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ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス

2024-11-01 | 映画

かつてシンビオートたちを生み出し、
シンビオートによって封じられた暗黒神・ヌル。
その封印を解く鍵は、ヴェノムとエディの中に存在していた。

世界の破壊を防ぐための、エディとヴェノムの最後の逃避行が、始まる。

 

前作ラストでMCUの世界に!?と思ったら
冒頭で結局SSUの世界に戻ってきてしまったエディ。
メキシコでも自分のニュースが流れていることを知り、
ニューヨークを目指して旅に出る…というのが今作冒頭。

SSU(ソニースパイダーマンユニバース)の現状としては
「モービウス」がネットミームにされるレベルでこけて、
「マダムウェブ」が話題にもならないレベルでこけ、
「エル・ムエルト」が中止になり、
「クレイヴン・ザ・ハンター」が延期(もうすぐ公開です)、
肝心のスパイダーマンはMCUとの共同管理になるため
SSU側単独で使うことはできず、
唯一調子がいいヴェノムも今作でラスト、ということになります。
そしてこれからの予定も決定しているものは特にはない…はず。
…あれ、ユニバースとしてけっこうまずくない?
(今作のラストに今後への引きがあるにはあるのですが…)

そして今作。
監督が替わり、主演が製作と脚本に関わり、
シリーズ3作目で完結編…というワードの端々に
今まで幾度も見てきたアメコミ映画への不安感が出てくるわけで
「X-MEN」シリーズの2度のダークフェニックスが頭をよぎるわけですが
そこに比べれば普通に楽しめる作品にはなっていた、と思います。

とはいっても、エディとヴェノムという主人公コンビ以外が
全員ぽっと出(二人を除く)であり、
特にこの直近で見ているマーベル映画があの「デッドプール&ウルヴァリン」だったことで
あまりに薄味、というか知らん人が出てきてはやられていく、という
もう少しキャラクターの描き方工夫できたんじゃねえかな、感が。

強くおすすめはできないけれど、
これまでの2作を見てエディとヴェノムのことを好きになっていたら
見た方がいい作品かな、というくらいの位置、でしょうか。

それにしても吹替キャストの役名を全部伏せたプロモーションって
いったい何をやりたかったんだろう…優良誤認?

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