中3が早くからやって来た。
全員が見事に単元テスト一色に染まっている。正直動きが取れない、しかし無視するわけにもいかない。させたい勉強はある、それができない。
平岡(三重大学医学部2年)の授業が始まる。高2理系化学、浩斗(津2年)と波留音(セントヨゼフ5年)の二人旅か。
ウチの中3に中間試験の5教科の度数分布を見せてもらった。
英語に注目してほしい。
上は0点から30点までに全生徒の40%弱がひしめいている。いっぽう、下は5%ほどだ。
今の英語は昔に比べはるかに難度が上がった。小学校から中学に進学したとたんに、be動詞と一般動詞と助動詞の can が試験に出題される。確かに小学校で習ったものの文法事項を徹底して教えられてはいない。楽しくなるような英語、嫌いにならないような授業内容が小学校の英語だ。それが中学進学後には文法や記述が中心となり、点数により実力が判定される。その結果、悲惨な点数を目にした生徒は自信がなくなり、それで英語が嫌いになってしまう子が多い。
ちなみに上の表が東中で下が附属中だ。
英語が苦手な生徒を一人でも減らすよう、何がしかの対策を講じることはできないのかと思う。
来年から教科書が変わるという。さらに難しくなるだろう。