君の得た白さのために恵みの雨が降りつづいて
こんな嬉しい「ありがとう」を伝えてくれた
君の得た白さのために恵みの雨が降りつづいて
こんな嬉しい「ありがとう」を伝えてくれた
言葉を持たないものの歓びが伝わってくる
赤毛のアンがすっかり落ち着いた少女になったように
言葉を捨てたのじゃないね すべてに満ち足りたんだね
風に吹かれて雨に打たれて一度は挫折でしおれて
ようやくの陽射しに花びらを張るようなしあわせ
エンジェルトランペットを吹き鳴らしては
花の名前を季節ごとにひとつなぎにしよう
あなたのすべてを抱きしめるには永遠が要る
草木が青空に伸びるように
あなたの地図も
目を見張るばかりに
拡張していくのだから
見たこともないって思っていた
永遠はわたしの内側に息づいていた
時間をやりすごしていた勿体なさは
後悔の色を抜いて未来に明るく降り立った
あの時あっという間に消えた虹はピンナップにしてあるよ
心に留める魔法をあなたもそれはそれは鮮やかに知っていたんだよ
想う今に心をこめた
羽根の強さで
雪の暖かさで
胸に灯すあかり
想う今に心をこめた
笑顔が隣に寄り添った
読み間違いも正せたね ちょうど良かったんだ 綺麗な花を咲かせたから
空の向こうにある永遠の秤に あなたを乗せたら 幸せって文字が浮かんだんだよ
花びらに乗る
心の内の世界を飛び回る
手招きの春風
いつも桜色の薫りをさせて
心が光ったらそのしるしで
生まれた場所のpureを
嬉し涙と共に思い出す
痛みと喜びのセットの現実
ふわり乗り越えるたびに夢ごこち
忙しさの波間にセーフティクッションを
果実のように甘くふかふかとさせてった
さめざめと泣きつくしたその後で
匂いたつように君が咲いたなら
もういっそずっとずっと微笑みつづけていて
次の年の花は永遠のようにしたたかに咲くだろう
誰も君を本当にはバカにできないし
君はそんなことでは傷つかなくなっている
誰も誰を本当にはバカにできないし
君は胸に真実をしっかり刻みつけたのだ
さめざめと泣きつくしたその後で
”ありがとう”と君が咲いたなら
花のお喋りが気になる
無言のお喋りが気になる
そっか
見守ってくれていたんだ
だいすきな春に
黄昏と幾つかの星と
やさしいあなたのように
これは山茶花？寒椿？
いくら調べてもパッと見分けがつかないの
人の優しさもそう似ている
怖く見せていて実はちゃんと優しい
黙っていても実はちゃんと優しい
心の花を感じていたい
きっとはしゃがず
大地を踏みしめるように
一歩一歩歩いたら
いつか頬に触れる日が来るのかも
花の咲くように
わらうんだね
種の時代に抱いた
やわらかな気持ち
みんな頬にのせて
