5月1日、4日目です
松山に向かう前に今治タオル本店に行く。タオル美術館に行くつもりだったのだが、タオル美術館の運営会社は今治タオルの規格外で今治タオルはないと聞き、変更。いくつか買う。
松山への途中に石手川ダムというのがあった。昔はよく四国で渇水とかで干上がったダム湖の映像を見た気がする。
松山の街歩き。結構大きな町だ。ぶらぶらする。坊ちゃん電車が走っている。昼食を摂ろうと入ったマドンナ何とかという店はひどかった。
松山城へ登る。かなりの山で歩いて登る気は市内からロープウェイで行くことにする。大変な人で、リフトの列の方がまだ早そうだったのでそっちにする。
リフトを降り、本丸前の広場だが大変な人込みで行列している。なんでも令和元年日付入り御朱印に人が群がっているのだ。しらんはそんなもの。
天守へ登る方も大行列で、最後尾2時間待ちの札持ちがいる。天守は諦め、周りの門や櫓を見て回る。大変な城郭だ。落とせるもんなら落としてみろとすごんでいるみたい。実戦の城なのだ。
雨は降りだしていないが、なんと石垣の間を霧が流れる。煙る松山城だ。
「いやー丸岡城に毛が生えた程度かと思っていたらすごいのう」という声がする。そのイントネーション、丸岡城・・・間違いなく同郷人です。
一旦ホテルにチェックインして、電車で道後へ向かう
路面電車だ。満員でしかも乗り降りが頻繁だ。しっかり機能している公共交通機関。
道後駅もごった返しだ。坊ちゃん列車が止まっていた。これは観光用だろうが、それでも普通の電車と同じ線路を走っていた。
道後温泉本館、いかめしいような滑稽なような一部東照宮でも模したようなところへはとても入れない。それこそ行列で整理券を配っている。
仕方がないから近くの別館へ行く。ところがこれも大混雑なのだ。料金もタオル・石鹸・シャンプーそれぞれ要る人、要らない人・・・
漸く脱衣所にたどり着くとロッカーも有料、入れた100円玉は戻ってこない。すぐ脇のロッカーを使っていた女の子が途中でロッカーを閉めてしまった。母親の悲鳴が上がる。何をする!まだ入れるものがあるのに!わかる、ものすごくわかる。複数の子供を連れて風呂へ入る、そのことだけでも大変なのだ、ましてやこの混雑の中だ。ここは温泉という長閑なイメージを覆し、ものすごく混んだ銭湯だ。一昔どころかもっと前のほとんどの客が顔見知りの町の銭湯にあったかもしれない雰囲気もない。満員電車内とここは大差ない。
湯船の中も落ち着かず、早々に出るが、困った、ドライヤーも有料なのだ。3分30円だって。10円玉以外受け付けない。慌てて着替えて入り口脇にあった両替機に駆け付け、脱衣所に戻る。
いやはや、散々だった。ホテルのバスを使った方がよっぽどよかった。しっかり髪を乾かしてから出たから風邪をひかなくて済んだのが幸いだ。
夕食に適当に入った居酒屋もいまいち。
実はこの日は休養日のつもりだった。行くのは松山城くらいで後は温泉でまったりしてホテルで休む。それなりにいいホテルを取った。
けれど結構よく歩き回り、道後でどっと疲れてしまった。連れの足も一向に治らず、というより動きすぎなのだろうが。