今日の女王サマ

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若い女性の手引きになるか?-『そんな彼なら捨てちゃえば?』

2009年08月02日 | 映画&本&音楽&TV
男と女の問題は昔も今も、日本だろうがアメリカだろうがまったく変わらないのね。

男の子があなたに意地悪するのはあなたのことが本当は好きだから・・・などという間違った知識を持ったまま成長する女の子は、大人になっても自分に都合のいい方向に考えてしまう。

ジジという女性を中心に話が進んでいくのですが、私ぐらいの年齢になると「そんなに彼氏が欲しいのか?」と思ってしまうのである。それほど寂しいのか?

◆既婚者に惹かれてしまうアンナ。確かに相手の男はイイ感じ。しかも彼の妻は面白みのないガチガチのまじめ人間。奪っちゃってもいいかなって少し思う。

◆ネット上の関係から、なかなかバーチャルな関係に進めないメアリー。彼女はゲイ専門の雑誌社で働いているので職場での出会いはまず絶望的。しかし、同僚たちはオネエなのでメアリーに対する興味の示し方が女性的で面白いです。

◆ジジは次々新しい男性との出会いを求めていくけど、誰一人としてシックリくる人がいない。男友達のアレックスにいろいろ相談しているうちに、彼が本当は自分のことを好きなのでは・・・?と思い込むようになる。

◆そして7年も同棲しているベスとニール。ベスはニールが結婚しようと言わないのは責任を負いたくないからだと思っている。そのことが原因で喧嘩になり別れてしまうのだが、父親が倒れたとき、姉や妹の夫たちが全然頼りにならずウンザリしているときに、別れたはずのニールが買い物や洗い物をして自分を手伝ってくれたことから、夫じゃないけど誰よりも夫らしいと思うのです。

私はこのベスとニールのエピソードが一番好き。

も~、お約束の設定で先が見えるんだけど、愛のためにお互いが折れるというのはやっぱり感動してしまう。それはお互いの存在が大切だということを改めて知ることができるから。自分のことよりも相手のことを想うって愛がなきゃできないよね。