Eos5D写真三昧 格安の海外旅行記と国内旅行のすすめ

海外旅行の情報を旅行記として綴った記録。EOS5Dとiphoneで撮った写真をあげております。

omisの町

2008年09月11日 20時45分51秒 | クロアチア旅行記2008年8月
昼食のひとコマ。手長エビとイカと鯉のシーフード料理を食べる。だが世界で一番うまい魚を食っている国の人(日本人)の評価は厳しい。うまいことにはうまい。しかし値段も高かった。欧州人のシーフードに対する憧れと珍重ぶりは、実際尋常ではない。彼らに伊勢エビを食わせたらどんな反応を示すのだろうか?



klisの町より海岸線を走ること30キロ。omis(オミシュ)の町に到着。オミシュ名物のキャニオンを見る。町から1キロもないところに、この垂直の岩盤がそびえ立っているのである。




裏側から見るとこの通り。岩盤と岩盤の間の狭く細い空間に川が通っている。この写真では確認できないが、実は左の岩盤の頂上付近にも城塞が建っている。いったい、そんなとこまで攻めてくる敵などいたのか?と思ってしまう。

klisの城塞

2008年09月11日 02時34分07秒 | クロアチア旅行記2008年8月
ダルマチア地方に入ると、所々に城塞を見かける。その多くは切り立った岩壁の上に建てられたものが多い。また沿岸の街も城壁で囲まれたものが多く、アドリア海沿岸部の都市国家というのは、利権争いがよほど激しかったと思われる。写真はSplit近郊klisの町にある城塞である。



城塞内の窓からはアドリア海が見える。昔はこの一帯を支配下に治めていたのだろう。

四日目

2008年09月10日 00時18分56秒 | クロアチア旅行記2008年8月
朝にプリモステンを見下ろす山に車で登る。未だ慣れないマニュアル車で、砂利の坂道を登るのは勇気がいる。マニュアル車の坂道発進は教習所で習って以来である。その甲斐もあって景色は絶景。山より見下ろすプリモステンの町は、まさしく宮崎駿の「魔女の宅急便」である。もしくは「紅の豚」か。



この山は、ぶどうやオリーブやいちぢくの木で覆われていた。写真はヨーロッパブドウ。種ナシのブドウで、ほとんどが熟しすぎているが収穫された様子もない。一個拝借して口の中に入れてみた。甘い。流石はブドウ、クロアチアのカルスト地形の痩せた大地でもよく育つ。

プリモステン到着(三日目夕方)

2008年09月09日 01時08分35秒 | クロアチア旅行記2008年8月
SvetiRokを通過した後、E71号線を東に走り、Gracacで鍾乳洞を観た。洞窟内は写真撮影禁止なので残念ながら写真をUPすることは出来ない。そしてKninを通過して、いよいよアドリア海沿岸に出た。時間の都合上、クルカ国立公園観光は捨てた。Sibenik近郊のPrimostenで18時をまわったので、ここで宿泊。写真はプリモステンから見た夕焼けと、プリモステンの夜景(次の日の明け方)である。



夜景では分かりにくいが、クロアチアのアドリア海沿岸にある町は、海岸にせり出した出島のような形のものが多い。海に浮かぶ町である。



夕焼け直前の空。夕日が沈みかけているところ。空はまださほど赤くない。黒く薄っすらと覆う筋の雲が、後に鮮やかに赤く染まる。


8月24日(三日目)

2008年09月08日 00時38分19秒 | クロアチア旅行記2008年8月
三日目の朝は生憎の曇り+雨。クロアチアの8月は南に下がれば下がるほど降雨量は少なく晴れ間が多いが、ここはまだザグレブから南に130キロほどしか下っていない。この日は国道一号線を南下して、SvetiRokという大カルスト山地を見る予定である。写真はその途中にあるTitova Korenicaの近郊である。向こうに見える山の峰から先はボスニア・ヘルツェゴビナである。クロアチア紛争の時代には、この辺りにセルビア側の軍が大量に侵攻した。いかにも大軍が展開できそうな地形である。おそらく地雷も未だ多く埋まっていて未処理な地域もあるだろう。ここからボスニア・ヘルツェゴビナ国境線は10キロもないほど近い。



いよいよルノーの軽でSvetiRokの山道に挑む。ところで、クロアチアでは昼間でも車のライトを点けて走ることが義務付けられている。曇りだろうが晴れだろうが明るかろうが、みんなライトを点けているのだ。さて、SvetiRokの山道は舗装されておらずしかも狭い。対向車とすれ違うのも大変だ。しかも谷側にはガードレールが設置されていない。申し訳程度に石の柱が何本か立てられているだけである。これはちょっと怖い。



しばらく運転するとドクロマークの看板が現れる。これは地雷注意の看板だ。クロアチア内戦の時代に国内に設置された地雷がまだ残っているのである。この回りのどこかに地雷がある・・・。そう思うと、一種異様な感覚にとらわれる。



この日は天候が芳しくなく時折小雨も降りつける。景色は雄大な大カルスト地形なのだが、24mmの広角で撮ってもその雄大さは残念ながら伝わらない。これは私の腕がヘタクソということが一番の要因なのだが、それ以外にも理由がないわけではない。ほとんど360度全てにカルスト地形の山が切り立っていて、それがSvetiRokの景観の美しさの肝である。その一部を抜き出したところで、大した感じがしないのだ。



