彦島、平家物語では「ひく島」と書かれるこの島は、ほとんど本土に隣接しており離島のイメージではない。現在2本の橋が架かっている。JR山陽本線も走る。JR線と並行にかかる橋は普通に川にかかる橋と変わらず気が付かないくらいに島に入る。
島の道は地形に左右されているのか狭く曲がりくねってややこしい。住宅の中の小高い雑木林のような中に、清盛塚というものがある。
清盛塚入口
長門の知行国主であった知盛が本陣を敷いたところだという。確かに海峡が見える。屋島を追い出された宗盛や安徳たちもここに居を構えたのだろうか。
しかし、平家は安徳や建礼門院以下の女官たちも皆船に乗せるのである。
清盛塚
清盛塚から
島の南西部に福浦という港がある。知盛はここに船団を隠し、海峡へと出撃していったのだという。
福浦
福浦に金比羅宮があった。250段もの階段を上り、さぞ眺望が利くであろうと思ったら、樹木で何も見えなかった。
彦島八幡というものもある
島の北側、彦島大橋が見える
身投げ岩だそうである。
みもすそ川公園
知盛と義経像
火の山
火の山は火山ではなく狼煙を上げた山だという。ロープ―ウエイがあるが車で上がったら樹木が邪魔でよく見えなかった。