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帰ってきたアメコミ入門 その7-1

2017-01-12 | 漫画
帰ってきたアメコミ入門、第7回。
今回のテーマは「『最初の1冊』って何にすべき?」です。

ここまでの講座連載で触れてきたのは
システムを知り、キャラクターを知り・・・といった段階でした。
そして「最初の1冊」選びですが、
最初から大量のキャラが出てくる話に飛び込んでしまうと正直しんどいと思いますので
ここは素直に各キャラクターのオリジン(いかにしてヒーローになったか)がわかる話や
ストーリー的にキリがいいところから始まる話から読むのをおすすめします。
あとは古い名作ももちろんいいのですが、絵的には最近のもののほうが見やすいかな、とも。

今回はマーベルコミックス編、でお送りいたします。
DC編は近日公開、ということで(何年もは待たせないと思います・・・)

まずは「マーベル映画大好きだから映画関係のやつが読みたい!」という方には
「プレリュード」シリーズをおすすめします。
MCU作品の前日譚にプラスしてそのキャラクターが登場する過去の名作も収録されていたりと
MCU映画好きにはぴったりの作品、となっております。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン
アントマン」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」が発売中、
そして「ドクター・ストレンジ」が1/25刊行となっています。
あとは映画化されてるキャラのデビュー当時はどんな感じだったの?を知りたい方は
ヒーローたちの1年目を現代のスタッフが描いた「シーズンワン」シリーズがおすすめ。
アベンジャーズ」「X-MEN」「アントマン」「ドクター・ストレンジ」が発売中です。

マーベルの映画化ヒーローとして忘れちゃいけないキャラクターといえば
スパイダーマンとデッドプール。どちらも大人気キャラクターですね。
邦訳タイトルも色々と出ておりますが、まずスパイダーマンでは
思い切って「スパイダーバース」からチャレンジ・・・もいいのですが
(たくさんのスパイダーマンがいる!という楽しさから入るのもアリだと思うのです。
読み終えたら「スーペリア・スパイダーマン」も読みたくなりますし)
「青春ドラマ/ラブストーリーとしてのスパイダーマン」なら「スパイダーマン:ブルー」を。
二人のタイプの違う美女の間で揺れ動くピーター・パーカーと、
スパイダーマンを襲う強敵たちとの戦いが平行して描かれる作品となっています。
一方のデッドプールは、とにかく大量の邦訳本が出ておりますが
デッド・プレジテント」から「オール・グッド・シングス」までは続き物となっているので
(途中で生き別れた娘と出会ったり、結婚したり、性格が反転したりします。あとコールソンさん出るよ)
最初の1冊としては1冊で完結する短編・中編のほうがいいと思います。
マーク・ウィズ・ア・マウス」、「モンキー・ビジネス」「兵法入門」がおすすめ、かな。
どれもデッドプールというキャラクターの持ち味を楽しめる作品です。

「映画でキャラクターは知ったし、原作ならではの世界に飛び込みたい」という兵は
ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト」からのアベンジャーズ・サーガに飛び込んでみるのも
おすすめでございますが、途中「シビル・ウォー」などの大イベントをいくつも挟み
かなりの冊数となってまいりますので、追いかける際にはご注意を。

あとは映画やドラマの原案となった作品・・・「アントマン:セカンド・チャンスマン」や
デアデビル:マン・ウィズアウト・フィアー」「ジェシカ・ジョーンズ:エイリアス
ルーク・ケイジ:無慈悲の街」「アイアンマン:エクストリミス」あたりもおすすめですね。
(「シビル・ウォー」の原作と映画の違いを味わうのもいいかも)

あとマーベルの今の屋台骨のひとつは、同じディズニー傘下の「スター・ウォーズ」コミック。
スカイウォーカーの衝撃」「ダース・ベイダー」に始まるエピソード4直後の物語に
エピソード6と7の間を埋める「砕かれた帝国」もSWファンなら見逃せない作品と言えるでしょう。

とりあえずマーベル編はここでひとまとめ。
DCとそれ以外のタイトルについては次回をお楽しみに。


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