パリ五輪の開会式であいさつするIOCのバッハ会長=共同
【パリ=共同】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は26日、パリ五輪の開会式で「戦争や紛争によって分断された世界において、選手たちが一つになる。私たちは世界の平和をつなぐ大会の一員なのだ」とあいさつした。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が続く中で行われる「平和の祭典」の意義を強調した。
パリは近代五輪を創設したピエール・ド・クーベルタン男爵の出身地で、100年ぶり3度目の舞台となる。「五輪の魔法を共有するためにパリ以上にふさわしい地はない」とも話した。
今大会は出場枠が史上初めて男女同数となり、都市型スポーツとして新たにブレイキンが実施される。「全員が持続可能な五輪を経験することになる」と期待を込めた。
フランス・パリで開催される夏季オリンピックは、2024年7月26日から8月11日までの日程で実施されます。ブレイキンなど新競技を含む32競技329種目が行われます。パラリンピックは2024年8月28日~9月8日で実施されます。