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エッセネ派  クムラン、死海文書

2024-10-01 07:40:52 | 哲学・宗教・思想


https://www.youtube.com/watch?v=EpOHgMtB7gM

 

 

エッセネ派は、ユダヤ教の一派です。 ヨセフス著『ユダヤ戦記』の第二巻には、エッセネ派についての詳しい記述があります。 

それによれば、彼らは他の宗派にまさって互いに愛し合い、快楽を悪としてしりぞけ、節約を重んじ、富を軽蔑し、財産の共有制を守って、厳格な規律のもとに共同生活を営みました。

 

新たに加入を希望する者には三年に及ぶ試験期間が課せられ、それに合格して初めて入会を許されました。

 

このように文献の上だけで知られていたエッセネ派は、死海西岸のクムランで死海文書が発見され、さらにエッセネ派が共同生活を営んでいた所と思われる大きな遺跡が発掘されるに及んで、にわかに現実味を帯びてきました。

 

1947年に、羊飼いの少年が行方不明になった羊を探していて、岩山の洞窟の中から、細長い壺に収められた羊皮紙の巻物を発見しました。

それがきっかけで約500本もの巻物が見つかり、紀元前ニ、三世紀頃に作られた写本であることが分かりました。

 

内容は、旧約聖書のイザヤ書、詩編などで、現存しているこれらの写本としては世界最古のもの。

そしてこれが世に名高い死海文書であり、戦争か何かの危険が迫ったときに、エッセネ派が洞窟の中に隠したのであろうと考えられています。

 

 

 

 


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