Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

マーベルズ

2023-11-10 | 映画

宇宙の平和を守るために駆け回る最強のヒーロー、
キャプテン・マーベルことキャロル・ダンバース。

ニック・フューリーが率いるS.A.B.E.R.メンバーとして地球圏防衛を行う、モニカ・ランボー。

ニュージャージーの平和を守る高校生、Ms.マーベルことカマラ・カーン。

それぞれが己の活躍をしている最中、謎の変動により
能力を同時に使うたびにお互いの位置が入れ替わることになってしまった。

謎の入れ替わり現象の裏にあったクリー帝国の現状と、強大な敵。

3人の光の力を使う女性ヒーローの邂逅、
そしてその絆の物語。

というわけで久々のMCU劇場作品、は
キャプテン・マーベル2であり、
配信ドラマ作品であるMs.マーベルやワンダヴィジョンから続く物語である
(そしてそれ以外のドラマ作品からも要素が)
3人の女性ヒーローの活躍を描く「マーベルズ」でございます。

2時間弱というコンパクトな時間の中に多くの展開を詰め込み
明るく楽しい作品ながらもたっぷりと先の展開への種を埋め込んだ、
ネタバレをうっかりと踏む前に早めに見てほしい、MCUらしい作品となっております。

複数作の(Disney+限定)配信ドラマ視聴が前提というあたりも
昨今のMCUらしい部分、とはなっておりますが
(一応、見てない人のための粗筋程度の説明はあります)
ディズニープリンセスやインド映画、モンスターパニック映画のテイストも盛り込んだ
MCUを追ってきた人には(軽くはあるものの)いつものご褒美、であり
MCU疲れを感じているかな、という人にとっても
ドラマの方も見てみようかな、と思える作品にはなっているのではないでしょうか。

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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

2023-06-22 | 映画

…久々に再会したグウェンからマイルスに告げられたのは、
あらゆるマルチバースのスパイダーマンが集まる軍団の存在だった。
スパイダーマン2099ことミゲル・オハラに率いられる彼らに告げられたのは
スパイダーマンに待つ「悲劇」の存在。

果たしてマイルスは、「すべて」を救うことはできるのか?

3部作(トリロジー)の2作目。
スターウォーズの「帝国の逆襲」に
ノーランバットマンの「ダークナイト」。
1作目はそこで終わってもいいようにコンパクトにまとめられ、
3作目は大団円として終わりに向けた大きな流れが収束していくもの。
2作目、とは1作目の要素を大きく拡げながら、
続編を楽しみにさせつつ、そこでもかなりの満足感を得られるもの、が
要求されるポジションでもあります。

今作は前作のあらゆる要素を拾い、膨らませ、
キャラクターたちを追い込み、掘り下げ、
”前後編の前編として”終わっていきます。
そう、今作は3部作の2作目でもあるし
前後編の前編、でもあります。
しかし、それでも物足りなさは感じず、
「どうなるんだ…来年の続きも絶対に見ないと」と思わせるのは
「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」以来かもしれません。

そして今作(とおそらく次作も)は「ザ・フラッシュ」と同じく
「ヒーローとなる『資格』や『代償』」の物語でありますが
おそらく着地点は大きく異なることになると思うし、
どちらかといえばこちらが好みの展開になるかもしれない、という予感がしています。

前作をまだ見ていない人はできれば前作を見た上で、
それ以外の情報をあまり入れずに見に行ってほしいな…と思わされる
この夏必見、の一作です。
吹き替え版もプロの声優の本気が感じられるいい仕事ですよ。悠木碧すげえ。

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ザ・フラッシュ

2023-06-19 | 映画

高速化の力を手に入れヒーロー・フラッシュとして、
ジャスティスリーグメンバーとして活躍するバリー・アレン。
幼少期に母を喪い、父がその容疑者となっているが
証拠が足りず父の無実を立証できない状況が、彼を走らせる。

全速力で走ったその先は、両親がともに生きている、彼が能力を手に入れる前の世界。
そしてその世界に現れるクリプトン星からの襲撃者、ゾッド将軍。
他のヒーローの助けを求め訪れたゴッサムシティには、
彼が知るのとは別のバットマンがいた…。

DC映画ユニバース(DCEU/DCFU)が度重なる延期や体制変更などで
大幅な仕切り直しを行うことを決定しており、
その大きなポイントとなるのが今作となります。
原作コミック「フラッシュポイント」同様に母の死の事実を改変しようと
過去に走った結果世界が大きく改変される…わけですが
今作はさらにそこにマルチバース要素を大きく盛り込み
マーベル側が「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で行った
ユニバース制になる前の旧映画シリーズのヒーローとの共演…
マイケル・キートン版バットマンとの共演が大きいトピックとなっています。
(もちろん、それだけでは済まないわけですが…)

