち葉がすごい。タイヤが落ち葉を踏む音が響く。





 上りきったところには明るい畑地が広がっていた。



 ここだね。やっと見つけることができた。以前に何度か探したことがあったが、見つからなかったんだ。
 それにしてもこの大きな狸、すごい存在感だね。





 十一面観音堂というから、お堂の中には十一面観音像が実際に安置されているのだろうか。ネットで調べてもよくわからなかった。



 罰当たりとは思いながらも、格子の隙間からお堂の中を覗いてみた。すると正面のガラスケースのような厨子の中に、たしかに観音様のお姿があったので、ごめんなさいと手を合わせた。



 観音堂からは、長閑なカントリーロードをしばらくのんびりと進み、住宅地裏のこの道を入って行く。



 ここも落ち葉がすごい。いいねえ。
 ここは近隣住民の散歩道なんだろうなあ。



 道は下って行く。



 下った先は、山と田んぼに挟まれた荒れたコンクリート舗装の道になったよ。こんな道はみみ爺の好きな道だ。







 道がどこに続いているのかちょっと心細くなってきたが、遠くに町の屋根が見えたのでほっとした。



 勾配がきつそうだけど、ここを上って行こう。





 上り詰めると、朝通った道に出た。あ~よかった。



 そして朝来た道を戻る。なんだかすごく楽しかったな。






コメント (2)
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