ここ数日であったこと

整理のため、を兼ねて今日までのことを羅列で書いていきます。

水曜の仕事中に病院から電話がかかり、
「明日話したい事がある」という連絡とともに
父からSMSで「緩和ケアに移行しました」というネタバレが飛んできたわけで。

父は指定難病・間質性肺炎に侵されておりました。
５年生存率が出て11年が経過。
最近は病院のベッドから上体を起こすのにも苦労する、という
そんな状態でありましたが
意識はしっかりとしており、持って行ったiPadでアニメを楽しむ毎日でした。

翌木曜に病院に行き、まずは担当医から現状についての説明。
すでに病はかなり進行しており、持ったとしても今月一杯であり
鎮痛剤を使っての緩和ケアに明日から移行していく、
それに伴い、（病院都合で）個室に移動する、と。

その後本人と面会し、時間が許すかぎりじっくりと話し、
次は月曜に来るよ、と話して退出し、
その日は他の予定を済ませて帰宅、
週2回までの面会で既に月曜にも会っていたので
翌日金曜はオフとして朝から銭湯にでも行こうと思っていました。

念のためマナーモードを切って枕元に置いていた携帯が鳴ったのが午前5時半。
病院から父が危篤状態になったのですぐに来てほしいとのこと。
叔母に電話し、着替えて髭を剃り、到着したのは朝6時でしたが
既に父は心停止しておりました。

当人が（それこそ木曜にも何度も）言っていたので
延命治療は行わず、その時点で死亡が確認されて
一旦父が生前申し込んでいた葬儀社の互助会書類を確認するために戻り、
葬儀社に電話、病院からの遺体を斎場に運ぶ時間を確認し、
再度病院へ。
しばし父との別れを行った後に、斎場へ向かう前に
その時は普通にカジュアルな服装でいたため、喪服に着替えにまた戻ります。

しかしその前にうちには猫と犬がおり、
これから通夜→葬儀となると散歩やごはんに困るということで
犬の夜の散歩をかなり前倒し（昼過ぎ）に行い、猫のごはんは一杯にして
一度シャワーを浴びて着替え。
喪服は2年前に仕立てたもの、シャツもその時期に買っておいたもの、
（首が太いので1枚はユニクロでネットオーダー、1枚は紳士服店で探してもらったもの）
靴はこの間アウトレットで見つけた革靴（フォーマルで履けるデザインのもの）、
時計は姉の義父が亡くなった際のカタログギフトで引き換えた3針モデル。
基本どれも今回が下ろしたてに近いラインナップでした。
あとはバッグにワンマイルウェアを詰めて、斎場へ。
（この時、靴も一足動けるものを持っていくべきでした）

通夜や葬儀の内容についてスタッフと話し合い、
大半の追加注文は断ったものの、納棺前の湯灌に関しては
父も風呂好きだったために依頼しておくことにし、
ここで洗い、メイクしてもらったおかげで
生前のときのような顔で御見送りすることもできました。

通夜も終わり、喪主である僕が斎場に泊まることになったので
叔母たちがいるうちに近所のスーパーで夕飯を買い、
ついでに最寄りのバス停などを確認。
叔母を見送って2時間ほどで遠方にいた姉が到着、
父に挨拶をしてもらい、すこし話してホテルに送り出したのち
ようやく喪服を脱ぎ、風呂に入り、疲れたし朝も早かったから寝よう…
と思っても日付が変わるまで寝付けず、すぐ目が覚め、
寝直しても何度も目が覚めるために結局4時には起きてしまい
犬の散歩と猫のごはんのために部屋着＋革靴で始発のJRで一度帰宅。
最寄り駅から家まで帰るのに慣れない靴で足にダメージを蓄積しつつ
なんとか家までたどり着いたら猫にきつい目でにらまれました。

タクシーで斎場に戻り、葬儀用に再度着替えて
斎場が出してくれた朝食を食べるとさすがに少し眠気が戻ってきたので
学生時代のように机に突っ伏して30分くらい寝て、
しばし叔母や姉と話したのちに葬儀も開始。
父の希望もあって新聞のお悔み欄にも載せず、
友人たちにも知らせないというほぼ密葬ともいえる家族葬でしたが
なんとか式を終えることができました。
当人の希望もあってこの段階で四十九日までの法要を兼ねてもらうことに。

続いて焼いてもらうことになったのですが
焼きあがるまでに叔母たちからこれまで聴いたことのなかった
父の色々な話を聞くうちに、「生前、こういう話を本人から聞くことはなかったな」と
知らなかった側面を知ることになったり、
焼けあがった骨があまりに立派で、骨壺に入れるのに苦労をしたり。

その後は家に戻って祭壇を仏間に作ってもらったのですが、
斎場の人がパーツを忘れて取りに戻ったりで
式が終りきるまで全体的にわちゃわちゃしていました。

その後着替えて着ていた喪服をクリーニングに出しにいったのですが
ジーンズにスニーカーという装備が本当に歩きやすく快適なことを
改めて実感いたしました。

明日も休みにしてもらっていますし、ゆっくり休んで体を回復します。
いつの間にか口内炎が増えてたり記憶があいまいになったりで
かなりダメージも蓄積しているようですし、
諸手続きはやはり連休明けないとできなさそうですので。

いろいろと細かい買い物もあるし
なにより父の退院の荷物片づけないといけないんだよな…。