プリトヴィッツェ湖群国立公園3

2008年09月07日 02時34分58秒 | クロアチア旅行記2008年8月
湖群をはるか上方から見下ろすと、その青さが一層際立つ。遊歩道がS字に曲がっているのも美しい。この国立公園はさすがユネスコ世界遺産に登録されていることもあり、外国人が世界中から訪れている。その中で、私が体感的に多かったと感じた国の観光客は1位がドイツ人。次にフランス人であった。その次に日本人といったところであろうか。




プリトヴィッツェ湖群国立公園2

2008年09月06日 17時22分15秒 | クロアチア旅行記2008年8月
水の透き通ったこの湖には魚がいる。おそらくは鱒の一種だと思われるが、鯉みたいなデカイのもいる。国立公園で魚を取ることや、釣りをすることは禁じられているので、魚はうじゃうじゃいる。エサをやる観光客もいるので人を恐れていない。川岸付近で堂々と休んでいる。



この国立公園は大小16の湖と92の滝があり、総面積は約17000ヘクタール。非常に大きい。一日で見て回るのは容易ではない広さである。
この日は朝12時から夜は6時まで、6時間をぶっ続けで歩き通した。無謀である。

プリトヴィッツェ湖群国立公園1

2008年09月06日 00時58分01秒 | クロアチア旅行記2008年8月
プレトヴィッツェ湖畔国立公園に到着。入場料は一人110クルナ(2500円)と高いが、その景観には圧巻である。クロアチアは典型的なカルスト地形である。石灰の浄化作用によって水は見事なまでに透明・・・というか青い。朽ちて水に沈んだ大木が、まるで空中に浮いているようにすら見える。




Slunj

2008年09月05日 14時53分00秒 | クロアチア旅行記2008年8月
8月23日、二日目の朝。
まだ慣れないマニュアル車で早朝に出発。今日の目的地はプリトヴィッツェ湖畔国立公園。ザグレブから約120キロメートル離れている。途中のslunjという町で、ちょっとした見所があったので立ち寄る。



川が家の下を通っていて滝になって落ちている。日本では考えられない作りである。台風でもきたらあっという間に倒壊してしまうだろう。この建物は歴史的にも価値があるようで、ガイドやツアー客も結構いたけど、我々は先に進むので早々に切り上げてプレトヴィッツェに向かう。

首都ザグレブの夜

2008年09月05日 08時48分42秒 | クロアチア旅行記2008年8月

飛行機はクロアチアのザグレブ空港に現地時間で19:40に到着。日本とクロアチアの時差は7時間。つまり日本時間ではすでに23日の2:30だが、クロアチアの現地時間ではまだ22日の19:40というわけである。飛行機の搭乗時間の合計は、乗り継ぎの待ち時間も含めると、実に15時間もかかったことにななる。
 
ザグレブ空港に降り立った時、これが一国の首都にある空港なんだろうか?というのが私の素直な感想であった。まるで日本の地方にある空港並かそれ以下である。沖縄空港よりも規模が小さい。
写真には撮っていないが、入国審査の窓口もまるで地方の駅の改札口並である。たしかにユーゴ連邦に属していたとき時のザグレブは、一地方都市に過ぎなかったが、クロアチアはユーゴ連邦から独立してすでに15年もたっていたので、正直その規模の小ささに驚いた。

クロアチアでの通貨はクルナ(Kn)。早速空港で1万円ほど両替する。レートは1クルナ=23円程。次に予約したレンタカーを借りに空港のハーツレンタカーの窓口に行く。格安のレンタカーを予約していたので、当然ながら「軽」である。ルノーの軽だ。そしてクロアチアのレンタカーはほとんどがマニュアルである。オートマもあることにはあるが、値段がかなり高い。

(写真はザグレブ中央部付近にある劇場と教会の夜景)

北極海

2008年09月04日 02時09分17秒 | クロアチア旅行記2008年8月
手前に見える海は北極海。飛行高度は3万6000フィート、1万2千メートルである。空は青いというよりも黒っぽい。(実際は露出ポイントの関係があり、空はここまで黒くない)
日本からヨーロッパを最短距離で飛行すると、ギリギリ北極海をかすめる航路がわずかに存在する。

クロアチア旅行記1

2008年09月04日 00時27分40秒 | クロアチア旅行記2008年8月
EF24-105mm F4L ISレンズで殆ど全て撮影。  

8月22日~9月3日の12日間、クロアチアに旅行してきました。順次UPしていきます。
クロアチアは東ヨーロッパの国である。かつては旧ユーゴスラビア連邦に属していたが、1991年に独立を果たす。とは言え実質的には1995年までは戦闘が続く。

写真はいわずと知れた成田空港。私が搭乗する飛行機は、ANAとルフトハンザのシェア便との事で、便名はルフトハンザであったが機体は全日空であった。出発時刻は午前11時35分。フランクフルト(ドイツ)空港を経由して、クロアチアの首都ザグレブを目指す。