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トーマス・グラバー 第四章 グラバー長崎での活躍 茶の輸出を決心https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/da3eefe98934104161e2e20d70fbd755
からの続き
茶の女商人、大浦慶
グラバーは、オケイさんに会う前に、長崎での貿易を少しでも円滑に進めるため、マッケンジーに同行、長崎駐在のイギリス領事モリソンを訪問した。この頃、長崎の外人居留地は建設工事中である。 イギリス領事官は大浦川の河口をのぞむ南山手の丘の上にある。
その場所は妙行寺という寺で、当初イギリス領事官はこの妙行寺を間借りしていた。 モリソンはただ同然に間借りしていながら、マッケンジーとグラバーに会うなり「この寺は陰気臭くてよくない。 一日中線香というものを焚いているため、身体中に線香の臭いがしみ込んでしまう。 おまけに自分がこの世で一番嫌いな蛇(青大将)が時々出るのは参ってしまう」と寺への苦情から始まった。
「モリソンさん、もう少しの辛抱ですよ。 まもなく立派な領事館が一等地の海岸通りに建設されますよ。 それよりもモリソンさん、ここ長崎はオランダ人、清国人の商人が昔から根を張っており、新参者の我々イギリス人は、彼らよりとても不利な価格で仕入れしなければなりません。 それを解消するためにも、いち早く商業会議所を設立して、少しでも有利な貿易取引を展開したいと思っています。 そのためにモリソンさんの力をお借りしたい」。
マッケンジーはそういって頭を下げたが、モリソンは「商売人はいいよな。 そうやって私の努力をあてにして、大儲けしたらすぐに帰国して安穏な生活を享受する」と軽蔑の視線を二人に送った。
帰途、マッケンジーは「グラバー君、あんな奴に期待しても何の役にも立たない。 自分達で商工会議所を創設しよう」。 マッケンジーは近く、横浜に赴任してくるイギリスの総領事(後公使)、オールコックにモリソンが挨拶に行くというので、十一月の半ば、モリソンに同行して横浜へ旅立った。
長崎に戻ってくるのは二、三カ月後になるので、グラバーは先日会ったオルトにお慶さんを紹介してもらうことにした。 会う場所は東筑町の交易所(正式名は長崎湊会所)にした。 長崎では異国人相手の貿易は全て同所で実行される。
門をくぐると三百坪余の大きな広場があり、全国から集められた海産物(いりこ、星アワビ、昆布など)はここに集積される。
日本はすでに通商条約で、自由主義貿易を実施することになっているはず。
ところが同署ではオランダ人、中国人にしかモノを売らない。 アメリカ、イギリスなどは是に強く抗議しているが、長崎ではこれまでの長い実績を盾にとり受け付けないと言う。
これを打破するためにも、長崎において、いち早く商工会議所を発足させて、
自由主義貿易体制にもっていきたいというのが、グラバー達。
やがてオルトが「やあ、きたきた」と二〇代後半かと思われる女性と笑顔で握手を交わした。 その人こそ長崎商人の間では知らぬ人のない「大浦慶」(通称おけい)だった。 この時ちょうど三十歳。 決して美人とは言えないがぽっちゃいと愛らしく、グラバーはとても好感を持った。
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この本には、歴史的に貴重な写真、図、文献なども数多く掲載されている秀逸な作品ですが、それらをPDF化して皆さんに紹介することもできますが、著者と発行所の『長崎文献社』に敬意を払って、全てを紹介するのは、控えたいと考えております。
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・フランス革命とマリー・アントワネット
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フランス革命 人権宣言
古今東西、『マリー・アントワネット』ほど、世界から汚名を着せられた女性はいないでしょう。
言うまでもなく、彼女は中世ヨーロッパを支配した名門ハプスブルグ家の女性で、神聖ローマ帝国フランツ一世とオーストリア女大公マリア・テレジアの第11女子として、1755年11月2日ウィーンで生を受けました。
幼少のマリア・テレジア 幼少のマリー・アントワネット
そして、政略結婚で、当時フランス王子だったルイ16世と1770年に15歳で結婚し、彼の即位に伴って1774年、19歳でフランス王妃となりました。
当時のフランスは、ルイ14世の度重なる戦争、特にアメリカを植民地化するために、イギリスとの泥沼の7年戦争で国費を食いつぶしてしまいました。
ちなみに、アメリカ大陸のルイジアナ州は、元々はフランスの植民地であり、ルイ14世の名にあやかり、ルイジアナと命名されているのです。
18世紀のヨーロッパは、『自由』『平等』『博愛』をスローガンとする『啓蒙思想』が流行し、啓蒙思想が産み落としたフリーメーソンがアメリカを建国しました。
・フリーメーソン・イルミナティ・秘密結社の記事 ここまでのまとめ一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d52e37f7e9a7af44f93554ed333744b3
国家の財政が悪化した、フランスでは王政への非難が集まり、革命家たちによるフランス革命が1789年に起こります。
革命家たちのターゲットになってしまったのが、マリー・アントワネットです。
『ダイヤモンド首飾り事件』『パンがなければ、ケーキを食べればいいのに』といった、マリー・アントワネットの言葉は、革命家たちが、革命のために流したプロパガンダで、すべて嘘です。
正式に、フランス・イギリス・ドイツ・オーストリアはじめヨーロッパ諸国では嘘であることが様々な文献やwikiでも紹介されてます。
ただ、残念なことにわが日本では、ほとんど歴史の勉強もしない阿呆どもが、このようなデマ情報を知ったかぶりで拡散し、あろうことかヨーロッパに行っても恥ずかしげもなく、残念なことに吹聴しているのが現実です。
フランス・オーストリアは親日国ですが、彼らの多くは、アンリー・アントワネットのファンなので、お馬鹿日本人の(阿呆の一つ覚え)マリー・アントワネットを非難する言葉に反発しています。
マリア・テレジアは世界で初めて義務教育を採用した名君で、マリー・アントワネットは4ケ国語を話せることでも有名です。
そんな馬鹿な事を云う筈がないことは、普通の頭を持っている人間なら、すぐに気付かねばなりません。
これ等のデマは、革命家(バルサモおよびその手下たち)がつくり上げたマリー・アントワネット像です。
革命家たちによってもたらされた苦しみに耐え抜いたその不屈の精神、運命に立ち向かう気位、最後まで取り乱すことなく気品を保ち続け、断頭台上に生命を捧げだした潔さと勇気は断じてふしだらな女性の特質ではありません。
勉強不足で阿呆の一つ覚えのように、現地でマリー・アントワネットの評判を落とすもの知らずで、口汚い、阿呆の日本人たちの方が、自ら、そして日本人の恥をさらしていることを自覚すべきでしょう。
★Renaissancejapanの自己紹介記事一覧
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