今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

さんざん待たせてごめんなさい

2010年08月03日 | Weblog
新しく若い有望な芸術家が現れたようです。

京橋・明治屋の斜め前にあるギャルリー東京ユマニテで8月7日まで開催中の『さんざん待たせてごめんなさい』を見に行ってきました。
   
若い芸術家の名前は、多摩美術大学絵画学科出身の富田菜摘さん。(写真は了解を得て撮影させていただきました)
この作品たち、雑誌とか新聞紙などの紙でできているんですよ~。
ただ紙を使ってあるのではなく、先頭のメタボなおじさんには脂肪・メタボに関連した記事を選んであります。瞳をのぞきこんでみると、向かって左の眼には「脂」、右の眼には「肪」の文字が・・・。
そのうしろのお爺さんの瞳は「経・済」、年金運用に腐心しているのか。全部は覚えてないけど若い女性は「モ・テ」、おしゃれに熱心なんだな。おばちゃんは「教・育」だったか、教育ママ(死語?)なのかな。

写真では伝えきれないけど、そばによると妙なリアリティがあって、ずーっと見ていても飽きませんでした。こちらは等身大です。

別の作品で、壁に並んでいたのがこちら。30センチぐらいの大きさでしょうか。足は宙に浮いた状態なんですが、ちゃんと「床」を感じさせます。

正確なタイトルは忘れました。「終電の中央線」(総武線だったかな?) 次が「山手線・午後6時」(だったかしら)       そして「午前8時30分の丸ノ内線」(ホントか?)
ちゃんと7人掛けになってます。
そして驚いたことに値段が付いていました。終電が6万3000円、ほかに12万6000円も。赤丸のシールが貼ってあったのは売約済みか?

別室に同じ富田菜摘さんの金属の廃材を使った魚とか、やどかり(?)の作品もあり、才能豊かだなぁと感心した次第。

となりの部屋では出和絵理(でわ・えり)さんという人の作品も展示されていました。
私はザッと見て「紙でよくこれだけ精巧にできるもんだ」と思いましたが、実は紙でなく磁器(セラミック)だったのです。スゴイ!

どうです?紙みたいでしょう? すっごく近くに寄って見ても磁器とはわかりませんでした。

個人的にはこれ、↓ 割と好きです。自分と年代が近いオバちゃん2人。

左のオバちゃんのスカートはスーパーの安売りチラシでできていました。

入場は無料。富田菜摘さんご本人も会場にいますよ。超カワイイ・・・というより美人です。