改めてこれまでの、そして今後のDC映画にとっての重要なポイントとなる今作ですが
それ故に問題となったのが、主演であるバリー役のエズラ・ミラーによる
数々のトラブルや犯罪行為の発覚でした。
降板させて撮り直すことも、中止にすることも難しい内容であるとして
こうして公開へと踏み切ったものの、ワーナー側の姿勢などと合わせて
この映画を純粋に楽しめない原因となっていることは返す返すも残念です。
(何の問題もなく撮り終わっていた「バットガール」が公開中止にされたのもありますし)

この映画によって変貌したDC映画ユニバースは
「ブルービートル」「アクアマン2」と続き
ジェームス・ガンがCCOとして新たに作り上げていく新DCユニバースへと
繋がっていくわけですが、今作のサプライズ要素がどう影響していくのか?も
楽しんでいきたい、と思っています。

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すいません、遅れます

2023-06-14 | 映画

Marvel Studios Announces Updates to Theatrical Release Schedule

MCU作品、今後の公開予定の延期が発表されました。
正確な日付はリンク先に出てますが大雑把に。

キャプテンアメリカ4→来年GWから来年夏休み
サンダーボルツ→来年夏からクリスマスに
ブレイド→来年秋口から再来年バレンタインに
デッドプール3→来年秋から来年GWに(!?)
ファンタスティックフォー→再来年バレンタインからGWに
アベンジャーズ:カーンダイナスティ→再来年GWから26年GWに
アベンジャーズ:シークレットウォーズ→26年GWから27年GWに

…デップーだけ早まってない?
まぁこれは元がFOX側の作品なので早く進んでいたんでしょうけど。

現在ハリウッドでは脚本家組合のストライキが起こっていて
その影響で多くの大作映画の公開が延期になっており、
MCUもその影響をもろに受けている、という形になったわけですが
それ以外にもカーンやネイモアといった
現フェーズの重要キャラを演じる役者の犯罪が明るみに出たり
CG制作会社に無理なスケジュールでの制作をさせていることが明るみに出たりと
だんだんと抱えている歪みが報じられることが多くなったMCUを
ここで一度仕切り直すことも必要なんじゃないか、と思います。
(DCU側ももちろん色々あるわけですが、こちらはその仕切り直しの最中ですね)

現状のMCU最新作は来週配信のドラマ「シークレット・インベーション」。
ニック・フューリーが主人公となる物語ですが、
とりあえずはこちらを楽しみつつ、今後のMCUに色々と期待していきたいものです。

あ、もちろんMCU外の作品である「アクロス・ザ・スパイダーバース」や
DCEUを仕切り直し、DCUへと切り替えていくための作品である「フラッシュ」も
楽しみにしております。フラッシュは色々と複雑な気持ちではあるけども。

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3

2023-05-04 | 映画

戦闘で負傷したロケットに仕込まれていた、治療をすると爆発するキルスイッチ。
それは、ロケットを作り出した存在…
「完璧な世界」を作り出そうとするハイ・エボリューショナリーが仕込んだものだった。

ロケットの命を救うために動くガーディアンズに、
研究成果であるロケットを回収しようとするハイ・エボリューショナリー。

「友」の命を巡る、ガーディアンズ最後の戦いが始まる…

盗賊と賞金稼ぎによる急造チームから始まったGotG。
作品を重ねることで、その絆は強く堅い「家族」へと変わっていったわけですが
最終作となる今作では、喋って暴れるアライグマ・ロケットのオリジンを軸に
チームメンバーそれぞれの「成長」を、
そして3部作の「終わり」をしっかりと描く作品となっております。

監督・脚本のジェームズ・ガンが今作完成をもって
DCスタジオのクリエイティブ部門トップに就任してしまった
(そして新しいDCユニバース立ち上げに動いた)、
そしてなによりも過去の児童虐待者に向けたどぎついジョークのために
マーベル/ディズニーから一度解雇されたときに書かれていた脚本をベースにしているために
MCUフェイズ4以降の大筋とは一切絡まない、
「アベンジャーズ:エンドゲーム」(と「ソー:ラブ&サンダー」)までの材料で
組み上げた作品となっているわけですが
それ故にマルチバースの複雑さとも無縁な、ガーディアンズメンバーに視点を絞った
疑似家族と成長の物語として完成された作品になっている、といえるでしょうか。

もしかして、という期待は残っているけれど、
「ジェームズ・ガンによる」ガーディアンズの物語、とは今作でお別れ。
それにふさわしい大団円が描かれている作品となっておりますので、
よろしければDisney+で前作2作とホリデースペシャルを再度見直してご覧くださいませ。

 

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