Records にへーのブログ

演劇・映画・小説・マンガが好き!
日々考た事で、Xに書きづらい事を書いて行こうと思っています。

7月に見た、映画の感想

2012-08-11 12:39:00 | 映画
7月は4本、映画館で見ました。



「海猿 BRAVE HEARTS」(日本映画)
前作の「ラストメッセージ」がイマイチだったので、不安はありましたが、かなり面白かったです。

ただ、突っ込みどころ満載だし、ストーリーが今までのシリーズと同じパターンなので、そういうのが嫌な人はダメでしょう。

水戸黄門の様に、みる前からストーリーが分かる映画を楽しめるかによって評価が別れるかな。



「崖っぷちの男」(アメリカ映画)
地味な出演者(「アバター」のサム・ワーシントン主演)、ハリウッド映画にしては低予算。

だけど、かなり面白かった!

目新しい感じのストーリーでは無いけど、謎とサスペンスでグイグイ見せる。

最後の強引さも含め、良く出来たB級テイストの佳作。



「おおかみこどもの雨と雪」
「時をかける少女」、「サマー・ウォーズ」の細田守監督の最新作という事で、初日に見に行きました。
前2作と違って静かで大人向きな感じなので、面白く感じなかった人もいるかもしれないけど、個人的には今のところ、今年ベスト1な作品です。

どちらかというと女性の方が共感出来るのかもしれません。
感性に合えば、かなり泣ける作品。

やはり細田監督は才能あると思います!



「ダークナイト・ライジング」

バットマン・シリーズの最新作(たぶん最終作)。

その他のアメコミの映画化より、かなり重厚な作りのクリストファー・ノーラン監督版バットマン・シリーズ

前作「ダークナイト」が、あまりの評判の良さに期待し過ぎて、(面白かったけど)それほど楽しめなかったのですが、今回はかなり楽しめた(相変わらず重いけど)。

前2作の内容がかなり関わっているので、まだシリーズを見てない人は「バットマン・ビギニング」と「ダークナイト」の2本を見て予習した方が、より楽しめると思います。



夏休み映画後半も、お盆休みに見て来ます〓

映画「ロボジー」を見た。

2012-01-27 02:37:00 | 映画
今週月曜夜に、長岡で映画「ロボジー」を見て来ました。

大好きな矢口史靖監督作品(「ウォーターボーイズ」、「スウィングガールズ」、「ハッピーフライト」)なので、期待するなと言う方が無理なのですが、あまり期待しないで見た方がいい映画でした。




木村電気の落ちこぼれ3人組は、社長の思いつきで二足歩行ロボットを作る事になる。
しかし、事故で発表の数日前にロボットを壊してしまい、その場しのぎでロボットの中に人を入れて誤魔化そうとするのだったが……。




賛否両論の作品ですが、俺は期待値が高かったせいかイマイチでした。

いつもは主人公が物語を引っ張って行く展開が多い矢口監督作品だけど、老人の主人公鈴木(矢口作品の主人公は全て“鈴木”という名前)の暴走や信念みたいな物が少ない。
なんか、物語がぼやけて見えてしまうのだ。


そして、前半のテンポが遅い。
監督の「ひみつの花園」を見てるので、どうしてもあのスピード感を期待してしまう。

そのせいか、ギャグも不発気味。




良い所は木村電気の3人組と、吉高由里子扮するロボットおたくの女子大生のキャラクター。

特に吉高由里子は、こういう暴走気味のキャラクターで抜群の存在感を発揮する。

後半は流石の安定感を見せ、悪くないだけに、前半の不振が勿体無い。




とはいえ、それらのマイナス要素も、もしかしたら俺が期待し過ぎただけで、そう見えてしまったのかもしれない。

矢口監督には、年に一回は新作を作ってもらいたいくらいなのだが、やはりそれは無理か。

すっかりヒットメーカーとして期待される立場なので、プレッシャーもあるのだろうなー。

今年は映画を見よう。次に「127時間」。

2012-01-22 03:23:00 | 映画
昨日に続き、最近見た映画の感想。



次に「127時間」。

Blu-rayで鑑賞。


「トレイン・スポッティング」や「スラムドッグ・ミリオネア」のダニー・ボイル監督作品。



1人でロッククライミングに出掛けたアーロンは、谷間で岩に腕を挟まれて、動けなくなってしまう。
意識が朦朧とする中、アーロンの過去の出来事がフラッシュバックされていく。




「トレイン・スポッティング」を彷彿させるスタイリッシュな映像で始まるが、1人の青年が人生を見つめ直す人間ドラマである。


物語の大半が、岩に挟まれた主人公アーロンの描写だけという(メジャー映画としては)実験的な映画だけど、過去の思い出を挟む事によって、約一時間半をなんとか見せる(まあ、でも少し間延びして感じる人もいるかも)。


