お昼12時で終わるシフト。午後は映画に決まりなんですが、3本候補作があってギリギリまで迷いました。
12時50分からの『グレート・ビギン』のあと『プライドと偏見』にするか、13時から『有頂天ホテル』を観たあと『プライドと偏見』にするか・・・さてどうしよう。
結果、『グレート・ビギン』は2月17日までなので、来週は観に行けそうにないということから、こちらに決めました。
地球という星が生まれ、何千年も雨季が続いて海ができ、生命が誕生する・・・という、その歴史を哲学的な語り口で綴っていきます。上映時間1時間21分。こんなに短い映画なのに、長く感じたなぁ。フランス語が心地よかったのかしら、ついウトウトしがちでした。ドキュメンタリーは好きですが、新味なしですね。
次の『プライドと偏見』まで1時間半もあります。『グレート・ビギン』を観た銀座テアトルシネマのある1丁目へ行くときも、汐留の会社から歩いていったんですけど、次の有楽座はマリオン向かいです。
ゆ~っくり歩いても20分ほどで着いちゃう。バレンタインデーの下見でもしますか~。
『プライドと偏見』は18世紀後半、田舎町に住むベネット家の二女、エリザベスの恋の顛末です。
『ブリジット・ジョーンズの日記』の元ネタなんですと。私の中では全然結びつかないんですけど・・・。
当時、女性には相続権がなく、ベネット家の唯一の男性である父親が亡くなってしまうと、家も土地も親類の男性が継ぐことになってしまいます。そこで、5人姉妹を資産家の男性に嫁がせようと母親は躍起に。
そこへ資産家のビングリーという独身男性が引っ越してきて、美貌の長女ジェーンと恋仲になります。
二女のエリザベスはビングリーの親友ダーシー(大資産家)が気になるのですが、彼は誰にも関心を示さず女性を見下したような態度。
しかしダーシーは、思ったことをハッキリ言い、自信のないことをするときでも少しもひるまないエリザベスに最初から強く惹かれていたのです。
ダーシーは思いあまって告白するのですが、いろいろな誤解が重なって最悪の状況の中、エリザベスは「あなたは絶対に結婚したくない相手」と言葉を返してしまいます。
社交界にデビューしているとはいえ、エリザベスの家は裕福なほうではありません。ダーシーは身分違いも少なからず気にしていました。
「理性に反しているとわかっていても、あなたを愛している」なーんて言って、エリザベスを怒らせちゃうんですよね。
しかし、不器用な男の愛情表現は見ていていじらしい。
眠れぬ夜をやり過ごした明け方、庭に出ると、朝霧の向こう側から歩いてくるダーシーを見つけたエリザベスの瞳にあるのは希望の光です。
泣きべそをかいたような顔のダーシーは、馬車にも馬にも乗らず、歩いてエリザベスのもとへやって来たのです。
「以前と同じ気持ちなら私はこのまま去る。しかし気持ちが変わったのなら・・・」キャー♪ハッピーエンドですぅ。
彼のプライドの高さが許せない、と思っていても、それは惹かれているから。無視しようと思っていても、目は自然にお互いを探してしまう。
ホント、恋ってストーンと落ちてしまうものなんですね。