24日にふと思い立って福岡に行き、展覧会をハシゴしてきました。
まずは大宰府に行き、参拝したのちに
九州国立博物館の「クリーブランド美術館展 名画でたどる日本の美」へ。
シャーマン・リー館長が集めた日本美術のコレクション・・・
平安期の仏教芸術から安土桃山期の花鳥図、そして江戸・明治の多彩な表現まで
日本美術の発展と変質をとらえた作品たちが展示されています。
一日の光の当たり方の変化をシミュレートした展示の雪村「龍虎図屏風」、
荒い筆の中に妙な冷静さも見える曽我蕭白の「蘭亭曲本図」などの名品が並びます。
そしてラストにはクリーブランド美術館の西洋美術コレクションの中から
モリゾ、モネ、ピカソといった作品が並び
そのオーラスがアンリ・ルソーだったのは驚きでした。
常設展では日本国内にあるクリーブランド収蔵品の姉妹作が並んだ
「海を越えた再会―クリーブランド美術館の仲間たち」と
全国の高校の考古学部の発掘・実験資料が並ぶ「全国高等学校考古名品展」の
ふたつの特別展示が開催中。
特に考古名品展は高校生たちが実際に発掘した資料や
石器や住居などを自作してみる実験を行った様子が伝わってきて
「これもこれで青春だなぁ」と感じられたりもいたしました。
そして10月からは東京の国立博物館で大盛況だった
「台北 国立故宮博物院」展が九博にやってくる、
翠玉白菜はないけど肉形石は九州だけだよ、ということでこちらも楽しみです。
天神に帰って、IMSのアルティアムで開催中の
「二コラ ビュフ|ポリフィーロの夢」展へ。
ヨーロッパの伝統文化とアニメや漫画、特撮などのサブカルチャーを融合させ
アートシーンだけでなくファッション界でも活躍するニコラ・ビュフ。
春に原美術館で開催された作品を若干スケールダウンしての
今回の展示となっております。
少年ポリフィーロが少女ポーリアを探して冒険するというストーリーで展開される
今回の展覧会。観客はポリフィーロと一体化し、その冒険の道のりを辿っていくことになります。
そしてその冒険の中で少年(=我々)が身に着ける鎧のデザインは、
儀礼用の甲冑に「宇宙刑事ギャバン」のコンバットスーツが融合したもの!
(展示されている甲冑はレインボー造形が制作しています)
そして敵と戦うときには機械のドラゴンの頭(!)に乗り、
手からのビームや剣で戦う・・・というまさにあばよ涙、よろしく勇気な内容でした。
キューピッドのデザインにも「これはまずいのでは・・・」と思うものがあったりと
さまざまなカルチャーを引用し、世界を組み立てていく感覚は
やはりサブカルチャー的な現代美術・・・厭らしさのない村上隆という感じで
楽しめる内容だったと思います。(明日27日までの開催です)
そしてIMSでは8月11日まで実物大のダンボール製蒸気機関車D-51も展示されており
こちらはその存在感と細かさにただただ圧倒されました。
この夏はあとは佐世保の「ねこ歩き」展と、8月からのアルティアムの「スノーマン展」、
あとは秋のアジ美「アジア美術トリエンナーレ」は見に行かないとなぁ・・・
まずは大宰府に行き、参拝したのちに
九州国立博物館の「クリーブランド美術館展 名画でたどる日本の美」へ。
シャーマン・リー館長が集めた日本美術のコレクション・・・
平安期の仏教芸術から安土桃山期の花鳥図、そして江戸・明治の多彩な表現まで
日本美術の発展と変質をとらえた作品たちが展示されています。
一日の光の当たり方の変化をシミュレートした展示の雪村「龍虎図屏風」、
荒い筆の中に妙な冷静さも見える曽我蕭白の「蘭亭曲本図」などの名品が並びます。
そしてラストにはクリーブランド美術館の西洋美術コレクションの中から
モリゾ、モネ、ピカソといった作品が並び
そのオーラスがアンリ・ルソーだったのは驚きでした。
常設展では日本国内にあるクリーブランド収蔵品の姉妹作が並んだ
「海を越えた再会―クリーブランド美術館の仲間たち」と
全国の高校の考古学部の発掘・実験資料が並ぶ「全国高等学校考古名品展」の
ふたつの特別展示が開催中。
特に考古名品展は高校生たちが実際に発掘した資料や
石器や住居などを自作してみる実験を行った様子が伝わってきて
「これもこれで青春だなぁ」と感じられたりもいたしました。
そして10月からは東京の国立博物館で大盛況だった
「台北 国立故宮博物院」展が九博にやってくる、
翠玉白菜はないけど肉形石は九州だけだよ、ということでこちらも楽しみです。
天神に帰って、IMSのアルティアムで開催中の
「二コラ ビュフ|ポリフィーロの夢」展へ。
ヨーロッパの伝統文化とアニメや漫画、特撮などのサブカルチャーを融合させ
アートシーンだけでなくファッション界でも活躍するニコラ・ビュフ。
春に原美術館で開催された作品を若干スケールダウンしての
今回の展示となっております。
少年ポリフィーロが少女ポーリアを探して冒険するというストーリーで展開される
今回の展覧会。観客はポリフィーロと一体化し、その冒険の道のりを辿っていくことになります。
そしてその冒険の中で少年(=我々)が身に着ける鎧のデザインは、
儀礼用の甲冑に「宇宙刑事ギャバン」のコンバットスーツが融合したもの!
(展示されている甲冑はレインボー造形が制作しています)
そして敵と戦うときには機械のドラゴンの頭(!)に乗り、
手からのビームや剣で戦う・・・というまさにあばよ涙、よろしく勇気な内容でした。
キューピッドのデザインにも「これはまずいのでは・・・」と思うものがあったりと
さまざまなカルチャーを引用し、世界を組み立てていく感覚は
やはりサブカルチャー的な現代美術・・・厭らしさのない村上隆という感じで
楽しめる内容だったと思います。(明日27日までの開催です)
そしてIMSでは8月11日まで実物大のダンボール製蒸気機関車D-51も展示されており
こちらはその存在感と細かさにただただ圧倒されました。
この夏はあとは佐世保の「ねこ歩き」展と、8月からのアルティアムの「スノーマン展」、
あとは秋のアジ美「アジア美術トリエンナーレ」は見に行かないとなぁ・・・