幸福とは，いつも重荷のない状態ではありません。時折，その反対であることもあるのです。ある若い夫が，積荷が重くなった後に無事に家に帰ることができたという話の中で，この原則が描かれています。
次のヴィデオをご覧になる前に、台詞の和訳をお読みくだされば、どう言う内容かお分かりになられることでしょう。
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あ、この四輪駆動で行くの？
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そうだけど。
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最初にフロントハブをロックしなきゃ。
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ねえ、お天気、チェックした？
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ハニー、大丈夫だよ。
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君のためにこのトラックを手に入れたんだよ、僕は。
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ここ置いておくだけじゃもったいない。
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ってことは、私のトラックだと言うこと？
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OK、でも先ずは僕が試運転しなきゃね。
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（犬に向かって）シャイロ！
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ここへおいで！
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君も試し乗りしたいだろう？
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ええ、あなたも[聞き取れません]を手に入れましたね。
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さあ、行こうか！
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きっと大丈夫だって。
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薪が必要だしね。
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トラックをテストしなきゃね。
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日の暮れる前に戻ってくるよ。
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幸運なことに、私はあなたにサンドイッチを作ったわよ。
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薪を取りに行ってらっしゃい。
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ありがとう。
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近づいてきたよ。
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【犬シャイロの吠え声】
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ああ、君は、ここを覚えているんだね？
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さあ、ここだ。
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[トラックの後輪が雪にはまり空回りをし始める]
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シャイロ、どうしたものか。
その後もエンジンをふかすが、後輪は空回りするだけ。
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冗談みたいだ。
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立ち往生などしやしないぞ。
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よし、もう一度やってみよう。
［エンジンをふかしても後輪の空回りは続く。］
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いい加減にしてくれよ。
［後輪は同じことを繰り返すばかり］
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【シャイロが吠える】
［彼は荷台の横で祈り始める］
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親愛なる天の御父様、私は助けが必要です。
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私がここから抜け出すのを手伝ってくれる人を送ってください。
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イエスの名において、アーメン。
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行こう、シャイロ。
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誰かがここに我々がいると気づくように、君はここにいてくれ。
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僕は薪を取ってくるから。
［チェーンソウで木を切り倒し、薪木を作る］
［いくつか木を伐採して薪木を作り終えてシャイロの元に戻る］
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いい子だね。
05:05
君はよく頑張ったね。
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通りがかりの車見た？
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なし？
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ああ、いい子。
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[コヨーテが遠くに吠える]
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誰も来なかったんだね。
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[シャイロの小さな鳴き声]
再び彼は祈り始める。
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天の御父よ、私は知っていることをすべてやりました。
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私はあなたが誰かを送ってくださるだろうと思いました。
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どうか僕たちが家に帰るのを手伝ってください。
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[コヨーテが遠くに吠える]
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（タイヤよ）動いてくれ、頼む。
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[エンジンをふかす]
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どうか、どうか。
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動け！
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よし！
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ありがとうございました。
07:15〜08:22
彼が雪の吹き溜まりから抜け出し，道路に戻り，前進するには，滑らずに進むための駆動力が必要であり，その駆動力をもたらしたのは薪，すなわち積荷でした。彼が家に帰り，家族のもとに戻れたのは，積荷のおかげだったのです
時々わたしたちは，幸福とは積荷がない状態だと誤解することがあります。しかし，積荷を負うことは幸福の計画において必要不可欠なことなのです。一人一人の積荷は霊的な駆動力を生み出すものでなければなりませんから，日々の生活の中で「不要な良いもの」をあまりに多く引きずることにより，最も重要なものから注意がそれることのないように気をつけなければなりません。
状況を変えてくださいと神に祈り続けるのではなく，状況から学ぶ強さや，状況を変える強さ，状況を受け入れる強さを祈り求めるようになります。受け身ではなく，自ら選択し行動する者になります。そして霊的な駆動力を授かるのです。
辛かったことが往々にしてあった今年も、今日でおしまいです。色々な意味で、そう辛くはなかったこともたくさんありました。人生がそうであるように、大変なことの多かった年にも、心温まることや、よかった、と感じること、ありがたかったことなども、実は隠れていました。
閉塞感や孤立感を抱えがちな自宅待機やリモートワークは、夫と別々の部屋にオフィスを設えて、むしろ楽しくやってきたし、何よりも新しい孫を迎え入れ、家族の誰も健康を害することなく、つまりつつがなく一年を終えられることを感謝しています。おまけは、SPCA(Society for the Prevention of Cruelty to Animals=動物虐待防止協会）から、今月末に一歳のハスキー犬をアダプトしたことも、大きな喜びを運んでくれました。（私たち夫婦は若くなるわけではありませんが、息子たちや娘たちとは、万が一の場合にはこの仔を引き取ることで合意しています。）来たる2021年が皆様に喜びに溢れる年となりますように。
クレイトトレイニング中の一歳の女の子。名前はマヤ（実際はマヤ２）
