サノスとの闘い以降、ヒーロー活動の一線を退き
父親として、恋人として、自叙伝の作者として
穏やかな毎日を送っているアントマン/スコット・ラング。
科学に目覚めた娘・キャシーが量子空間探索用に放った信号が
何者かにキャッチされ、量子空間に飛ばされたスコットたち5人。
脅威の世界である量子空間には、最強の「征服者」が待ち構えていた…
「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」でフェイズ4が終了し、
MCUフェイズ5の始まり、と位置付けられた今作。
次の集合作である「アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ」に向けた
新章開始の1作となっています。
ドラマシリーズ「ロキ」で初登場した、サノスの次なる強敵・カーンが
今作のメインヴィランとなるわけですが、
その「強さ」はサノスとはまた別種のものであり、
おそらく映画をエンドロール後まで見終わったときには
「アベンジャーズどうするんだこれ…?」と思ってしまうことになります。
今回はストーリーがほとんど量子空間で展開することもあり
ルイスたちは未登場というのが寂しくはありますが
コメディが軸になっていることは変わらず、楽しく観られる1本となっております。
そしてシリーズを追っている人にはうれしい(?)再登場も。
フェイズ5、次の作品はGW公開の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ボリューム3」。
こちらはシリーズ完結編となっています(監督がDCスタジオCCOになっちゃったからね…)が
どのようにバトンを繋いで、驚きと感動を与えてくれるのか、も
楽しみに待ちたいと思います。