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毎年2月から3月のある週末ユタ州ソルトレークシティーで開催される系図(研究者の)大会、RootsTechルーツテックで、系図や系図探究に関するエッセイコンテストがあり、ある年のコンテスト優勝者のAmy Flotoエイミー・フロートさんのエッセイは、実はどの探究者・研究者にも起こる不思議な体験について書かれている。10人探究者が集まれば、10のそうした実体験話が聴けるわけである。私自身エイミーのエッセイのような出来事は少なからず経験している。それは不思議な事ではあるが、奇怪な事ではなく、また眉唾物では決してない。
よく「霊などいないと『信じて』いますし、『科学的』にあり得ませんよ。」と話す日本の方がいらっしゃる。それはその方の考え方でそれを正そうと思ったり、反論しようなどとは一つも思わないが、そうした方々も、「お盆」休みに帰省したり、花束を抱えて「お墓参り」をしたりするものである。習慣や伝統であるから、と言うこともあるが、本当は。。。
とにかく、まずはエイミー・フロートさんのエッセイをお読みあれ。そしてここに記することができて、ありがとう、エイミー、感謝致します。
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2年前のある日、母とテレビを観ながら私は家族の歴史調査をしていました。すると突然、奇妙な音が聞こえてきました。 「トゥンク、トゥンク、トゥンク……」私たちはそれが何であるか咄嗟にはわかりませんでした。 「トゥンク、トゥンク、トゥンク……」 誰かの車のエンジンが低く大きく聞こえるのではないかと思ったのですが、母がドアを開けて確かめるとそうではありませんでした。母が二階に上がってさらにその音について調べる間、私はラップトップを膝の上に置いたままでした(実際、夢中でしている家族歴史の探究作業を放棄するにはかなり時間がかかるものです!)。ふと予備部屋のクローゼットの中にある暖房装置の何かがおかしくなっているのではないかと私は思いました。
母が予備部屋のドアを開ける音が聞こえると、途端に先ほどからの騒音が非常に大きく聞こえました。 「トゥンク、トゥンク、トゥンク……」、そして数秒後にその音は停止しました。母は階段を降りてきて言いました、「あなたはあの音が何だったかを推し当てることは決してできないわよ。トレッドミルベルトが、機械の電源を切ったオフの状態なのに、一人でに動いていたのよ!」安全停止キーさえ挿入されていないはずなのに!? 母はプラグをソケットから引き抜くことで、ようやくトレッドミルを止めたのでした。
安全停止キーが入っておらず、スイッチもオフのまま、自発的に起動したので、とりあえずそのキーを探すことにしました。結局、それを探すのに、母と私は、その予備の部屋にあるキャビネットに行き着きました。そのキャビネットを開けると、一つの古びた箱がありました。今ではその箱は家族の間で、魔法の箱として知られています。
この家に私たち家族は15年間住んでいますが、両親はこの箱についての記憶がまったくありません。箱を開けてみると中には、子供の頃の私の父、子供の頃の母親、そして8歳で亡くなった父の愛する妹の大きな色付きの写真がありました。両親はこれらの写真についても記憶がありません。そうした写真の下には家系図がありました。さらにその下には、私の曽祖母が長年探究してきた彼女の家系が曽祖母自身が手書きしたノートがあり、そこには1950年代に彼女が作成した10世代のファンチャート(扇型の家系図)、英国での邸宅と郡境周辺の手描きの絵、物語や歴史のページ、名前と日付等が書かれていて、また証明書類もありました。そのノートの下には、父が教会指導者達から受け取った重要な書簡のいくつかと、若かった母が行なった日曜日の講話の写しなどがありました。私たち家族にとってとても貴重なものです。私はしばし泣きくれました。
その箱はまるで底なしのようでした。全く驚くべきものだったのです! 尽きることのない宝物であり、あのオンボロのトレッドミルが一人でに動き始めなければ、私たちはそれらの貴重な家族歴史の宝を見つけられなかったわけです。ノートには、その週に私が追求していた何世代か以前の家系に関する情報が実際に含まれてもいました。私はこの祖先たちがそのトレッドミルで走って魔法の箱の存在を私たちに見つけて欲しかったのだと、冗談を言うのが気に入っています。そしてこのことを話す時、胸に込み上げるものがあるのと同時に、笑わずにはいられないのです。
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右の女性が、エイミー・フロートさん。
2017年度ルーツテック・カンファレンスに於て。
不思議な体験をなさったのですね。夜に洗濯物を干すと言う働き者さんは、そう言うご褒美があるのかもしれません:ー)
洋k様、
パンダは、想像上の動物で、民話の一つに過ぎないと長い間言われていましたが、1869年フランス人の宣教師で、博物学でも有名なアルマン・デイヴィッドが中国四川省でパンダの毛皮を発見し、その為世界にパンダが実在することを知らしめました。パンダに限らず、オカピーもそうですね。ですから、洋k様のおっしゃる通り、「私自身は経験したことはありませんが、いろんなことは『繋がっている』と感じることが多くなり、『そうなんだ~』と、言われる相手のことを信じています。」は、100%マトを得ていらっしゃると思います。私の父は、生前「自分が見たことがなかったり、経験したことがないことへ、嘘だ、とか、あり得ない、などと簡単に判断することは避けた方が良い」とよく私たち子供に話していました。
いや~そうだったんですか。
以前の私だったら、「そんなこと~(信じません)でしたが、どういうわけか、今はそれを信じます。
私自身は経験したことはありませんが、いろんなことは「繋がっている」と感じることが多くなり、「そうなんだ~」と、言われる相手のことを信じています。
ま、信じるも信じないも、だれかの感じ方なのですから、「そんな非科学的なこと!」と一刀両断してしまうほど「私は神か?」と思えるようになりました。
それに、いろんな現象は「私にきづきなさい」と言っているとも思うようになりました。
あなたがおっしゃっていることと私の考えはドンピシャではないでしょうが、私自身の目の幅が広がっているように思っているところです。
ではまたね