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家族の歴史についてよく聞かれる質問のひとつは、「どこから始めればよいのですか」です。次に掲げる12の始め方は、ほぼ欧米対応のものですが、もし欧米の方と結婚なさっていらっしゃる日本人にも基本的に簡単にできる作業です。日本人の家族の歴史の始め方や仕方については後日書きます。
1.用語を学びます。家族歴史の基本的な言葉や概念を理解することで、より良いスタートを切り、家族の歴史調査に関する記事やビデオをより簡単に理解するのに役立ちます。
2.FamilySearch、Ancestry、MyHeritage、またはFindmypastのいずれかの主要プラットフォーム(データベース)にアカウントを開け、ログインします。 FamilySearchは無料で、日本の家族の歴史にも対応していますが、その他のプラットフォームは、ほぼすべて欧米中心で、日本人の記録はほとんどありません。たとえばブラジルやハワイへの日本人移民渡航記録は、日本政府によって保管されているのではないので、つまりブラジルならブラジル政府、ハワイならば合衆国政府によって作られ、保管されている記録なので、渡航者の名前、家族の有無、年代、渡航先、出身地などの情報が得られます。FamilySearchでは基本ほとんどは無料ですが、その他は、有料です。ある条件を満たせば、無料になります。
3.家族の”木”(家系図)を構築していきます。それはまずご自分についてから始めます。これは日本においても欧米においても同じです。ただし、婚姻関係にある相手が欧米人であり、その人について調査したい場合は、その当人が初めの一人です。女性は、婚姻以前の姓を使います。あなたから始めて、必要に応じて、知っていることに基づいて、両親、祖父母、と数世代続け、生年月日、死亡年月日、婚姻年月日など場所と共に、知る得る限りの基本的な情報を追加します。後にご自分のオンラインツリーの中で他の祖先を研究したり、リンクしたりすることができます。
4.FamilySearch.orgにある家族歴史ガイドを探って 「家族歴史ガイド」の説明、記事、調査のヒント、ビデオなどに週に15〜30分を費やすことで、上手に系図作成や検索において成功を収めることができます。
5.家族記録を集めます。まずはご自分の記録を集めて、それから父母、兄弟、叔母、叔父、いとこなどの家族に手を伸ばしていきます。これらの記録はあなたの既存の”木”(家系図)のための原資料(Source documentation)と同様に重要な調査の手がかりを提供します。
6.先祖の写真や文書を整理します。持っているもの、家にあるもの、親戚が持っているものなどを、コピーするなりして、集め、又家族や親戚の誰がそうした物を持っているか、尋ねることも大切です。
7.存命している親戚にインタビューをします。これは不可欠ですが、必要ないと見落とされたり、後回しにして延期されたりすることがよくあります。機会がある間に家族からの思い出や事実を捉えましょう。家系図を構築しながら新な家族関係を築くチャンスでもあります。
8.写真、話、および文書などで見つけたことをアップロードします。FamilySearch内であなたの”木”にアクセスできる他の人々(家族や親戚など)とそれらを共有することは、いくつかの点で価値があるかもしれません、そしてあなたご自身、知らなかった新しくてたくさんの他の人と共有される写真や文書を見るかもしれません。あなたが知らなかったいとこや他の親戚さえ発見するかもしれません。
9.お手持ちの研究資料を整理します。それらがよりよく整理されればされるほど、調査済みの事実を再び探すという重複したステップを無駄に踏むことがなくなり、その時間を別の調査に使えます。
10.作成中の家族の歴史や”木”に必要な手助けを得てください。家族歴史センター、Facebookグループ、およびRandom Acts of Genealogical Kindness(見知らぬ人々からのご親切、というウェッブサイト)などのサイトで助けを得ることができます。
11.系図調査の基本を学びます。良いスタートを切るためには、強力な基盤を築くことです。これから進行する調査をサポートし、その過程で起きがちな欲求不満や苛立ちを解消します。
12.Indexing(索引作成)を始めます。これは調査をしている他の方たちに助けを提供します。そしてそれはあなたの調査活動をも大きく補うこともあります。
家族の歴史調査のための基本的なコンピューター・スキルについての助けが必要な場合は、必ずはじめにデータベースサイトの紹介メニューにある基本的スキルについて調べることです。
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