孤児、ビリー・バットソン。15歳。
やさぐれた問題児。
しかしその胸の奥には、弱い物いじめを許さない心の強さがあった。
魔法の力が現代によみがえろうとしている。
封印されたかつての反逆者・ブラックアダムの封印が解けようとしている。
魔法の力の後継者を探すウィザードは、彼の心の底の正義感に賭けた。
「家族とは多様なもの・・・決められた形はない。・・・この言葉を忘れるな」
魔法の呪文『シャザム』を唱えたとき・・・少年は変わる!
1940年、「スーパーマン」のフォロワーとして、
キャプテン・マーベルはフォーセット・コミックからデビューしました。
「子供が魔法の呪文を唱えるとスーパーマンになれる」という設定が
子供たちの心をとらえ、本家をもしのぐ人気を得ましたが
それに危機感を覚えたDCコミックスが裁判を起こします。
12年に渡る裁判の末、1953年にフォーセットのコミック事業撤退とともに
このヒーローは一旦その姿を消すこととなります。
1972年、DCはフォーセットから権利を譲り受け、
このヒーローを再始動することになります。
しかし、20年の歳月の間に大きく変わったものがありました。
・・・マーベルコミックスの存在と、(マーベルコミックスの)キャプテン・マーベルの存在です。
結果、キャプテン・マーベルのコミックは「シャザム!」のタイトルで発行されることになり
今回邦訳されたNew52版からヒーロー名も正式に「シャザム」となりました。
ちなみに、これまでのキャプテン・マーベルの邦訳登場作は・・・
旧設定のキャプテン・マーベルについては「DCスーパーヒーローズ」
(こっちのビリー少年は「いい子」だった時代です)
旧設定のキャプテン・マーベルの平行世界での未来は「キングダム・カム」(こちらは超重要キャラに)や
「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」(現在は「ダークナイト」収録)に。
今回の仕切り直しのベースになった平行世界のキャプテン・サンダーは
「フラッシュポイント」に登場しております。
「New52」タイトルとしては「ジャスティス・リーグ」(邦訳だと「魔性の旅路」あたりから)の
後半10ページに併載という形で連載され、今回邦訳された分で一区切り
(この話の続きが「ジャスティス・リーグ」で展開される形に)となるということで
次回への引きもありつつも話はすっきり完結、
気持ちのいい読後感の王道ヒーロー誕生もの、として
「初めてヒーロー物アメコミを読んでみたいけど過去の設定とかめんどうそう」という方に
是非読んでいただきたい1冊です。
(日本人にはなじみやすい「変身ヒーロー」ですし・・・ある意味「魔法少女」にも近いかな?)
映画化は2019年公開予定(ブラックアダムはロック様ことドゥエイン・ジョンソン!)と
少々先の話にはなりますが、予習しておいて損はございませんw
ビリーと同年代(15歳)くらいの子にもぜひ読んでほしいなぁ。邦訳アメコミにしてはお安めの値段ですし。
そしてこの作品は、「シャザム!」の魅力に惚れ込んだ内藤真代(SEN)さんが
個人で翻訳して企画を持ち込み、出版を実現させた・・・という経緯も魅力の作品でもあります。
愛情の強さと行動力を、実に見習いたいと思わせられる事例でございます。
シャザム!:魔法の守護者
やさぐれた問題児。
しかしその胸の奥には、弱い物いじめを許さない心の強さがあった。
魔法の力が現代によみがえろうとしている。
封印されたかつての反逆者・ブラックアダムの封印が解けようとしている。
魔法の力の後継者を探すウィザードは、彼の心の底の正義感に賭けた。
「家族とは多様なもの・・・決められた形はない。・・・この言葉を忘れるな」
魔法の呪文『シャザム』を唱えたとき・・・少年は変わる!
1940年、「スーパーマン」のフォロワーとして、
キャプテン・マーベルはフォーセット・コミックからデビューしました。
「子供が魔法の呪文を唱えるとスーパーマンになれる」という設定が
子供たちの心をとらえ、本家をもしのぐ人気を得ましたが
それに危機感を覚えたDCコミックスが裁判を起こします。
12年に渡る裁判の末、1953年にフォーセットのコミック事業撤退とともに
このヒーローは一旦その姿を消すこととなります。
1972年、DCはフォーセットから権利を譲り受け、
このヒーローを再始動することになります。
しかし、20年の歳月の間に大きく変わったものがありました。
・・・マーベルコミックスの存在と、(マーベルコミックスの)キャプテン・マーベルの存在です。
結果、キャプテン・マーベルのコミックは「シャザム!」のタイトルで発行されることになり
今回邦訳されたNew52版からヒーロー名も正式に「シャザム」となりました。
ちなみに、これまでのキャプテン・マーベルの邦訳登場作は・・・
旧設定のキャプテン・マーベルについては「DCスーパーヒーローズ」
(こっちのビリー少年は「いい子」だった時代です)
旧設定のキャプテン・マーベルの平行世界での未来は「キングダム・カム」(こちらは超重要キャラに)や
「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」(現在は「ダークナイト」収録)に。
今回の仕切り直しのベースになった平行世界のキャプテン・サンダーは
「フラッシュポイント」に登場しております。
「New52」タイトルとしては「ジャスティス・リーグ」(邦訳だと「魔性の旅路」あたりから)の
後半10ページに併載という形で連載され、今回邦訳された分で一区切り
(この話の続きが「ジャスティス・リーグ」で展開される形に)となるということで
次回への引きもありつつも話はすっきり完結、
気持ちのいい読後感の王道ヒーロー誕生もの、として
「初めてヒーロー物アメコミを読んでみたいけど過去の設定とかめんどうそう」という方に
是非読んでいただきたい1冊です。
(日本人にはなじみやすい「変身ヒーロー」ですし・・・ある意味「魔法少女」にも近いかな?)
映画化は2019年公開予定(ブラックアダムはロック様ことドゥエイン・ジョンソン!)と
少々先の話にはなりますが、予習しておいて損はございませんw
ビリーと同年代(15歳)くらいの子にもぜひ読んでほしいなぁ。邦訳アメコミにしてはお安めの値段ですし。
そしてこの作品は、「シャザム!」の魅力に惚れ込んだ内藤真代(SEN)さんが
個人で翻訳して企画を持ち込み、出版を実現させた・・・という経緯も魅力の作品でもあります。
愛情の強さと行動力を、実に見習いたいと思わせられる事例でございます。
シャザム!:魔法の守護者