過去のやり残した事を実現する為に、アーロンは究極の選択に迫られる。


主人公アーロンを演じたジェームズ・フランコはアカデミー主演男優賞にノミネートされただけあり、リアルに熱演している。

アメリカの雄大な自然(ブルー・ジョン・キャニオン)も美しく、残酷な運命との落差が効いている。



極限状態をリアルに描写するので、若干見るのが辛いシーンもあるが、生きたいというポジティブな力に溢れる、良い映画だと思う。

今年は映画を見よう。まずは「エンディングノート」。

2012-01-21 05:22:00 | 映画
昨年何(どんな映画)を見たか振り返り、今年は例年くらいには映画を見ようと、ちょっと思う。

という事で、最近見た映画2本。



まずは「エンディングノート」。

十日町の映画館シネマパラダイスで鑑賞。


ドキュメンタリーです。



ガン宣告を受けた父親を娘(監督)が撮り続けるのだが、非常に暖かい作品になっている。

人が亡くなるので、しめっぽくなるのは当然なのだが、それをそれほど悲劇としては扱っておらず、最後の数ヶ月をどう(死ぬために)生きたかを、ユーモラスに優しく語って行く。


映像は、ガン宣告の前から記録されていて、どんな父親だったかも良く分かる。

「仕事、命!」と冗談めかして言っていた父親。
会社も定年になり、仕事優先で今までとれていなかった妻との時間も増え、孫も出来、これから第二の人生を過ごそうとしていた矢先のガン宣告。

戸惑いながらも、それでも前向きに自分の死と向き合う姿はとても魅力的だ。

周りの人達もそんな父親を気遣い、明るくいつも通りに振る舞う。

だから、最後の死ぬ間際は、今まで明るく振る舞って来た姿を見てた分、余計涙が出てしまう。


映画は悲しい気持ちで無く、暖かい気持ちで映画館を出れる、素敵な映画でした。

うん、でも泣ける映画です。

昨年(2011年)公開映画、個人的ベスト10。

2012-01-19 00:25:00 | 映画
昨年公開映画の、あくまで個人的ベスト10です。


順不同、順位無し、洋画・邦画区別無しの10本。





ヒア・アフター(アメリカ、クリント・イーストウッド監督)

だから何?と言う人もいると思うけど、ラストは嫌いではありません。
優しい作品。



ソーシャル・ネットワーク(アメリカ、デビッド・フィンチャー監督)

上手い!
とにかく台詞のやり取りだけで、魅せる。
でもパソコンの事が全く分からない人には、分かりづらいだろうな。



塔の中のラプンツェル(アメリカ、ネイサン・グレノ/ダイソン・ハワード監督)

予想通りの、ベタベタの定番ストーリー(そこがいいという人も多いと思う)。
キャラクターの良さ、映像の美しさは素晴らしい。
吹き替え版を見たけど、中川翔子も良かった。



ブラックスワン(アメリカ、ダーレン・アロノフスキー監督)

ほとんどホラー映画。
アロノフスキー監督らしい危ない感じ。
インパクトは昨年一番。



コクリコ坂から(日本、宮崎吾郎監督)

凄く良かったのだけど、世間的には賛否両論。
作る側は世間を気にせず(多少は気にした方がいいけど)、自分が良いと思う物を作るべきなのだろう。「~ラプンツェル」みたいなハッキリしたストーリーしか受け付けない人は、見ても面白く無いと思う。



探偵はBARにいる(日本、橋本一監督)

懐かしい感じ。
比較的、誰にでも勧められる作品。
大泉洋と松田龍平のコンビが絶妙。



アジョシ(韓国、イ・ジョンボム監督)

ウォンビンの格好良さが光るアクション映画。
ドロドロの裏社会も描かれるので、結構グロい映像も有り。



スコット・ピルグリムvs邪悪な彼氏軍団(アメリカ、エドガー・ライト監督)

ゲームとロックの青春映画。
映画館で見たかった!
昨年の個人的ベスト1。
ただ、これが凄く好きな人は少ないかも。
とにかく大好き。



孫文の義士団(香港、テディ・チャン監督)

香港アクション爆発。
「仁義なき戦い」みたいな実録風な死に方も面白い。
アクション好きじゃない人は、そんなでもないかも。


八日目の蝉(日本、成島出監督)

これも面白くないという人がいる。
作る側は、全員面白いと思える作品は作れないのかも。
永作博美が素晴らしい。





昨年は、あまり沢山見てないので、ベスト5だけでも良かったかな。

自分は好きだけど、人に勧めづらい作品が多かった。



因みに「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」はストーリーがあまりに酷すぎたので、ベスト10には入れなかったけど、アクションは凄かった。



(あくまで個人的)ワースト1は、「洋菓子屋コアンドル」でした。

良い所はあるものの、色々な要素を詰め込み過ぎてまとまっていない。

蒼井優の魅力も上手く出てなかった。

(あくまで個人の感想です)