最近また図書館に通うようになって、立て続けに伊坂幸太郎の本を2冊読みました。
『ゴールデンスランバー』と『重力ピエロ』。タイトルだけ見ると、サッパリ面白そうな作品ではないのですが、騙されてはいけません。
『ゴールデンスランバー』は首相を暗殺した犯人に仕立てられてしまう青年の話、『重力ピエロ』はレイプの結果、生まれてきた青年を弟に持つ兄と、その家族の物語。両方とも深刻な内容なのに、読んでいて時に笑ってしまうほどの妙なユーモア、軽さがあるんです。
例えば『重力ピエロ』で、主人公がガンで入院している父親の見舞いに行った際のやりとりがこうである。
「体調悪いの?」
「ちょっと持病の癌が」
「面白くないよ、その冗談」
思えば『死神の精度』も『終末のフール』も同様で、ここらへんが私を虜にしているのかなぁ。
今のところ『魔王』以外は書架にあるので、伊坂作品の借り放題ができそうです。
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『ゴールデンスランバー』と『重力ピエロ』。タイトルだけ見ると、サッパリ面白そうな作品ではないのですが、騙されてはいけません。
『ゴールデンスランバー』は首相を暗殺した犯人に仕立てられてしまう青年の話、『重力ピエロ』はレイプの結果、生まれてきた青年を弟に持つ兄と、その家族の物語。両方とも深刻な内容なのに、読んでいて時に笑ってしまうほどの妙なユーモア、軽さがあるんです。
例えば『重力ピエロ』で、主人公がガンで入院している父親の見舞いに行った際のやりとりがこうである。
「体調悪いの?」
「ちょっと持病の癌が」
「面白くないよ、その冗談」
思えば『死神の精度』も『終末のフール』も同様で、ここらへんが私を虜にしているのかなぁ。
今のところ『魔王』以外は書架にあるので、伊坂作品の借り放題ができそうです。
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